ブログ

オスプレイ岩国配備問題で中国四国防衛局に申し入れを行いました

 23日、しんぶん赤旗日刊紙は、オスプレイの岩国基地への配備計画を受けて、日本共産党が中国四国防衛局に申し入れしたことを次のように報じました。
 「米軍岩国基地(山口県岩国市)への輸送機オスプレイの配備計画を受け、日本共産党の大平よしのぶ衆院中国比例候補と山口、広島両県議団、岩国市議団は22日、広島市の中国四国防衛局を訪れ、『国民の生命、財産をおびやかすものであり、断固反対』と抗議し、米政府に配備中止を求めるよう申し入れました。同局は『安全性は確認されている』と繰り返すばかりで、その具体的な根拠は示さず、『配備の中止は求めない』と答えました。中原つよし衆院広島1区候補も参加しました。防衛相は15日、米海軍が空母艦載機のC2輸送機(2機)を変更し、オスプレイを同基地に初配備する計画を同市に伝えました。申し入れは非公開にされたため、要請後に岩国市議団の松田一志団長が報道陣に説明しました。松田氏によると、米海軍の幹部が6月の米議会下院の公聴会でオスプレイ運用の全面再開が2025年以降になるとした証言について、同局の担当者は『承知していない』と回答。松田氏は『安全性を確認する上で注目すべき重要な証言だ』と批判しました。大平氏は『多くの住民が昨年11月の墜落事故に不安を感じている。配備計画は撤回するしかない』と語りました。」
 私も申し入れに参加しました。来月には、日本共産党県委員会として、防衛省交渉を準備しています。

 申し入れ者、右から中原広島1区候補、私、松田岩国市議団長、大平中国比例候補

 引き続き、オスプレイ配備に係る問題を調査し、質していきたいと思います。皆さんのご意見をお聞かせください。

「岩国を拠点にするな!オスプレイを飛ばすな!市民集会」に150人集う

 昨日、オスプレイの配備などに反対する集会が岩国市で行われました。この集会について本日のしんぶん赤旗日刊紙は次のように報じました。
 「米軍の輸送機オスプレイが米軍岩国基地(山口県岩国市)を拠点に使う日米合同訓練などに反対する『岩国を戦争の拠点にするな!オスプレイを飛ばすな!市民集会』が21日、同市役所前で開かれました。住民投票を力にする会などでつくる実行委員会の主催。約150人が参加し、抗議の声をあげました。28日からの日米合同訓練ではオスプレイ計6機程度が同基地に飛来。また同機を年内に同基地に初配備する計画も狙われています。『あの欠陥機、オスプレイを堂々とここへ持ってくるなんて、黙っているわけにはいかない』。こう訴えた市内の井上千代子さんは近所の男性から『わしは怒っとる。わしの代わりに言ってほしい』と頼まれたとし、『埋もれている多くの声がある。市民の声を集めて大きな世論をつくろう』と呼びかけました。実行委員長で岩国地域労連の即席湖文議長は昨年11月のオスプレイの鹿児島県屋久島沖での墜落事故などを挙げ、『これからも事故が起こる可能性が高い。反対の声を大きくしよう』と訴えました。日本平和委員会の千坂純事務局長が情勢報告し、オスプレイを『この2年で4件の墜落事故が発生し、計20人の軍人が死亡する異常な事態』と指摘。大分県平和委員会の日高幸男事務局長、日本共産党の藤本一規県議が連帯あいさつをしました。参加した市内の女性(71)は『オスプレイはいつ、どこで落ちてもおかしくなく、恐ろしい』。宇部市の山本義和さん(48)は『あれほどの欠陥機が上空を飛べば市民は不安になる』と語りました。」

 私が行った連帯挨拶は次の通りです。

    私が、日本共産党を代表して連帯のあいさつを行いました。

・・・ 
 日米合同訓練反対集会にご参加の皆さん、日本共産党の山口県議会議員の藤本かずのりです。
 「オスプレイ飛ばすな」をスローガンに準備されてきた集会ですが、本日の集会のスローガンが、更に、二つ増えました。
 増えたスローガンの第一は、「オスプレイを配備するな」です。
15日、防衛省と外務省が県と岩国市にやってきて、「オスプレイを配備したい」と通告してきました。県と市は、国に安全性など照会した上で決めると言っています。山口県と岩国市が、オスプレイ配備反対の結論を出すよう求めていきましょう。
 増えたスローガンの第二は、「米軍性犯罪を公表せよ」です。
 米軍関係者の性犯罪が非公開にされているのは、沖縄だけではなく、22年に発生した、米軍岩国基地の構成員による強制わいせつ事件でも山口県警は事件を公表せず、県も岩国市も知らされていませんでした。
政府は、沖縄県に対して、捜査当局が公表しないものでも、県に情報を伝えることを明らかにしました。村岡知事は、山口県にも同様の対応が必要だと、19日の記者会見で述べました。米軍関係者による性犯罪に対し厳しく抗議し、迅速な情報提供を求めていきましょう。
 沖縄の基地反対のスローガンに「勝つ方法はあきらめないこと」という言葉があります。
 日本共産党は、日米合同訓練、オスプレイ配備、米軍性犯罪に反対する皆さんと一緒にあきらめず、反対を続けることをお約束します。
・・・
 集会参加者は集会後市内をデモ行進しました。

