本日、時田宇部市議と一緒に、琴芝県営住宅のバリアフリー対応住宅を視察しました。
時田市議の調査で、宇部市に、20名を越える障害者向け住宅の待機者がいることが判明しました。
市として今後、障がい者向け住宅を整備する計画がないということで県営住宅としての対応を調査していました。
私は先日、県住宅課から説明を受けました。
県住宅課は、「公営住宅のユニバーサルデザイン化をすすめている。その結果、障がい者入居可能県営住宅が51%に及ぶ」と説明しました。
この結果を、NPO法人きょう・生代表理事の野村和志さんにお伝えしました。
野村さんは、車いす障がい者にとって、①間口が80センチ以上なければいけない。②トイレも十分な広さが必要。③風呂の床と浴槽の高さの差は5センチ程度が望ましいということでした。
今日の視察は、県営住宅のバリアフリー対応住宅が野村さんの指摘をクリア―するものになっているか検証するために行いました。
まず、住宅の入口です。
間口は、76センチしかなく、車いすに乗ったままの通過は狭すぎるよう幅です。
車いす障がい者の方にとっては入りにくい玄関
次にトイレです。入口の幅が約70センチしかありません。
また、84センチ×175センチの部屋に便器がある間取りでしたが、車いすでの回転などは困難な面積でした。
車いす障がい者には狭すぎるトイレ
次に風呂です。入口の幅は68センチ。浴槽の高さが48センチ。
野村さんの指摘がクリアー出来るものではありませんでした。
車いす障がい者にとっては高すぎる浴槽
対応していただいた県の職員の方の説明によると、実際に障がい者の方の入居が決まれば、必要な改修は行うとのことでした。
バリアフリー住宅としては申し分のないものだと思います。
しかし、冒頭指摘した待機者がいる状況ですので、団地に数世帯を、車いす障がい者の方が利用できるように整備すべきではなかと感じました。
他県での対応についても調査を続けたいと思います。
身体障がい者の皆さん、取り分け車いすで移動されている皆さん、公営住宅の整備についてどのようなご意見をお持ちでしょうか。
お考えをお聞かせください。
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