2015年度に全国の小中高校などが認知したいじめが前年度比3万6468件増の22万4540件で、1985年度の調査以来最多となったことが、10月27日、文部科学省の「問題行動調査」で分かりました。増加は2年連続で、20万件を超えたのは初めてです。
山口県の2015年度のいじめ認知件数は2480件で、14年度より310件増え、過去最多となりました。
不登校は、全国で小学校が2万7581人、中学校が9万8428人、高校が4万9591人です。小学校と中学校は前年度より増加しています。
山口県の2015年度の不登校の児童生徒は、小学校が259人、中学校が925人、高校が225人となっています。
山口県の不登校の小中児童生徒の内、90日以上欠席している子どもが694人、出席日数がゼロの子どもが37人となっています。
学校が報告した小中高生の自殺は、2015年度、214人です。都道府県別の人数は明らかにされていません。
このような状況を改善するために、まず、子どもや親の相談体制などを拡充する必要があると思います。
文部科学省は、全国の教育相談機関数も相談機関数も調査しています。
山口県の教育相談機関数は、1か所となっています。
中国地方で1か所なのは、鳥取県と山口県だけです。
岡山県は10か所、広島県は3か所、島根県は2か所となっています。
相談機関が5か所以上ある自治体は。岩手(8)、茨城(7)、栃木(8)、埼玉(10)、神奈川(8)、新潟(8)、山梨(9)、長野(7)、岐阜(7)、愛知(8)、兵庫(10)、岡山(10)、福岡(9)、熊本(11)となっています。山口県でも、5か所程度の相談機関が設置されるべきだと思います。
子どもに接する教職員を増やし、専門家や相談機関を増やし、いじめを始め、こどもの問題行動に対処できる体制を全国でも山口県でも拡充させるべきだと思います。
いじめが全国でも県内でも最多となっています。皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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