  参加者一同で、市内をデモ行進しました。先頭の右端が私です。

 オスプレイに関する皆さんのご意見をお聞かせください。
 

アウトドア事業に県が1億円上限に補助 2事業で遅れ 知事は、「予定通り完成」との認識示す

 19日、中国新聞は、私が、6月県議会で指摘したアウトドア施設の計画の遅れについて次のように報じました。
 「山口県が創設したアウトドア観光事業の経費を上限1億円で補助する制度で2事業者の計画が遅れていることを受け、村岡嗣政知事は19日の記者会見で『早期の営業開始に向けて進捗を管理し必要な指導や助言をしていく』と述べた。県によると、昨年8月に選んだ3事業者のうち山口市の事業者が同市に建設するグランピングリゾートと、周南市の事業者が平生町で計画するクルージングの開業が遅れている。開業予定を7月ごろから来年3月に変更した山口市の事業者は約9千万円、クルーズ船の運航開始を5月ごろと予定していた周南市の事業者は、4月にサウナを含め約5900万円の補助が決まっている。村岡知事は『グランピングリゾートは資材高等や人材不足に対応するたね計画を変えた。クルージングは停泊場所の地元とも調整に時間を要する事情が出ている』と説明。『少し遅れはあるが予定通り完成できていると認識している』とし、現時点で補助の返還を求める考えはないとした。」

 遅れのある二つの事業は、昨年度に交付金を支給する要綱に基づくものです。

 今年度当初に事業が開始できるとして交付金が支給されたものです。7月中旬になっても事業の一部や全部が開始されていない事態に対して、知事が「少し遅れはあるが予定通り完成できている」との認識を示していることは重大です。

 知事のこの認識は、二つの事業者を厚遇するものであり、選定から漏れた事業者に対して不誠実なものだと言わざるを得ません。

 この問題を県議会で取り上げた議員として、引き続き、調査を行い、発言を継続したいと思います。

 この問題に対する情報やご意見を藤本までお寄せください。

22年の米軍性犯罪 山口県警が非公表

 今朝のしんぶん赤旗日刊紙は、「米軍関係者による性犯罪を巡り、青森県内でも2019年~23年の5年間で、米軍三沢基地(三沢市)所属の軍人による性犯罪が2件あり、いずれも非公表だったことが19日、県警への取材で分かりました。山口や長崎両県警も公表していなかったことが判明しました。青森県警などによると2件は21年9月の強制性交等容疑事件と22年1月の強制わいせつ容疑事件で、それぞれ書類送検された軍人の計2人はいずれも不起訴処分となりました。県や市に連絡はありませんでした。長崎県警は14年以降、米軍構成員による性犯罪2件を摘発。16年に強制わいせつ容疑で、17年に準強制わいせつ容疑で、それぞれ書類送検しましたが公表していません。山口県警も、22年に強制わいせつ容疑で米軍岩国基地(山口県岩国市)の構成員を書類送検しましたが、公表しませんでした。県などに連絡はありませんでした。山口県の村岡知事は、19日の定例記者会見で、今後、米軍基地を抱える県などで構成する渉外知事会で議論する考えを示し『国に対して必要な対応を求めていきたい』と話しました。」
 中国新聞は、19日、「県警刑事企画課は非公表の理由について『公益上の必要性や被害者のプライバシーへの影響を考慮して判断した』と説明。送検した警察署や、事件の具体的な時期などの概要は明らかにしなかった。公表の基準は『事件ごとに判断している』とした。」と報じています。
 日本共産党県議団として19日、山口県警に対し、非公表の理由などについて照会しました。回答が返り次第、報告したいと思います。
 NHK山口放送局は、19日、「村岡知事は19日の記者会見で『米軍人等による犯罪はあってはならないことだ。犯罪防止の観点からも関係自治体に対する適時適切な情報伝達が必要だ』と指摘しました。その上で、政府がアメリカ軍兵士による性暴力事件が相次いで発覚した沖縄県に対し、捜査当局が公表しないものでも可能な範囲で県に情報を伝える運用を始めたことについて、『どこの地域にも共通する課題なので、沖縄県だけでなく全国で同じような運用を考えていただきたい』と述べた。」と報じました。

県環境保健センター大歳庁舎跡地は、山口総合支援学校校地にせよと質す

 私は、6月25日に、一般質問で登壇しました。
 今日は、山口総合支援学校に関わる問題について報告します。
 山口総合支援学校では、現在、教職員の1割程度にしか給食が提供されていません。また、旧グランドに高等部棟を建て、新グランドの面積が狭くなるなど、校地の拡大が急務です。
 この程、隣接地にある山口県環境保健センター大歳庁舎の移転が決まりました。
 私は、「大歳庁舎は、山口総合支援学校の校地とすべきだ」と質しました。
 根ヶ山副教育長は「大歳庁舎の移転スケジュールが決まっていない中、現時点、お答えする状況にない」と答えました。
 山口総合支援学校みほり分校の小学部は、みほり学園と一体の建物です。
 私は、「みほり学園の建て替えに当たり、小学部の教室をどうしていくのか」と質しました。
 副教育長は「現在、知事部局において、みほり学園の機能強化に向けた検討が進められており、その中で、引き続き協議していくこととしている」と質しました。

就学前教育・保育施設交付金は、希望者すべてに交付すべき

 県は、4月12日、国へ就学前教育・保育施設の整備促進に係る緊急要望を行いました。
 国が、3月25日、同交付金について、第2回目の協議募集中止を決めたからです。
 私は、県の緊急要望の内容を日本共産党国会議員団に伝え、5月23日、井上哲士参院議員が、この問題を参院内閣委員会で取り上げ、古賀大臣政務官は、第二次の協議を行う旨、自治体に通知したと答えました。
 国は、5月17日、県に2回目の協議を行うことを通知しました。
 私は、「県は、この通知にどう対応したのか」と質しました。
 國吉健康福祉部長は「同交付金については、国から第二次協議を受け付ける旨の通知があったことから、整備計画書を国に提出したところだ」と答えました。