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これだけフッキン

 50歳を過ぎると体にあちこちガタがきます。

 背中の周りに疲れが溜まってきました。

 そこで、今、プロトレーナーの中村勝美さんによる「1日1回の腹筋でお腹を凹ませる方法」という本を読んでいます。

 この本の中に、3人の例が出てきますが、私は辺見くんのケースに該当します。

 この本で、まず取り上げているのが姿勢です。

 猫背が体全体のバランスを崩す原因になっているとの指摘は私にぴったり。

 「人間の身体は、『上半身は開き、下半身は閉じている』というのが理想的な姿勢です。」というのは私にぴったりの言葉です。

 私は、スロージョギングを2013年3月から続けています。

 といっても、最近は、ジョギングがウォーキングになっていました。

 今朝は、上半身を開き、下半身を閉じることを意識してみました。

 そうすれば、数カ月ぶりに、ジョギングで、いつものコースを走りきることができました。

 ここ数カ月は、猫背でとぼとぼ歩ていたのです。

 猫背は、肩甲骨の可動域も狭め、肩や首や腕の凝りにつながります。

 そして、体のサビを落とすことの必要性が書かれています。

 四つん這いになって、猫と牛のポーズを取ります。

 肩甲骨と股関節の周りの可動域を広げるストレッチをします。

 足の指の運動も大切です。

 次に、「これだけフッキン」

 寝た姿勢で、お腹を凹まして首と背中を床から上げていきます。

 これを毎日続けます。

 というのがこの本の概略です。

 色々な体操を試してみては、継続できない私ですが、「これだけフッキン」を続けてみようと思います。

 体力の衰えに逆らうことは出来ませんが、少しづつ、体操と運動を継続して、快適な生活を送りたいと思います。

 まずは、上半身を開くことと、お腹を凹ますことを意識して、一日一回のフッキンを継続していきたいと思います。

 プロトレーナーの中村勝美さんの理論はとても分かりやすく、よく理解できます。

 皆さんの健康法をお教え下さい。

  

 

 

学校や高齢者施設1/3超 浸水・土砂警戒域

 19日付読売新聞は、「災害時に避難の手助けが必要な高齢者や子どもが利用する『要配慮者利用施設』について、九州北部の豪雨で被災した福岡県朝倉市と大分県日田市の計154施設のうち、3分の1以上にわたる55施設が浸水想定区域や土砂災害警戒区域に立地していることが分かった。6月施行の改正水防法では、両区域内の施設に利用者の安全確保のための計画策定などを義務付けており、国は今後の台風シーズンに向け、計画策定を急ぐように求めている。」「国土交通省によると、昨年3月時点で両区域内にある全国3万1208施設のうち、計画を設けたり、避難訓練を実施したりした施設は2%にとどまった。朝倉市、東峰村、日田市ではゼロだった。水防法の改正はは、昨年8月の台風10号に伴う豪雨被害で、岩手県岩泉町の認知症グループホームの入所者9人が犠牲となったのがきっかけとなった。国交省は、2021年までの全施設での計画策定を目標としており、『今後も豪雨災害が相次ぐ恐れがある。高齢者や子どもたちが逃げ遅れることがないよう、計画策定を進めてほしい』としている。」と報道しました。

 私は、平成25年8月の臨時議会で、7月28日の萩市・山口市を中心にした豪雨災害について質問しました。

 この中で私は、「甚大な被害を受けた特別養護老人ホーム阿北苑の現場に立ち、人的被害がなかったことはまさに奇跡だと私痛感いたしました。阿北苑での災害は、2009年の特別養護老人ホーム、ライフケア高砂の災害に続く大規模なものでありました。今回の災害を受けて、改めて洪水・土砂災害ハザードマップの危険区域内にある施設を始め、全ての施設の福祉・医療施設での県「福祉・医療施設防災マニュアル作成指針」に基づくマニュアルの点検を行うべきでありますが、お尋ねします。」と質問しました。

 当時の渡邉健康福祉部長は、「このたびの災害は、『これまで経験のない記録的な大雨』であり、県といたしましては、福祉・医療施設に対し、こうした災害にも適切に対応できるよう、早急に現在のマニュアルの再検討を指示するとともに、指導監査や医療監視等を通じて確認の上、必要に応じて指導してまいります。」と答えました。

 今日的には、読売新聞にあるように、水防法の改正によって、浸水想定区域や土砂災害警戒区域にある「要配慮者利用施設」は、避難先の確保や避難できない場合は必要な物資を備蓄することなどを盛り込んだ計画を2021年までに作成し、防災訓練を実施しなければなりません。

