日本共産党山口県議団の視察で、高知県を訪ね、10月23日(水)午後、高知おおとよ製材㈱を視察しました。
視察をした高知おおとよ製材㈱は、昨年1月に設立され、今年8月に工場が完成し、操業が開始されました。
株主は、銘建工業株式会社、高知県森林組合連合会、大豊町、高知県素材生産業協同組合連合会です。
現在、1シフトで、42名の従業員を雇用し、その内35人が地元雇用だということです。
将来は2シフトで、倍の従業員の体制にしたいとの説明を受けました。
製材所の規模としては、四国で一番だとの説明を受けました。
成熟期を迎えた人工林の利用を図るために、この工場が設立されました。
約37億かかった経費(造成費や工場の機械など)は、林野庁や高知県や大豊町の援助を受け賄われています。
工場の視察を行いましたが、発生したチップ等は集められ、木材乾燥ボイラーの熱源として利用されていました。
四国最大規模の製材所である高知おおとよ製材㈱
また、発電施設も設置され、工場内の電力の2割が、このバイオマス発電によって賄われていました。
更に、一部のチップは、製紙会社などに販売されていました。
トータルとして、工場からゴミとして排出される木くずはゼロということでした。
山口県にも成熟期を迎えた人工林を大量に保有しています。
これをどのように生かしていくかは、山口県にとっても大きな課題です。
中山間地域の雇用を確保していく上でも重要な取り組みだと感じました。
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