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金属類に関する窃盗の県内での認知件数は、今年10月末までに113件であることが分かりました。

 12月10日、11月県議会文教警察委員会が開かれ、県警本部の審査が行われました。
 私が行った質疑の内、主なものを紹介します。

 昨日、文教警察委員会の審議に臨む私

 熊本県玉名署刑事課の巡査だった24歳の警察官が2017年9月に自殺したのは、県警が注意義務を怠ったことが原因だとして、遺族が県に7800万円の損害賠償を求めていた裁判で、12月4日、熊本地裁は、過労死と自殺の因果関係を認め、約6180万円の支払いを命じました。
 このような事案が県警で起きないようにするためにいくつかの質問を行いました。
 まず、長時間労働の状況です。
 私は、県警職員の時間外業務時間が80時間、100時間を超えた県警職員の人数と割合について質しました。
 藤井警務課長は「令和5年度の月に100時間超過の人数は延べ42人で全体の1.2%、月に80時間超過の人数は延べ81人で全体の2.3%、今年度は10月末現在では月に100時間超過の人数は延べ34人で全体の1.0%、月に80時間超過の人数は延べ81人で全体の2.3%となっている。」と答えました。
 これら職員への健康管理対策について藤井警務課長は「所属長面談の対象者に指定し、翌月の時間外勤務の縮減方策等の検討を行っている。また、県警本部に配置している保健師等による健康状態の聞き取りや産業医による面接指導を勧奨するなどの対策を講じている。」と答えました。
 次に長期休職者の状況です。
 私は、長期病休者総数と病類別内訳を質しました。
 下松厚生課長は「令和5年度の長期休務者は、延べ56人となっており、態様は多いものから精神障害、ケガ、疾病によるものとなっている。」と答えました。
 次に在職中の死亡者についてです。
 私は、過去5年の在職中の死亡者の状況と原因を質しました。
 下松厚生課長は「過去5年の在職中の死亡者数は、合計12人だ。内訳は、がんが6人、その他が6人となっている。」と答えました。
 私は、「自殺者は何人なのか。過労が原因の死亡者はいないのか」と質しました。
 下松厚生課長は「詳細については答えを差し控える。原因については詳しいところまでの把握はなかなかできていない。」と答えました。
 次にパワハラ・セクハラ対策についてです。
 私は、パワハラ・セクハラの相談者数と認定件数を質しました。
 末永首席監察官は「令和3年中は、パワハラ3件、令和4年中は、パワハラ1件、セクハラ2件、令和5年中は、セクハラ2件となる。なお本年は、調査中のものもあるが、10月末までにハラスメントとして認定したものはない。」と答えました。
 次に金属ケーブルの窃盗事件です。
 朝日新聞は、5日、昨年1年間の金属類の盗難は全国で1万6276件で、金属ケーブルは8916件だと報じました。
 私は、県内での金属ケーブルの窃盗事件の発生状況を質しました。
 神德捜査一課長は「金属類に係る窃盗の県内での認知件数は、令和5年中は56件、今年10月末までで113件を認知している」と答えました。
 私は、条例での対策の状況を質しました。
 水野生活安全企画課長は「県内では、金属くず類回収業に関する条例を制定しており、買取時の相手方の身分確認、不正品等に対する申告、又は帳簿の作成などを義務化している。」と答えました。

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