私は、6月県議会で地球温暖化防止問題を次のように取り上げました。
「昨年12月には、気候変動適応法が施行されました。適応法は、都道府県に、地域気候変動適応計画の策定と地域気候変動適応センターの確保を求めています。気候変動適応情報プラットホームによると、早くも12府県が計画を策定し、10県でセンターを確保しているという状況です。山口県も、地域気候変動適応計画を策定し、地域センターを確保すべきですが、お尋ねいたします。
環境生活部長は、「県では、現在、これらについて、関連情報を収集等を行っているところです。」と答えました。
私は、環境福祉委員会で、この問題に関連して次のようなの提案を行いました。
山口県地球温暖化対策実行計画が、来年度で期限が来るが、「山口県地球温暖化実行計画の改定作業の中で、地域気候変動適応計画を盛り込むという形で一緒に作業をされたらどうかなというふうに、大胆な提案を行いたいとおもうんですけれど」
環境政策課長は、「未定でございます。」と答えました。
昨日、自民党の笠本議員が、地球温暖化対策の推進について質問をされました。
この中で、①地球温暖化対策実行計画の次期計画の策定②気候変動適応法の成立を受けて、地域気候変動適応計画の策定と地域気候変動適応センターの確保が取り上げられました。
この質問に対し、環境生活部長は、地球温暖化対策実行計画については、2030年度を目標年度とする次期実行計画の策定に着手することを明らかにしました。
次に、気候変動適応法の成立を受けての地域気候変動適応計画については、地域気候変動適応計画を新たに策定し、次期地球温暖化対策実行計画に組み入れることを明らかにしました。
更に、地域気候変動適応センターの確保については、検討したいと答えました。
6月県議会で、この問題を取り上げた者として、地域気候変動適応計画を新たに策定し、次期地球温暖化対策実行計画に組み入れることや地域気候変動適応センターの確保を検討すると県の判断を評価したいと思います。
この問題は、来週からの環境福祉委員会で引き続き取り上げて行きたいと思います。
23日、国連気候行動サミットで16歳のスウェーデンの刊行活動家グレタ・トゥンベリさんが行った講演に大きな反響が世界に広がっています。
山口県で地球温暖化対策が大きく進むように、しっかり働いてまいりたいと思います。
皆さんのこの問題でのご意見をお聞かせ下さい。
この夏、お笑いコンビ・髭男爵のツッコミ担当の山田ルイ53世さんの「ヒキコモリ漂流記」を読みました。
山田さんの本「一発芸人列伝」は、「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」を受賞し、私も読みました。
「一発芸人列伝」での作家としての山田さんの精緻な文章に魅かれ「ヒキコモリ漂流記」を一気に読みました。
山田さんは、地元・兵庫県では有名な私立の中高一貫校に進学します。
学校までは片道約2時間。授業も宿題も手を抜かず、部活のサッカー部ではレギュラー。午前0時を回って就寝し、朝は5時に起きて登校する生活です。
机の周りも自分にもロール状の粘着テープをコロコロし、文字は定規で書いていました。
そんな、山田さんは、中学校2年の夏休み明けから不登校になりました。
20才になり、一念発起して受験勉強して大学に合格します。
山田さんは、「文庫版のあとがき」にこう書いています。
「大体、皆が、キラキラした人生を送れるわけではないし、そんな必要も義務もない。全員が何かを成し遂げ、輝かしいゴールを切ることなど不可能である。『人生では、自分が主人公だ!』確かにそうだが、ハリウッドの超大作映画と大学生の自主製作映画では、同じ主演でもギャラは随分違うだろう。『ナンバーワンでなくても良い。オンリーワンであれ!』素晴らしい。しかし反面、『オンリーワン・・・結局、何かしら特別でないと駄目なのか・・・』と恐ろしくもなる。殆どの人間は、ナンバーワンでもオンリーワンでもない。本当は、何も取柄が無い人間だっている。無駄や失敗に塗れた日々を過ごす人間も少なくない。そんな人間が、ただ生きていても、責められることがない社会・・・それこそが正常だと僕は思うのだ。」
