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旧長生炭鉱の坑口調査が始まりました。25日夕方、坑口らしき所から海水が湧き出してきました。

 25日の毎日新聞は、旧長生炭鉱の坑口調査が始まったことを次のように報じました。
 「戦争中の1942年、大規模な水没事故があり朝鮮半島出身の労働者を含む多くの人々が亡くなった長生炭鉱(宇部市)で24日、遺骨の収集を目指す市民団体『長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会』が炭鉱の出入り口(坑口)を見つけるための掘削作業を始めた。会の井上洋子共同代表は『犠牲になった人の遺骨を見つけ出し、遺族に届けたい』と意義込む。長生炭鉱は宇部市東部にあった海底炭鉱で、事故は42年2月3日に坑口から約1キロ沖合で発生。朝鮮半島出身の労働者136人を含む183人が亡くなった。炭鉱跡近くの追悼ひろばに建つ2基の追悼碑には、1基に『日本人犠牲者』、もう1基に『強制連行韓国・朝鮮人犠牲者』と記されている。海上にはピーヤと呼ばれる排気口が残っており、市民団体は陸上に坑口があると考えている。遺骨は収集されておらず、今も海の中に残されたままとなっている。市民団体は24日、証言などから坑口があったと推測される場所で重機を使った土地の掘り起こし作業を始めた。坑口は事故後に埋め立てされ、現在は労働者が坑内に入る前に安全を祈願したと言われる神社の跡地から海側に進んだ場所の地下4メートルほどの地点にあると推測されるという。坑口を発見できた場合は、専門的な技術を持つダイバーが通路に入り、遺骨を見つけて収集するための調査をする予定だ。井上共同代表は掘削作業の開始を受けて『とうとう、この日が来た。戦時下の石炭増産のために犠牲になった人たちのご遺骨を、残された時間のそう長くない遺族に一日も早く届けたい』と語った。」

  25日、夕方、坑口らしきところから海水が湧き出してきました。

 刻む会としては、10月26日に、集会を追悼広場で開きます。

 また、10月29・30日に、本坑道と岸のピーヤの潜水調査を行う予定にしています。

 私は、30日に行う一般質問で、この問題での県の役割の発揮と、ピーヤの保存に対する質問を行う予定です。

 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

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