 全国で計画策定や訓練実施施設が2%ですから、山口県内での対応はこれからだと思います。

 今回の九州北部豪雨災害を受けて、過去2度も特別養護老人ホームが甚大な被害を受けた山口県として、両区域内にある「要配慮者利用施設」で計画策定や訓練実施が早急に実行されることを強く望みます。

 そのためには、国土交通省と山口県の福祉・教育部局が連携して「要配慮者利用施設」を支援する体制を急いで構築していくことが求められています。

 九州北部豪雨災害の教訓を山口県で最大限に生かしていくことが必要です。

 皆さんは、九州北部豪雨災害を受けて生かすべき教訓は何だとお考えですか。お教え下さい。

防衛相日報隠蔽を了承か

 昨日、中国新聞は、「南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報を破棄したとしながら陸上自衛隊が保管していた問題で、稲田朋美防衛相が2月行われた防衛省最高幹部による緊急会議で、保管の事実を非開示とするとの方針を幹部か伝えられ、了承していたことが分かった。」「稲田氏はその後の国会で、一連の経過の報告を受けていないとし『改めるべき隠蔽体質があれば私の責任で改善していきたい』と答弁。国会でも虚偽の説明をしたことになり、防衛相辞任を求める声が強まり、安倍晋三首相も任命責任を問われるのは確実だ。」などと報じました。

 私は、6月25日、うべ憲法共同センターの学習会で、昨年9月30日に、防衛省に情報公開請求したジャーナリストの布施祐仁さんのお話しをお聞きしました。

 布施さんの情報公開請求に対して、防衛省は、12月2日、陸自は日報の文書もデータも既に廃棄したとして不開示を決定しました。ところが、その後、陸海空自衛隊をまとめる統合幕僚監部内で日報のデータを見つけたとして、今年2月7日に一部が講評されました。

 一方で、3月に入りNHKなどの報道で、統幕だけでなく、陸自でもデータを保管していたことが1月中旬に判明し、既に廃棄していたという従来の説明と矛盾するため、2月にデータを消去していたことが発覚しました。これを受け、稲田氏は事実解明のため、元検事長を責任者とする特別防衛監察の実施を表明しました。しかし、それから4カ月がたつ今も監察結果は出されていません。

 布施さんは、6月25日の宇部市の学習会で、昨年7月16日の最初の情報公開請求の時点で日報は隠ぺいされていた事実を報告しました。今年5月29日のFNNの報道で、「中央即応集団の担当者が『日報』のデータが残っていることを確認して、上司に報告したところ、上司は『バカ正直に出せばいいってもんじゃない』などと叱責し、『日報』は開示しないよう命じたという。これを受け、担当者は、陸上幕僚監部に『日報は、個人保管の資料で、開示すべき行政文書に該当しない』と説明し、陸上幕僚監部も了承されたため、2016年9月中旬、『日報』以外の文書だけが請求者に公開された」と報じました。

 日報データを陸自が保管していた問題は、2月14日の衆議院予算委員会で、日本共産党の笠井亮政策委員長が追及していました。陸自内の日報データの存在について対応を協議した緊急幹部会が開かれたのは翌15日で、公開する必要がないとの結論に稲田氏も異議を唱えず、了承したと報じられています。その方針を受け陸自内のデータを消した可能性もあります。

 稲田氏は、日報について陸自内では「用済み後廃棄」となっていると繰り返し国会答弁していました。加えて、統幕で日報のデータが見つかったのは稲田氏が再検索をジシしたからだと、自らの『指導性』を強調していました。

 しかし、陸自のデータ保管を知っていた上、その事実を隠すことを了承していたとなれば、指導性どころか、防衛省・自衛隊の組織的な隠蔽に加担し、虚偽の答弁を意図的にしていたことになります。

 稲田氏は、東京都議選で自民党候補の応援で「防衛省・自衛隊としてもお願いしたい」と呼びかけ、野党から罷免を求められています。それに加えて、今回の問題です。安倍首相は内閣改造を待たずに、稲田大臣を即刻辞任させるべきです。

 稲田氏が、日報隠蔽を了承していたとの報道がなされました。

 この問題を皆さんはどうお考えですか。

図書館の魔女

 異世界ファンタジーの大作に久々に出会いました。

 TSUTAYAの特設コーナーを観て、昨日から読み始めています。

 1巻の裏表紙を引用しましょう。

 「鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす『高い塔の魔女』マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言葉を操って策を巡らせるがゆえ、『魔女』と恐れられる彼女は、自分の声を持たないうら若き少女だった。」