先日のしんぶん赤旗「日刊紙」の本の広告に、大月書店の「この国の不寛容の果てに」がありました。
雨宮処凛さんの編著で、6人の方の対話集です。
この本の紹介文としてこうありました。
「『生産性』『自己責任』『迷惑』『一人で死ね』・・・刺々しい言葉に溢れた国で、男は19人の障害者を殺した。『障害者は不幸しか生まない』という偏見によって。命を線引きする理論に抗する7人の対話集」
この社会が「命を線引き」する状況が強まっているのでしょうか。
「人間が、ただ生きていても、責められない社会」
山田さんのこの言葉は、今、とても大切にしなけらばならい時だと感じます。
一人ひとりの県民が大切にされる県政を目指して、山田さんの言葉を胸に、一般質問と委員会質疑の準備を進めています。
皆さんの県政に対する思い、日々の暮らしへの思いをお聞かせ下さい。
今年に入ってから刊行が始まった「落語 昭和の名人 極めつき(CDつきマガジン)」を聴き続けています。
最新号が18号で三遊亭可楽師匠の特集です。
今日は、一八のことを書こうと思います。
本シリーズで、「一八」を初めて知ったのが、橘家圓蔵師匠の特集です。
TBSラジオ「ビアホール名人会」で収録された落語が音源で、噺の後の鈴木治彦アナウンサーとのトークも収録されています。
このトークの中で、圓蔵師匠が、「一八企画」というプロダクションを始めたことを語っています。
その時に、「一八」という言葉が頭に残り、シリーズ17号で古今亭志ん朝師匠の「愛宕山」を聴いてなるほどと思いました。
「愛宕山」の主人公は幇間の「一八」です。ウイキペディアによりますと幇間とは「宴席やお座敷などの酒席において主や客の機嫌をとり、自らの芸を見せ、さらに芸者・芸妓を助けて場を盛り上げる職業」とあります。
一八は、小判に目がくらんで大騒動を繰り広げます。
志ん朝師匠が軽妙に幇間の一八を演じます。粋な芸とはこのような語りを言うのでしょう。
もう一つ、幇間の一八が登場するのがシリーズ14号、三代目春風亭柳好師匠の「鰻の幇間」です。
「鰻の幇間」の幇間は「野だいこ」だとあります。
マガジンに「野だいこ」とは、特定の花柳界に属さないで商売をする人たちのこととあります。
三代目柳好師匠は、主人公の幇間の名前を「半八」と名乗っていますが、「一八」と名乗り演じる師匠も多かったようです。
三代目柳好師匠の軽妙さは群を抜いているという感じです。
三代目柳好師匠は、1956年に67歳で急逝しておられますので、戦中・戦後活躍した落語家です。
マガジンによると柳好師匠は、戦前、一時は落語家をやめて幇間になったりしたこともあったとあります。
音源は、柳好師匠亡くなる前年1955年の寄席の噺ですが、戦前に実際に幇間を経験した師匠の演じる軽妙さを出せる落語家は今後出ないでしょう。
落語を聴く私たちの生活環境も激変している訳でもありますから。
一八が登場する落語は、軽妙さと同時に「悲哀」も感じる噺になっています。
落語はつくづく人間を深く洞察した作品が多いことを痛感します。
しかし、落語の底抜けの明るさを象徴しているのが「一八」が登場する落語でしょう。
不寛容な時代と言われる今だからこそ、「一八」が登場する落語で笑いたいと思います。
落語とQEENを聴きながら、9月県議会を乗り越えたいと思います。
落語好きの皆さん、好きな演目をお教え下さい。
ここ数年、夏から秋にかけては、コーラスの練習が年中行事になっています。
私は、PTA会長時代の後半頃から、西宇部小学校PTAの「グリーンエコーズ」に入り5年以上が経過しました。
「パフォーマンスの西宇部」が定着してきたのか、みせる曲が入ります。
今年は、Qeenの「WE WILL ROCK YOU」を男性のみで歌うことになりました。
