昨日、与党社会保障改革本部が開かれ「社会保障と税の一体改革」素案を決定しました。消費税を2014年4月に8%、15年10月に10%にする内容です。
「消費税率引き上げは、社会保障を維持・充実し、同時に財政健全化も達成するための」と述べているが、「社会保障改革本部」の第一回会合で出されたメニューには、年金受給額を12年度から段階的に2・5%引き下げることや保育への公的責任を放棄し、保育を市場化・産業化する「子育て新システム」を創設するといった社会保障切り下げが目白押しです。
今日、日本共産党県常任委員会で、「前衛」12月号の党政策委員会の谷本諭さんの論文を学習しました。この中でも明らかですが、政府・民主党が進める「一体改革」は以下のような問題点があります。
第一は、政府・民主党が進めようとしている「社会保障と税の一体改革」は、破綻した旧来型の路線の焼き直しに過ぎないことです。04年から日本経団連は、「社会保障と税の一体改革」を求めつづけてきました。自民党に続いて民主党政権のもとでも、この旧来型の路線が継承され推し進められようとしています。
第二は、この「一体改革」は、財界の要求を優先し、「自助努力」「受益者負担」の立場で負担増と給付削減を繰り返すものです。このようなことを進めれば、医療・年金・福祉制度は安定せず、逆に制度の空洞化が進み、供給体制の「崩壊」が進むのは明らかです。
第三に、この「一体改革は、税制・財政で、大企業・大資産家への減税を繰り返し、その分を庶民増税で穴埋めする政策です。この政策では結局、国の税収に『大穴』をあけ、財政危機を深刻化させるものになることは明白です。
第四に、政府・財界の「一体改革」では、社会保障も財政もますます『持続不可能』になるという特徴があるのではないでしょうか。
特に消費税増税は、今日の経済状況の中で極めて危険です。消費税は、低所得者ほど重くのしかかる「福祉破壊税」という特徴があります。また、価格に転嫁できない中小企業が身銭を切らされ、赤字経営におちいっても納税を迫られる消費税は、「営業破壊税」という特徴があります。
このように今日の経済状況で、消費税値上げを強行すれば、国民生活の破壊や地域産業・商業の衰退で、経済の安定的な成長が阻害されれば、結局、財政再建も不可能になってしまう危険性があります。
また、政府・民主党がすすめる「一体改革」は、将来の課題として「社会保障目的税」化を示しています。このことは、「社会保障給付にかかわる公費全体」を消費税で賄う方向を打ち出したことに外なりません。
これが実行されれば、2020年代に消費税は20%になり、その後も、「社会保障削減か、消費税増税か」という『悪魔の選択』が半永久的に国民に迫られることになります。
私たちは、消費税増税の不当性を告発するとともに、応能負担の原則で税・社会保障料を改革し、社会保障を支えながら財政再建の道を開く道を大きく示し、国民的運動にしていく必要があると考えています。
私たちは、社会保障も税制も、現在直面する矛盾を解決するには、財界奉仕・対米従属という古い政治の枠組みを取り払い、国民本位の改革へ踏み出す以外に道がないところに、日本社会は到達していると考えます。
この間、財界が要求する「一体改革」を阻止してきたのは国民の世論と運動です。国民の運動の中で、社会保障費削減路線を撤回に追い込み、自民党政権を終わらせた経験を生みました。
私たちは、国民自身の力で改悪案を阻止し、社会保障の拡充と民主的税制の確立に道をひらくところまで、たたかいを発展させたいと思います。
政府・民主党の「社会保障と税の一体改革」素案に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
日本共産党元市議の天満屋是清さんの葬儀に参列しました。
天満屋さんは、5期20年宇部市議を務めてこられました。
私が市議会議員1期目で20代の時、天満屋さんは市議5期目でした。財政問題など一から、いろいろ教えていただきました。
天満屋さんの理路整然とした中にも温かみのある質問を想い起こします。
会派の視察などの時、一緒に食事をしながら、様々なお話をしたことが昨日のように思い出されます。
いつもユニークな視点の話しに、大いに笑わせていただいたことを思いだします。
享年76歳。まだまだ相談に乗っていただきたい問題も多々ありましたのに、とても残念です。
ここ数年は、様々なご病気で闘病生活を送っておられました。
天満屋さんお疲れ様でした。住民が主人公の宇部市をつくるという天満屋さんの遺志を私たちがしっかり引き継いでいきたいと思います。
天満屋さんお世話になりました。安らかにお休み下さい。ありがとうございました。
昨日、安保廃棄・岩国基地撤去山口県実行委員会(藤永佳久代表)は、二井知事に対して「愛宕山開発用地の防衛省への売却方針の撤回を求める要望書」を提出しました。
二井知事は、12月26日、福田岩国市長とともに一川防衛大臣と面会し、愛宕山開発用地の4分の3の区域を国に売却することを表明しました。
要望書では、「山口県が愛宕山開発用地を売却することは、『米軍再編』の容認へ一歩踏み出すことになり、断固として認められない。」とし、以下の点を要請しました。
①愛宕山開発用地の「米軍再編関連施設用地」としての売却は撤回すること
②同用地については、これまで米軍基地に起因する著しい負担を強いてきた見返りとして、国(防衛省以外)が買い上げ、岩国市民が要望する運動施設や民生施設の建設を求めること
③横須賀の空母母港化を返上し、艦載機部隊は本国に移駐するよう求めること
要望書を受け取った小松総務部理事は、①と②について「防衛省が示した愛宕山開発用地の配置案を了とした岩国市の意向を尊重して国への売却を決めた」と答えました。
