NHKラジオのインタビュー番組に山田裕貴さんが出ていました。1月から始まったテレビドラマ「ここは今から倫理です。」について山田さんが答えていました。
「ここは今から倫理です。」はまさに高校の「倫理」教師と生徒との物語です。
私は、高校時代、「政治・経済」を履修していました。中学と高校の「社会科」の教員資格を持っている者として「倫理」教師の話はとても興味をひくテーマです。
今、NHKドラマと原作である雨瀬シオリさんの漫画コミック「ここは今から倫理です。」を同時並行で視聴しています。ドラマは原作のテーマを深く反映したものになっていると思います。
コミック「ここは今から倫理です。」も累計で100万部突破の売れ行きです。
共通するテーマは、高校生の姿を通した現在の生きづらさです。生きづらさを乗り越えるために教科としての「倫理」の大切さです。
「倫理」の教師である高柳は、「それでは倫理をはじめます。」と口火を切りながら、「試験で重要な科目ではないが、生きる力になる」ことを諭します。
毎回、高校生を通して社会問題が次々と提示されます。「格差と貧困」「LGBTs」「リストカット」「同意のない性交渉」などなど、生々しい今日的問題に、高柳が生徒と一緒にその問題を考えます。
どの問題も解決には至りませんが、高柳が苦しみながら生徒になげかける先人たちの言葉が私たちに問いかけます。
このドラマやコミックを視聴して、「倫理」を学びなおしてみたくなりました。
激動の時代をよりよく生きるために、今こそ「倫理」が必要だと思います。
「ここは今から倫理です。」のドラマや漫画コミックの感想をお聞かせ下さい。
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