昨日は、台風の影響で午後から外出を避け、予定を変更してビデオ鑑賞しました。
妻が何度も良かったと言っていた映画「ボヘミアン ラプソディ」を三男と一緒に観ました。
世界的に大ヒットした「ボヘミアン ラプソディ」については、皆さんの方がよくご存じだと思います。
フレディ・マーキュリーを中心に1970年のQeenの結成から1985年「ライブ・エイド」に出演するまでを描いた作品が「ボヘミアン ラプソディ」です。
私が大学時代に行われた「ライブ・エイド」の事は微かな記憶として残っています。
欧米の音楽をあまり聞いてこなかった私でさえ、「WE WILL ROCK YOU」や「WE ARE THE CHAMPIONS」は、心に深く残っています。
映画後半の「ライブ・エイド」の「WE ARE THE CHAMPION」の演奏は、圧巻で、あの場所に立てなかったことを悔やみました。
フレディのセクシャリティがこの映画の一つのテーマでもあると感じました。
フレディを演じたラミ・マレックが映画のパンフレットの中で、インタビュアーから「フレディは自身のセクシャリティを公表していませんでした。それは今と違い、理解のない時代だったからだと思いますか?」との質問を受けます。
ラミは「僕たちが無理やり他人に貼り付けようとするレッテルや、当てはめようとする枠を、彼はすべて超越していた。自分を閉じ込めるようなことはしなかった。フレディは、ただフレディだったんだ。」と答えました。
この映画は、性の多様性について考える上でも最良の作品だと思いました。
フレディがエイズに感染していることを公表し、45歳の若さで亡くなったのが1991年。私は26歳。市会議員に初当選した年です。
フレディとはわずか20歳しか違わないんですね。
この映画を観て、四半世紀ですが、Qeenと同時代を生きてきたことを誇りに思います。
明日から9月県議会の代表質問が始まります。私は来週の月曜日10時から一般質問で登壇する予定です。
県庁までの車中は、妻から借りたQeenのCDを聞きながらの移動になりそうです。
まずは、「WE WILL ROCK YUO」が歌えるようになるためにこの秋、コーラスの練習にも励みたいと思います。
遅ればせながら映画「ボヘミアン ラプソディ」を観て、遅ればせながらQeenのファンになりました。
大先輩の皆さま方、Qeenのすばらしさをお教え下さい。
各国首脳らが地球温暖化対策を議論する国連の気候行動サミットが23日、ニューヨークの国連本部で開かれています。
昨日、朝日新聞は、国連気候行動サミットの重要テーマの一つが石炭火力発電所の削減、廃止だとし、次のように書いています。
「石炭火力発電所は二酸化炭素(CO2)排出量が、天然ガスを使う同規模の火力発電の約2倍と多い。環境NGO気候ネットワークの調査によると、日本は約100機の石炭火力発電所が稼働中。2012年以降で50の石炭火力発電所の新増設が計画された。稼働した15基のCO2排出量は推計年1778万トン。13基は中止されたが、計画中(建設中を含む)の22基が稼働すればさらに年7474万トンが排出されるという。石炭火力発電は国のエネルギー政策で安定的な供給をする『ベースロード電源』の一つと位置付けられる。現在、電源構成の30%以上を占める。発電所の建設計画は、経済産業相が認めるが、環境相は環境影響評価(アセスメント)で意見書を出す。原田義昭環境相は3月、大型の石炭火力発電所についてアセスを厳しくする方針を表明し、CO2削減の道筋がない計画は中止を求める立場で意見書をまとめるとした。『脱炭素』を目指すことを明言していた。一方、小泉進次郎環境相は就任以降、会見やインタビューで、『石炭は減らす』と述べているが、具体策は明らかにしていない。」
