先月25日に雇用問題での補正よさんを審議する臨時議会
直接雇用と住宅拡充求める
藤本県議が議案質疑行う
藤本県議は、先月二十五日、雇用対策のための補正予算を審議する臨時議会が行われ、議案質疑を行いました。
山口県は、離職した労働者を雇用した企業を対象に、道路・河川の清掃や繁茂竹林の伐採などの業務を発注する再就職支援対策に取り組みます。
藤本県議は、この対策を評価しつつ、離職者を臨時職員として直接雇用する取組が広がっていることをあげ、山口県も直接雇用に乗り出すべきだと迫りました。三好総務部長は、来年度以降、可能な取組について検討したいと答えました。
山口県は、住居を失った労働者に、県営住宅七十二戸を提供することを決めました。
藤本県議は、この制度を評価しつつ、県職員公舎や教職員住宅の活用も検討すべきと求めました。三好総務部長は、「県営住宅などが不足する場合には、入居可能な職員公舎等を一時的に提供する」と答えました。
議案質疑を行う私
恩田ふれあいセンターに信号機
藤本県議が岡本市議とともに、設置を求めていた市道神原町・草江線と市道草江・五十目山線の交差点(恩田ふれあいセンター横)に信号機が、設置されました。経費は約四五〇万円で先月十八日に設置されました。
信号機が設置された恩田ふれあいセンター横
12月県議会報告シリーズ③
ムダな道路建設の見直し急げ
藤本県議は、国交省が公表した「道路中期計画」の骨子で「将来の交通量は減少し、現行の費用対便益(B/C)は二~三割小さくなる」とし、「B/Cの効果が少ない場合、現道の活用など抜本的な見直し行う」としていることを指摘。小郡萩道路の延伸や第二関門橋など今後計画されている地域高規格道路の整備方針はおおもとから見直すべきだと迫りました。
藤本県議は、宇部湾岸線の建設地に生息する絶滅危惧種のヒヌマイトトンボについて、代替地では、H十八年七月には、一九八八匹いたトンボの生息が、今年度の調査では、四百六十六匹に激減していることを指摘し、希少なトンボが絶滅しないような対策を講じるよう求めました。柳橋土木建築部長は、「引き続き代替地の整備と草地の創出を行うとともに、必要が生じれば対策を講じる」と答えました。
一気
県内で建設業を営んでいるA社から相談を受けました。A社は、二次下請けに入っていましたが、一次下請けのB社が、会社更生法の申請を行い、代金の一部が入金されませんでした。建設業法四十一条に「下請け業者への支払いが遅滞した場合、元請けが、立替払い出来る」規定があります。私は、この規定を生かし、A社に、未払い代金が支払われるように元請けのC社が立替払いをするよう働きかけを行ってきました▼今回のケース、元請けのC社は国から特定建設業者の許可を得ていました。許可を出した国土交通省には、未払い金の立替払いを元請けが行うように勧告できるとの規定も建設業法にあります▼私は、国会議員事務所を通じてA社へ未払い代金が支払われるよう国が元請けのC社に働きけを行うように要請してほしいとお願いしました。
本日、山口県商工団体連合会(県商連)が二井知事に提出した「中小企業の営業とくらしを守るための緊急要望書」に対する交渉が行われ参加しました。
様々な県商連の要望の中で、「中小建設業者への公共事業発注をふやし、建設業者の経営を守るために」との項目に絞って報告したいと思います。この項目の第一は「大型公共事業偏重から地域住民の要求に根ざした事業優先にきりかえ、地元中小建設業者に優先的に発注する」です。
この要望に対して県は、「分離分割発注を増やすなど地元業者に仕事が行くような努力を行っている」と答えました。参加者から、「小中学校の耐震化工事を集中して行うなど、更に、生活密着型の公共事業を増やし、地元業者に仕事を回すべきだ」との意見が出されました。
第二は、「小規模修繕契約希望者登録制度と住宅リフォーム助成制度を県でつくる」です。この要望に対して県は、小規模修繕契約希望者登録制度も住宅リフォーム助成制度の創設については言及しませんでした。参加者から「小規模修繕契約希望者登録制度は、全国357自治体で実施されている。都道府県では、鳥取県で実施されている。住宅リフォーム助成制度は、76自治体で実施されている。都道府県では新潟県で実施されている。」ことが報告されました。私は、県に鳥取県や新潟県での制度の内容についての調査を求め、担当者は調査を約束しました。
第三は、「建設業許可の手続きを簡素化する。同業者の証明を尊重する。申請手数料を引き上げる。」です。この要望に対して参加者から「2年くらい前から急に、建設業許可の提出書類が増えてきた。特に、10年間の実務経験について、これまでは、同業者の証明でよかったものが、最近ではその証明では受け付けられなくなった。」との意見が出されました。
