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念仏者9条の会共同代表の小武正教さんのインタビューがしんぶん赤旗に掲載

 3月6日、しんぶん赤旗日刊紙に、私が敬愛する念仏者9条の会共同代表の小武正教さんのインタビュー記事が掲載されていましたので紹介します。
 「広島県三次市の浄土真宗本願寺派西善寺の第17代住職・小武正教さん(66)の手には、戦前の『法話ノート』があります。15代目の住職だった祖父が、戦争に加担する内容の法話を問信徒らに説いていました。『寺の住職も戦争の加害者です』。そう語る小武さんが今の時代に伝えたい思いとはー。〈上官の命令は直ちに天皇陛下の御命令として絶対服従。ああこの犠牲的大精神こそ、世界の学者がよってたかって研究してもわからない日本独特の忠義の精神であります〉(ママ)これは、1933年10月14日、日清・日露戦争の戦死者の追悼式が河内村(現・三次市)であり、祖父・小武憲正さんが講演した際の原稿です。お寺の法座や市民集会の場で小武さんはこれを講談調にアレンジして、当時を再現しています。『単に文字を追って読むだけではわからない。実際に声に出してみると、当時の影響力の大きさが伝わってきますよね』。小武さんがノートの存在を知ったのは、住職になって間もない20代のころ。たまたま整理整頓をしていたところ、古いタンスの中に2冊のノートを発見しました。『戦時下の寺と地域の関係性は強固でした。寺が地域のあらゆる行事を担っていた。村の人たちからすればよりどころです。そこでこのような法話が行われていたのはショックでしたね』。祖父の憲正さんは、小武さんが生まれる2年前に結核で亡くなりました。父の孝正さんは47歳の若さで交通事故死したため、戦時中の話を聞くことはなかったといいます。『ノートを見つけたときに何かをするという気持ちは起こらなかった。でも見つけたからには、いつか触れざるを得ないときが来るだおうと思っていましたね』。2022年2月、ロシアによるウクライナ侵略以降、戦争の足音が身近にせまります。日本でも軍拡を支持する世論が作られようとしている中、危機感を抱きました。小武さんは同年夏、戦前に寺が戦意高揚に加担したとして、門信徒に謝罪をしました。『戦争の加害者は国家だけではない。寺の住職も加担したのです。心から謝罪をしたいと思いました』。小武さんは、浄土真宗の門徒や信徒らでつくる『念仏者9条の会』の共同代表も務めています。ウクライナでの戦争が始まって2年がたった今年2月24日には、広島市の原爆ドームの前で、宗教者や市民による平和を祈る集いを開催。『ウクライナに平和を』と題した宣伝は46回を数えます。三次市内でも月2回、地元の仲間と一緒に宣伝活動を続けています。『国によって人のいのちが奪われてしまっている現実が起きています。二度とこのような過ちを繰り返してはならないと伝えていきたいです』。」

 念仏者9条の会に私も参加しています。この記事によって、小武さんの反戦の想いの強さの原点を理解することが出来ました。

 小武さんは、仏教を通じて、ミャンマーの支援も行っておられます。

 4月27日には、広島市内で、「広島!ミャンマー水かけまつり」が開かれ、小武さんが主催者の一人です。

 ミャンマーの支援を行っているパートナーと一緒に水かけまつりに参加しようと話しています。

 小武さん、水かけまつりに参加できましたらお話させてください。

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