 今、私が読んだのは、1巻の120ページのあたりです。キリヒトがマツリカに出会った場面です。

 「図書館の魔女」という異世界の入り口に立って、キリヒトと一緒に図書館の内部を眺めているような感じです。

 「図書館の魔女」という超弩級異世界ファンタジーの世界をこの夏、堪能したいと思います。

 高田大介さんの「図書館の魔女」シリーズは、現在までに「図書館の魔女」が文庫本4巻、「図書館の魔女-烏の伝言-」文庫上下巻が発行されています。そして、今年中に、「図書館の魔女-霆ける塔-」が単行本として刊行される予定です。

 現在までにシリーズ32万部のヒットとなっています。

 文芸評論家の北上次郎さんは「なんなんだこれは。読みながらころほど楽しい小説は久々だった。」と評しています。

 大いに期待して読み進めたいと思います。

 日本の異世界ファンタジーとして30代の頃読んだのが、小野不由美さんの「十二国記」シリーズでした。

 そして、最近読んだ異世界ファンタジーは、阿部智里さんの「八咫烏」シリーズです。

 「図書館の魔女」シリーズの高田大介さんは、早稲田大学や東京芸術大学などで、言語学などを教えた研究者でもあります。

 研究者出身では、上橋菜穂子さんがこの世界では有名です。

 高田さんは、「図書館の魔女」で、第45回メフィスト賞を受賞。

 高田さんは、これからどのような物語を紡いでいくのかとても楽しみです。

 NHKでは、今、上橋菜穂子さんの「精霊の狩り人」のドラマを放映していますが、その次あたりに、ドラマで「図書館の魔女」を観たいと思うのは私だけではないと思います。

 また、1巻の120ページを読んだだけで、これだけの想いを広げてしまう大作であることはご理解いただきたいと思います。

 とにもかくにもこの物語の続きを読み進めていきたいと思います。 

 既に「図書館の魔女」の世界を理解しておられる先輩諸氏。この物語の魅力を是非、お教え下さい。

 

モモ

 ミヒャエル・エンデの「モモ」を再読しました。

 30年ぶりに読み直して、労働者が置かれている状況や子どもたちの置かれている状況を鋭く描いた名著であることを再認識しました。

 1991年に出版された「現代資本主義と『資本論』」にこう書いてあります。

 「1985年の我が国製造業法人企業生産労働者は、811万人であった。つまり、月平均でこれだけの数の労働力商品が製造業の生産要素として購買され消費されていた。労働時間は週47.3時間、年間2466時間である。生産過程でこれだけの労働時間が支出され、それ相当の価値が形成された。他方、生産労働者の家計で費やされた生活用品、サービス生産に投ぜられた労働時間は労働者一人当たり年間918時間(週換算17.6時間)であった。つまり、資本家は918時間分の価値を支払って労働力を購入(労働者を雇い入れ)する。ついでその労働力を消費して(労働者を働かせて)2466時間の労働をひきだし、それ相当の価値を獲得する。労働時間表示で918の価値が3倍の2466に増殖した。増加分の1548時間の労働が形成した価値が剰余価値にほかならない。2466時間働く労働者は労働力の販売で獲得した貨幣(賃金)で918時間分の生産物は自由にできるが、1548時間分は資本家のものである。これが資本制的搾取の仕組みである。」

 「モモ」に出てくる時間泥棒は、この資本制的搾取の仕組みを分かりやすく表現した物語だと読みました。

 13日、安倍首相は、連合の神津里季生会長の要請を受けて「残業代ゼロ」法案を一部修正して、秋の臨時国会で法案成立をねらう姿勢です。

 「残業代ゼロ制度」は、一定の専門職について労働時間規制を外し、残業代も払わなくてもすむ制度です。「残業代ゼロ・過労死促進法案」と批判されています。

 連合が示した修正案では、高度ププロフェッショナル制度を導入するさい、「104日の休日」付与を義務付けた上で、4つの「健康管理対策」から一つを選択させるといいます。しかし、104日の休日とは、週休2日になっても、あとは祝日も盆も正月も関係なく24時間働かせることが可能です。過労死の危険は変わりません。