県の担当者は、「国の施工規則に基づき、過去も現在も同じ態度だ。」と強調しましたが、議論は平行線になりました。私は、「過去10年の実務経験を自らの資料で証明出来ない場合、他県では、同業者の証明を資料として認めているのかどうか調査をすべき」と発言し、県担当者は、調査を約束しました。
県内の中小建設業者は、今日大変な状況です。その状況が少しは改善されるよう私は、引き続いて、県の姿勢を問いただしていきたいと思います。
県商連と山口県との交渉(前列右端が私)
テレビでドラマを観る機会も少なくなってきましたが、昨日は、城山三郎原作のドラマ「そうか、君はもういないのか」を最後まで観ました。
城山さんの小説の中では、私は、「指揮官たちの特攻~幸福は花びらのごとく~」に一番の感銘を受けました。作家自身の体験も踏まえた戦争を憎む想いが強く感じられる作品でした。
ドラマは、城山の妻の最後を夫婦がどう過ごすかが描かれていると同時に、夫婦の歴史がオーバーラップして映し出されていました。天真爛漫な妻役を富司純子が好演していました。やはり、富司の演技は天下一品です。
今日、原作を買って半分読みました。原作にはなぜ城山三郎というペンネームになったかが書かれてありました。城山は結婚して、商店を営む実家で暮らしていましたが、はじめて、実家から出て新しい家族で住み始めた所が、織田信長の出城があった所で通称「城山」と呼ばれていた。3月に引っ越したので、城山三郎にしたそうです。
城山が妻との出会う場面はとても面白いものです。まさに奇跡です。しかし、私も含めて、夫婦の出会いとはそれも奇跡なのでしょう。城山は本の中で、妻を「五十億の中でただ一人『おい』と呼べるおまえ」と書いています。
原作を私が読んだら妻にプレゼントしようと思います。そして、どちらが、先に逝っても「そうか、もう君はいないのか」と思えるような夫婦でありたいと思います。
今日は、10時30分から日本共産党宇部市東部後援会の新春のつどいに参加しました。30名を超える参加者に元気をいただきました。
午後から、吉田比例代表予定候補と市内5ヶ所で街頭宣伝を行いました。夕方に近づくにしたがって気温は下がるし、雨は降ってくるしで大変でしたが、多くの方に声援をいただきました。
最後の街頭宣伝場所では、20代の青年が演説の最後までじっくり聴いてくれる姿がありました。対話していると、「私は、病気療養中。」との返事でした。名刺を渡しで「困ったことがあったら連絡下さい。」と言って別れました。
今日の朝日新聞では、1面と2面に日本共産党が大きく取り上げられていました。「小選挙区制度導入後、自民、民主の二大政党制が進んだ。しかし、『働く貧困層』のような新たな課題、地域固有の切実な問題に、政治はこたえきれていない。」「がけっぷちに立たされ、声を上げるしかない状況に追い込まれた時の足がかりとして、全国に約2万2千の支部を置く経山頂やNPOのドアがノックされている。」と今朝の朝日新聞は報道しました。
午前中の後援会のつどいでは、最初に、昨年の党創立記念講演会での志位委員長の訴えのビデオを観ました。志位委員長は、講演の中で、宮本元議長の著書を引用して「(党員の生き方は、)生きる事への不当な妨害に頭を下げないことだ」と語りました。
幸い、現在は、頭を下げないことで、投獄されたり、拷問を受けたり、虐殺されたりすることはありません。しかし、生きることへの不当な妨害は広がっています。そのことへ頭を下げず、社会的連帯で、打開をしていく決意を新たにした今日でした。
フジグラン宇部前で街頭宣伝をする吉田氏と私
昨年末から佐々木譲を読んでいます。最初は、「笑う警官」。正月休みで読み終えました。そして、この前出張で行った東京の行き帰りで「警察庁から来た男」を読み終えました。今、道警シリーズ最新刊の「警官の紋章」を読んでいます。
佐々木譲さんの本は前から読んでみたいと思いながらチャンスがありませんでした。佐々木さんの道警シリーズがベストセラーになっていると聞き、手に取りましたが、読み応え十分です。ストーリーの面白さと同時に、警察の内部の問題に鋭く切り込んだテーマが唸らせます。
「笑う警察」は、裏金問題で、県議会の百条委員会に臨む警官を取り巻く物語です。「警察庁から来た男」も警察庁から道警に来た監察官が道警に潜む重大問題を暴く物語です。
更に、「笑う警察」は、映画化が決まりました。今年の秋に上映の予定です。主人公の佐伯は、大森南朋が演じます。百条委員会に望む津久井は、宮迫博之が演じます。映画「笑う警察」も今から楽しみです。
「警官の紋章」の次は。「2008年版このミステリーがすごい!」で1位に選ばれた「警官の血」を読もうと思っています。この作品は、テレビでドラマ化の予定です。このドラマも楽しみです。