「気候行動サミットを主催するグテーレス国連事務総長は参加各国に、2020年までに石炭火力発電所の新設を中止することや、温室効果ガスの排出削減目標の引き上げを求めている。温暖化対策の国際ルール『パリ協定』は、産業革命前からの気温上昇を2度未満に、可能なら1.5度までに抑えることを目指す。1.5度なら50年までに温室効果ガスの排出をゼロにする必要があり、今世紀前半中の石炭火力発電所の廃止方針を打ち出す国が相次ぐ。ベルギーはすでに稼働ゼロ。フランスは21年、スウェーデンは22年、英国などは25年、カナダやデンマークなどは30年までに稼働ゼロにする。英国とカナダ主導で立ち上げた『脱石炭連盟』には現在、30か国が加わる。」
今朝のしんぶん赤旗「日刊紙」は主張で「国連気候サミット」を取り上げて石炭火力問題をこう指摘しています。
「温室効果ガスの排出量が多い石炭火力発電所の新増設計画などを持つ日本にたいし、国際社会から強い批判が集まっています。欧州諸国は期限を設けて全廃をめざしているのに、石炭火力発電を『ベースロード(基幹)電源』に位置づける逆行ぶりです。この姿勢は、世界にも地球の未来にも責任は果たせません。」
本ブログで再三再四指摘をしているように宇部市には大型石炭火力発電所の建設計画があります。
地球の未来のために、宇部市に石炭火力発電所は必要ないことを国連の気候行動サミットを受けて改めて表明したいと思います。
小泉環境相は、前大臣が進めてきた大型石炭火力発電所へのアセスを厳しくし「脱炭素」を目指す方針を発展させる責任があると思います。
安倍政権は、石炭火力発電所を「ベースロード電源」に位置づける政策を転換すべきです。
気候行動サミットを主催する国連事務総長は、2020年までに石炭火力発電所の新設を中止することを求めています。
石炭火力発電所に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
連休が始まりましたが、台風が心配されます。
さて、昨日のラグビーワールドカップ「日本対ロシア」戦は大興奮で観戦しました。
ラグビー観戦しながら、この夏からぼちぼち続けている「鎌田式『スクワット』と『かかと落とし』」を行いました。
鎌田實さんはNHKラジオ番組で知り、書作は何冊か読み、「忖度バカ」などは、本ブログでも紹介しました。
ですから、鎌田實さんは、敬愛する作家の一人です。
鎌田さんが、出された健康づくりの本が「鎌田式『スクワット』と『かかと落とし』」です。
まずは、鎌田式「スクワット」。足は肩幅に立ち、手を胸の前で組んでおしりをゆっくり下げます。ゆっくり上げます。
スクワットで腹筋と太ももの筋肉が鍛えられます。
次に、鎌田式「かかと落とし」。足は肩幅に立ち、かかとをつけたままつまさきをゆっくり上げます。つまさきを下すと同時に、かかとをゆっくり上げます。ゆっくりかかとを下げます。
かかと落としは、骨密度を上げる効果があります。
私のブログを見ていただいておられる方は、「藤本がまた別の体操を始めた」と思われるでしょう。
そうなのです。しかし、健康についてブログに書くときは効果を実感した時です。
その効果の一つは体重です。
私の身長は165センチ。体重は、60キロ程度にしたいと思いつつ、65オーバーの日が続いていました。
8月末から9月上旬まで出張続きでした。そうなると、体重が70キロに近づきます。
今朝は、65キロに。
この秋、ラグビーワールドカップを観戦しながら、鎌田式スクワットとかかと落としを続け、体重を60キロ前半でキープしたいと思います。
体調を整え、復帰後2回目の議会である9月議会を元気に乗り切りたいと思います。
この連休は、最大限、自宅に籠り、一般質問の原稿書きです。今朝までに約3分の2の原稿を書き上げました。
明日あたりには完成できそうです。続く環境福祉委員会の準備にも取り掛かりたいと思っています。
体力・気力を充実させて、議員活動を続けていきたいと思います。
その相棒として、鎌田式スクワットとかかと落としを続けていきたいと思います。
皆さんの健康法をお教え下さい。