 健康管理対策には「労働時間の上限」がありますが、残業は過労死ラインの月100時間を超えなければよいという緩い水準です。

 いすれにしても、「残業代ゼロ」法案は、資本制的搾取を強める法案に変わりはありません。

 労働法制の緩和ではなく、強化が今こそ求められています。

 日本共産党は、第27回党大会決議で「8時間働けばふつうに暮らせる社会」への働き方改革を提案しています。

 青年向けの冊子「JCPマガジン」に「8時間は『仕事』、8時間は『自由』、8時間は『休息』-1日8時間働いたら、そのあとの時間は、遊んでもいい、寝てもいい、なんでも自由につかえる。こんな人間らしい生活の実現を目指します。理想論では?いいえ、世界ではすでに現実になっている地域もあります。日本でも政治を変えれば、実行可能です。」と書いています。

 しんぶん赤旗日刊紙15日付けは、「2017年3月期決算(16年度)の上場企業で1億円以上の報酬を得た役員が457人(222社)にのぼり、過去最高を更新したとが分かりました。」「安倍政権のもとで法外な役員報酬が年々増える一方、労働者の賃金が伸び悩んでいます。」と報じました。

 資本制的搾取された利益が役員報酬の引き上げ内部留保にされています。この一部を労働者の賃上げと時間短縮にあてれば、「8時間働けばふつうに暮らせる社会」は実現できます。

 モモは盗まれた時間を解放するために力を尽くします。

 現在の日本における「モモ」は、野党と市民の共闘だと思います。

 その中で、日本共産党のしっかり役割を発揮していくと求められていると思います。

 「モモ」を再読して大いに励まされた今日この頃です。

 奪われた労働時間を取り戻し、人間らしい生活ができる社会を実現していきましょう。

 「モモ」の感想をお聞かせ下さい。

 

 