③について、小松理事は、「県としてコメントする立場にない」と答えました。
交渉の中で、国との確認文書について小松理事は、「12月22日に県知事と岩国市長が国へ照会した文書と、12月26日に防衛省地方協力局長名での回答書だ」と答えました。
これに交渉参加者は、「防衛省地方協力局長名での回答書をもって確認文書とするのは問題だ」「防衛大臣、県知事、岩国市長の3者が共通の文書を確認するのが本来の姿だ」と訴えました。
私は、「空母艦載機の先行移駐しないという担保を国からどう取ったと認識しているのか」質しました。
小松理事は、「国からの回答書に、『県と市の御理解をいただきながら進めてまいりたい』とあり、これが担保となり得る」と答えました。
私は、「国からの回答書は、結局は、空母艦載機の移駐を進めていくことが書かれているものであり、この内容では『担保』に成り得ない」と批判しました。
その上で、私は、「この『確認文書』は、防衛省の意向のみが書かれたものである。県、市が、先行移駐を認めないという意向を明記すべき。先行移駐を国がする場合は、県、市の権限の留保があり得ることを明記すべき。」と主張しました。
11月県議会で、二井知事は、議会の意向を受けて確認書を国と交すと述べてきました。議会後に交された『確認文書』は、議会での意見が反映されたものになっているとは言えません。
普天間基地の移設は、暗礁に乗り上げたままです。このまま、防衛省に愛宕山開発用地を県が売却すれば、空母艦載機の先行移駐が強行される可能性が濃厚だということを痛感する昨日の要望書提出でした。
この問題での皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
小松総務部理事と交渉する私(右端)
今日は、仕事はじめです。
今朝から、まず、宇部日報社に市議団の皆さんとあいさつに行き、宇部市主催の新年互例会に参加しました。
新年互例会では、市長や地元国会議員があいさつを行いました。「大変な時代」「転換の時代」との認識が語られましたが、閉塞感を脱して、国民や市民に明るい未来を示す展望は語られなかったように感じました。
その後、日本共産党党旗びらきのインターネット中継を地区事務所で視聴しました。
志位委員長は、歴史的岐路を迎えた時代、閉塞感を打ち破るために国民に21世紀のビジョンを示そうと訴えました。
対米従属と大企業の横暴を乗り越える根本的改革を国民に示す重要性が強調されました。
日米安保条約をなくしたら、大軍縮が進み、アジアの平和に貢献出来、その予算が国民の暮らしに回せることを示しました。
ルールある経済社会を実現できれば、中小企業と農業に未来を示す政策が実現出来、貧困と格差をなくすことができると語りました。
また、志位委員長は、政治的に重要な要として、国民運動の発展を訴えました。
特に消費税増税を許さない一点での共闘の重要性を語りました。
県内での運動という点では、二井知事が、昨年末、愛宕山開発用地を空母艦載機部隊の家族住宅のために土地を国に売却する方針を国に示したことが重大です。
国は、辺野古への新基地建設に向けて環境アセス評価書を沖縄県に送りつけましたが、沖縄県民の怒りは激しく広がっています。
このような中、空母艦載機部隊の先行移駐を進める、愛宕山開発用地の国への売却は許されません。
今日、4時から、「安保廃棄・岩国基地撤去山口県実行委員会」として、総務部理事へこの問題での申し入れを行います。
まさに、私にとっての仕事はじめが、この申し入れとなります。
今年も、県民の平和と民主主義、暮らしの安定のために力を尽くしたいと思います。
引き続き、県政全般に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。今年もよろしくお願いいたします。
昨夜は、吉部の実家に、母と、私たち兄弟夫婦と子どもたち8名が全員集合しました。
次姉の長女がアルバイトを終え、9時過ぎに到着し、全員が揃いました。
総勢15名が勢ぞろいした時間はわずかでしたが、鍋を囲みそれぞれの近況を報告を合いました。
次姉の長男は、無事就職が決まり、今春から関東方面で生活を始めます。
子どもたちが自立する時期を迎え、全員集合は、少しづつ難しくなると思われますので、記念写真を撮りました。
妻が撮影。母を囲み総勢15名が全員集合しました
母も私たち兄弟もとても笑顔で幸せな新年を迎えることが出来ました。
今日は、我が家の子どもたちと凧揚げをしました。風が弱く上手く揚がりませんでしたが、子どもたちは田の畦を走りまわっていました。
青空に凧が舞う姿は、清々しいですね
昨年は、選挙で正月どころではありませんでしたが、今年はゆっくり、正月を過ごすことができました。
荒滝山にも登ったし、充実した新年でした。さあ、明日は仕事はじめです。今年も県民の負託に応えて真摯に力を尽くしたいと思います。
全世界6200万部を誇るスティーグ・ラーソンの「ミレニアム」第一部「ドラゴン・タツゥーの女」が映画化され、今年2月から全国ロードショーが始まります。
私は、この原作を読みかけにしていましたので、映画上映を期に、新年から続きを読もうと思います。
36年前に大富豪の住む島から忽然と姿を消した少女の失踪事件を追う女性。
過去にもこの作品の映像化は行われてきましたが、デビィッド・フィンチャー監督、ダニエル・クレイグ主演で満を持して映画化されました。
1月の間に、じっくり原作を読み、映画の上映を待つことにしましょう。
県内での上映の情報は確認できませんでしたが、これだけの大作、どこかで上映されるでしょう。
世界中が、ハラハラドキドキした原作。じっくり堪能したいと思います。
今年は春からハラハラドキドキです。