議員日誌

山口県酪と県医師会と懇談しました。

 今日は、吉田貞好党山口県国会議員団事務所長と一緒に、県内の二つの団体の役員の方々と懇談しました。

 まず、午前中は、山口県酪農農業協同組合の方々と懇談を行いました。飼料価格高騰は大変な勢いであることが分かりました。懇談の中で、中国地区の流通飼料価格の高騰の状況を示す資料をいただきました。そのデータを見ると、流通飼料の平成20年度の見込み価格は、平成17年を100とすると128と大幅に高騰していることが分かります。また、実搾乳量ベースでの1キロあたりの流通飼料のH20年度見込みの増加額は、H17年度対比で、+11.07円と大幅に高騰していました。この間、加工原料乳生産者補給金が1キロ当たり1円値上げされましたが、とても飼料高騰の赤字を補えるものではなかったようです。しかし、中々、乳価に転嫁できないジレンマをお聞きしました。そして、現行の配合飼料安定制度は、1年前の価格と比較して増加分を補てんするものですが、今日の価格高騰に即応した制度に改善されるようにしてほしいという要望が出されました。

 また、配合飼料価格の上昇に対応して、畜産経営に対する飼料購入に要する資金の融通を行うことを目的に創設された「家畜飼料特別支援資金融通事業」の融資実績がほとんどない実情が語られました。せっかくのこの制度が、農家を助ける制度になるように改善を図ってほしいという要望も出されました。

 更に、学校給食用牛乳供給価格が、全国的に見て山口県は低すぎるという指摘を受けました。

 これらの要望や指摘に対して、今後十分な調査を行いながら、私は、必要な発言を関係機関に行っていきたいと思います。

 午後は、県医師会の方々と懇談を行いました。県医師会からは、後期高齢者医療制度の見直しを求める決議が採択され、国や県に決議の趣旨を伝えたことが報告されました。

 懇談の中で、日本のGDPに対する医療費の割合の低さが語られました。医療費の財源が問題になるが、日本もGDPに対して、OECD諸国並に医療費を支出すると国民本位の医療は実現できることが共通して出されました。

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山口県酪農農業協同組合の役員の方々との懇談

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    山口県医師会の職員の方々との懇談

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