国政・市政報告会

 昨日、宇部市萩原市営住宅集会所で「国政・市政報告会」を行いました。

 約30名の皆さんが参加されました。

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萩原市営住宅集会所で行われた国政市政報告会

 荒川宇部市議が市議会報告を行い、私が国政の報告を行いました。

 私が訴えた要旨は以下の通りです。

・・・

 三きわ後援会の皆さん、衆議院山口3区の候補者藤本一規です。

 先程、東京都議選の結果を受けた街頭宣伝のDVDを観ていただきました。私は、6月18日から東京都議選の応援に行きました。駅を降りると、都民ファーストの候補がビラを配っています。公明党のポスターは、都民ファーストの緑をバックに、小池知事と山口代表と候補者が連名です。公明党の節操のなさと必死さを感じました。私が行った街頭宣伝50回の内、2回、「うるさい」と抗議を受けました。首都東京の激変を実感しました。
 資料1の通り、日本共産党は、8議席から17議席へ19議席へと2回連続の議席増。32年ぶりです。得票も19万票増です。自民党は、59議席から23議席です。さあ、総選挙です。解散総選挙を実現しましょう。
日本共産党は、総選挙で、衆議院の「改憲勢力3分の2体制」を打破し、自公を少数に追い込み、安倍政権の打倒を目指します。比例代表での躍進が必要です。中国比例では、大平さんと垣内さんの二議席確保を実現したいと思います。比例代表選挙は日本共産党に大きなご支援をお願いします。
山口3区の河村建夫元官房長官は、資料2の通り、秘書に暴行・暴言をあびせた豊田真由子議員の問題で「あれはたまたま彼女が女性だから、あんな男の代議士なんかいっぱいいる。あんなもんじゃすまない」と擁護する発言を行いました。河村氏は、後にこの発言を訂正、取り消ししましたが、パワハラを擁護する議員を引き続き選ぶわけにはいきません。
資料3を観て下さい。安倍首相は、8月上旬に内閣改造で政権浮揚を狙っていますが、内閣改造など小手先でなんとかなる状況ではありません。安倍首相本人を「改造」しなければ政治は変わりません。
志位委員長が訴えた3つ提起を中心に今の政治を観ていきます。
第一は、臨時国会の開催です。
学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐり、衆参両院で10日、閉会中審査が行われました。参考人として出席した前川喜平・前文部科学事務次官は、「背景に首相官邸の動きがあった」などと証言しました。前川さんは、昨年9月上旬に和泉首相補佐官に呼び出されて「『総理は自分の口から言えないから私が代わって言う』などどと」言われ、加計学園の獣医学部開設を急ぐように指示されたと証言しました。この事実だけとっても、安倍首相のこの問題での関与は明らかです。安倍首相が出席して閉会中の審議が行われるようですが、これでは不十分です。
憲法53条には、「いずれかの議院の総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は、その招集を決定しなければならない。」とされています。衆議院の定数は475です。野党4党の国会議員の数は120名です。4分の1以上の国会議員の要望を無視する安倍首相は憲法違反です。
そして、参考人ではなく証人喚問をすべきです。前川さんが指摘した和泉首相補佐官、そして安倍昭恵さんを証人喚問に読んで疑惑の解明を徹底して行おうではありませんか。臨時国会を直ちに開くべきです。
第二は、自民党の候補者の応援を「自衛隊としてもお願いする」と発言した稲田大臣を直ちに罷免することです。
資料4を見て下さい。本願寺新報に、中国新聞主幹の佐保田信作さんが沖縄の「鉄血勤皇隊」のことを書いておられました。
沖縄県では、敗戦の年になってすぐに、「鉄血勤皇隊」が結成され、10代の男女の学徒が戦場に駆り出され、多くの犠牲が出ました。しかし、日本で正式に、10代の学徒を戦闘要員として戦場に動員できる法律「義勇兵役法」が出来たのは6月22日だったのです。つまり沖縄ではその義勇兵役法の裏付けもないのに軍命だけで学徒が戦場に駆り出されていたのです。この事実は、軍部が行政・立法を超えた重大な出来事だと思います。
憲法15条は「すべての公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」と規定しています。公職選挙法は公務員が「その地位を利用して選挙運動をすることができない」と定めています。自衛隊法では、自衛隊員の政治的行為が厳しく制限され、同法施工令で「地方公共団体の議会の議員」選挙において「特定の候補者を支持する」ため「公私の影響力を利用する」ことが禁じられています。
稲田大臣を罷免できない安倍首相も同じ考えだということになります。第三は、憲法9条改定問題です。
「憲法9条に自衛隊を明記し、2020年までに憲法改定を施行する」と安倍首相は、5月3日、憲法9条の改訂を表明し、自民党は11月にも国会に改憲案を提出すると改憲につきすすんでいます。
9条1項、2項は変えず、3項をくわえ、自衛隊を明記する。という首相の提案は、自衛隊の追認にとどまりません。歴代自民党政権が「できない」としてきた集団的自衛権の行使を認め、安保法制=戦争法をつくったうえに、3項をくわえることで、無制限な海外派兵に可能にし、2項を空文化することが一番の狙いです。
「手塚治虫傑作集『戦争と日本人』」があります。手塚さんは、約50年前に「悪魔の開幕」という漫画を描いています。「丹波首相は自衛隊をはっきり軍隊といいきり・・・国民のすべての反対をおしきって憲法を改正しえてしまった この3年間国民の反対運動はことごとく鎮圧されてしまった!何万人かが官権に殺され罪を被せられた」
手塚さんは、1928年、昭和3年生まれです。「ガラスの地球を救え」の中で、「戦争で負った心の傷も、肉体の傷以上に深く、到底いやしきれるものではありません。こんなことも、もうぼくらの世代で永遠に打ち止めにしたいと、切に願います。」と書いています。
資料3にある通り、上智大学の中野晃一さんは、今の安倍政権は、「手負いの獣」だと表現されています。「追い詰められてますます危険な政治を作りだしている」国民のすべての反対を押し切って安倍さんに憲法改悪を許してなりません。
この安倍9条改憲にも都議選で「ノー」の審判が下りました。総選挙で日本共産党を躍進させ、安倍改憲をストップさせましょう。
最後に、嬉しいニュースをお届けしたいと思います。(資料5)
 国連会議は、核兵器禁止条約を採決しました。化学兵器、生物兵器とともに、核兵器が人道に反する大量破壊兵器だと「悪の烙印」が押されました。核兵器「違法化」の初めての国際法となりました。
 条約の前文で「核兵器の使用の被害者の受け入れがたい苦しみ」という文章が出てきます。二度とヒバクシャを生まない決意が世界で確認されました。日本国政府が条約に参加するよう強く求めます。
 日本共産党は、「人類の死活にかかわる核戦争の防止と核兵器の廃絶」を綱領にかかげる党としてこれからも核兵器廃絶のために力を尽くします。
党創立95周年を迎えた日本共産党は今こそ出番だと思っています。

・・・

 「国政を語るつどい」を開きたいという方は、私までご連絡ください。

 3名以上ならどこでも駆け付けます。