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20年以降、県立大学と陸自山口駐屯地が自衛隊の公報作成などで共同研究を実施していたことが判明

 24日付、山口民報は、県立大学が自衛隊と共同研究などを行っていることについて、次のように報じました。
 「日本共産党の藤本一規県議の13日までの調査で、山口県立大学(田中マキ子学長)の自衛隊広報づくりへの協力が常態化していることが分かりました。2020年度以降、県立大学(倉田研治准教授)と陸上自衛隊山口駐屯地第17普通科連隊(永木裕治連隊長)が『共同研究』に着手。研究予算は大学、自衛隊とも特別支出していませんが、大学が広報映像技術面で協力し、十月には駐屯地で子どもを対象に『戦車・ヘリVR試乗体験ブース』まで共催しました。その際、戦車・ヘリ試乗体験案もその動画も自衛隊の提案・提出を大学側が受け入れていたことも判明しました。」
 1985年「軍事費削ってくらしと福祉・教育の充実を」県実行委員会の「自衛隊駐屯地の公開などによる戦争宣伝に児童生徒をまきこまぬこと」との要請に対し、県教委は「危険防止の立場から武器に直接触れることや戦争賛美となることなど自他の生命や人格を尊重する精神を損うことがあってはならない」と回答しました。
 戦車乗車体験のVRは子どもも対象にしたものです。武器に直接触れることを疑似体験させるものを県立大学が共同して作成していたことは問題です。
 現在、県教委に対し、1985年当時の見解を堅持しているのか照会しています。
 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

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