本日、宇部市西岐波萩原団地で「県政・市政報告会」が行われました。
私と荒川市議・五島市議補選候補がそれぞれ訴えました。
私は、県議会報告の中で、豚インフルエンザ対策問題を報告しました。
28日、日本共産党県議団が申し入れを行った段階では、WHOが「フェーズ4」と定め、県は、健康福祉部長を本部長とする「県新型インフルエンザ対策推進本部」を立ち上げました。
今日、WHOは、「フェーズ5」と定めました。これに伴い、県は、知事を本部長とする「県危機管理対策本部」を立ち上げました。
「フェーズ5」は、「パンデミック」(世界的な大流行・フェーズ6)の一歩前です。
毒性が強い鳥インフルエンザについて政府がおこなった予測では、世界的な大流行の場合、日本国内だけでも3200万人が発病し、最大で64万人が死亡すると言われています。
今回の豚インフルエンザのウイルスの毒性はそれより弱いとの見方もありますが、大きな被害が出ることを想定して万全を期さなければなりません。
昨日の読売新聞の「編集手帳」に教訓的な記事がありました。
夏目漱石「吾輩は猫である」の一部です。「主人の苦沙弥(くしゃみ)千世が猫の写生をしている。尿意を催した猫が座を立ちかけるや、先生は「この馬鹿野郎」と怒鳴りつけた」
「猫の独白がある〈少し人間より強いものが出て来ていじめてやらなくてはこの先どこまで増長するうか分からない〉と」
「編集手帳」作者は、「新型インフルエンザ」問題について、「各国の水際作戦を奏功に導くためにも、すべての国が『人類』というユニホームを着て緊密な情報交換を急がねばならない」と書いています。
最後に「〈少し人間より強いもの〉の好きにさせるわけにはいかない」と結んでいます。
名前のない猫の危惧が杞憂で終わるように、人類が力を尽くして「豚インフルエンザ」を乗り越えるときです。
萩原団地集会所で県政報告を行う私
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