議員日誌

県立こころの医療センター開院式に参加

 県立こころの医療センター開院式に参加しました。入院棟は、18年度末に開設しましたが、外来棟が9月から開設されることに伴い、本日の開院式となりました。

 私は、市議会議員の時代に、当時の静和荘に入院された方から見舞いに来てほしいと言われ、行った時の強烈な印象を忘れることが出来ません。正直に申し上げて陰鬱な印象を受けました。

 しかし、本日開院した病院は、光に満ち溢れた開放的な施設でした。この間の、精神医療の発展の度合いを示すようでした。外来棟では、従来のアルコール依存症外来に加え、10月から思春期、老年期外来も開設されるようです。県立こころの医療センターが名前に相応しく、県民のこころの拠り所として発展していくことを切に望みます。

 国の「公立病院改革ガイドライン」に基づき、山口県は、県立病院改革プラン策定検討懇話会を設置し、「県立病院改革プラン」を今年度中に策定するために作業を進めています。改革プランの中には、「新たな経営形態への移行計画」が含まれます。具体的には、地方独立行政法人化や指定管理者への委託などへの検討が強いられます。私は、こころの医療センターが今後も公的責任を発揮できるように県立病院としての存続を切に望みます。

 精神障害を抱えた患者さんの生活と医療の確保なしには、病院の発展も有り得ません。様々な軽減策があるとはいえ、障害者自立支援法の導入によって精神障害者の医療や福祉の負担が増えました。精神障害者の方々が安心して医療や福祉を受けることが出来る県づくりをすすめるというソフト事業とこころの医療センター新設というハード事業が両輪となって、はじめて、県民の充足は生まれるのだと思います。

 私は、来月、宇部市の精神障害者家族会の旅行に参加します。生の声を多く聞かせていただいて、今後の県政に生かす発言を行っていきたいと思います。

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