ブログ

11月7日時点、米陸軍ミサイルシステム「タイフォン」が岩国基地から撤収される日程を示すのは困難と県が国から説明受ける

 米陸軍のミサイルシステム「タイフォン」が、9月11日から25日の間に行われた日米合同訓練「レゾリュート・ドラゴン25」で米軍岩国基地に展開しました。訓練終了後1週間程度で撤収される予定でしたが、訓練終了後2カ月半が経過した現在も、タイフォンは米軍岩国基地に居座ったままです。
 11月7日付で、山口県岩国基地対策室から、米軍岩国基地に居座っている米陸軍のミサイルシステム「タイフォン」の現状について、回答が届きましたので報告します。
 ・・・
Q タイフォンの撤退の見通しはいかがか。
A 国からは、
 ・米陸軍ミサイルシステム「タイフォン」の岩国基地への展開は、あくまでも訓練のために一時的に行われたものであり、恒常的な配備を念頭に置いたものではない。
 ・そのうえで、米軍は、岩国飛行場から「タイフォン」を搬出するため、航空機の手配等の必要な準備を進めており、その作業には一定の時間を要するものと認識している。
 ・なお、具体的な撤収の日程については、米軍の運用の詳細に関することであるため、お示しすることは困難。
 との説明を受けています。
・・・
 7日時点、国から具体的な撤収の日程について示されていないということは、米軍岩国基地に米陸軍ミサイルシステム「タイフォン」が居座っていることが推察されます。
 フィリピンでは、「タイフォン」が日本同様一時的な展開との説明があった後、未だに、居座り続けている状況です。「タイフォン」の射程で言えば、岩国基地から中国の北京までミサイルが到達します。
 軍事的緊張を高める事態になっていることは重大です。

トラックバック

コメントはまだありません

No comments yet.

コメント

コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。

メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。