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第二回藤本かずのりサポーターズ学習会に40名参加

 昨日、宇部市内で、第二回藤本かずのりサポーターズ学習会が行われ、40名の皆さんが参加しました。

 私は、議会報告を行い、センチュリー裁判の原告である松林俊治さんが、裁判の内容と今後の取組を話し、赤松義生平生町議が、上関町への中間貯蔵施設設置問題を話しました。

 第二回藤本かずのりサポータズ学習会の様子 松林俊治さんがセンチュリー裁判の内容を報告しています。

 私は、初めてパワーポイントを使って、議会報告を行いました。

 各スライドが見たいという方が、データをお送りしますので、ブログのトップページの「問い合わせ」から私と連絡を取ってください。

 私の報告内容は以下の通りです。

 昨日は、時間の関係で、中間貯蔵施設に関する問題を中心にお話をし、後半の議会報告の内容は、要点だけをお話ししました。

・・・

 第二回藤本かずのりサポーターズ学習会にご参加ありがとうございます。
 私からは、9月県議会報告と議会後に視察した青森県の核燃料サイクル施設と兵庫県立大学附属高校について報告いたします。時間が20分弱ですので、中間貯蔵施設の問題を中心に報告していきます。
 私は、9月26日に一般質問で登壇しました。
 第一は、使用済み核燃料中間貯蔵施設に関する問題です。
 
〇スライド2「1、中間貯蔵施設問題」
 上関町に、中国電力が関西電力と共同で、使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設のための調査を開始する意向が示され、西町長は同意しました。
上関町への中間貯蔵施設の設置は、関西電力救済のためのものです。
 2021年、関西電力は、「2023年12月末までに、中間貯蔵施設の候補地を確保できない場合は、美浜、高浜原発の運転を停止する」と福井県に約束しました。
 私は、①上関町への中間貯蔵施設の建設は、関西電力を救済するためのものだ。②福井県が拒否する使用済み核燃料の受け入れは、山口県も拒否すべきだ。と質しました。
 鈴森産業労働部理事は「現在は、中間貯蔵施設の調査が、開始された段階だ、県として対応を申し上げる状況にない。」と答えました。

〇スライド3「再処理施設の稼働の見通し」
 青森県六ケ所村の再処理工場について原子力規制委員会は、「年明けから技術的な検討が始まる」などとしています。
 一方、中国電力は、「再処理工場は、24年度上期に竣工できる見通し」と記したチラシを住民に配布しています。
 私は、「再処理工場が24年度上期に竣工できるとの情報を持っているのか」質しました。
 鈴森理事は「国の責任で判断されるもの」と答えました。
〇スライド4 「2、青森県視察行程」
 日本共産党県議団は、10月17日から19日まで青森県を視察しました。
 10月17日は、午後に米軍三沢基地を視察しました。
 18日午前は、六ケ所原燃PRセンターを、午後は、青森県庁を
 19日午前は、むつ中間貯蔵施設を見学しました。
 
〇スライド5 「核燃料サイクル施設配置図」です。
 下北半島の付け根が六ケ所村で、再処理工場などがあります。
 下北半島の細い部分がむつ市で、中間貯蔵施設があります。

〇スライド6 「六ケ所村日本原燃PRセンター全容」
 原発施設や中間貯蔵施設から運ばれた使用済み核燃料は、六ケ所村の再処理工場に運ばれます。工場で、ウラン・プルトニウムの燃料と、高レベル放射性廃棄物に分けられます。
 六ケ所村には、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターと、低レベル放射性廃物埋設センターなどがありました。

〇スライド7「再処理工場」
 写真は、PRセンターから再処理工場を撮影したものです。
 再処理工場のしゅん工予定は、24年度上期です。
 併設されている貯蔵施設に、使用済み核燃料が3000㌧近く貯蔵されています。
 再処理工場で、これまでに425㌧の使用済み核燃料が試験的に処理されています。

〇スライド8「高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター」
 フランスから1310本、イギリスから520本のキャニスターが返還され、六ケ所村で貯蔵されています。
 高レベル廃棄物の最終処分場が未定の中、六ケ所村最終処分地です。

〇スライド9「低レベル放射性廃棄物埋設センター」
 原子力発電所から出た放射性の低い廃棄物が、200㍑ドラム缶で、35万本、六ケ所村に埋設されています。この施設は、最終処分場です。

〇スライド10「青森県庁視察」
 青森県庁では、エネルギー総合対策局などから説明を受けました。
 むつ市に中間貯蔵施設が設置されることで調査段階から交付される電源立地地域対策交付金は24億円交付されました。
 しかし、青森県は、交付を受けていないとのことでした。
 現在は、核燃料サイクル交付金が10年間で149億円交付されました。中間貯蔵施設の関係で8市町に交付されています。
 六ケ所再処理工場の年内のしゅん工は難しいとの認識を示しました。
 再処理工場に対する住民投票条例制定を求める直接請求が成立し、議案が県議会に提出された歴史があることも分かりました。

〇スライド11「むつ市中間貯蔵施設」
 原子力船むつの寄港地として下北半島の北側に関根浜港が築港され、そこに使用済み核燃料を積んだタンカーが接岸し、専用道路約1キロを経由して、中間貯蔵施設に運ばれます。緩やかな丘陵地です。
 面積は120㌶ 東京ドーム26個分です。
 むつ市は、第6次エネルギー基本計画のパブリックコメントに「使用済み核燃料の搬出先の明確化」が争点と意見を出しました。
 中間貯蔵施設に係る住民投票条例制定を求める直接請求 法定数の6・8倍集まりました。

〇スライド12 「動画」

〇スライド13「青森県核サイクル施設まとめ」
 青森県は国の核燃料サイクルのへそ中心となる施設が集積していることが分かりました。
 核燃料サイクルシステムの破綻は明瞭なことが分かりました。
 住民投票条例制定を求める直接請求運動は山口県でも学ぶべきです。

〇スライド14「山口県人権指針の改定」
 今の山口県人権推進指針に、LGBT問題を「性同一性障害」と表記し「疾病」と解説しています。WHは、性同一性障害を精神疾患から除外しました。私は、山口県人権推進指針の早期改訂を求めました。
 藤田環境生活部長は、「改定に向け検討を行っている」と答えました。

〇スライド15「JR美祢線・山陰線の早期復旧」
 京牟礼観光スポーツ文化部長は「JR美祢線利用促進協議会」に「新たな検討チーム」を作ると答え、10月12日、ワーキンググループが設置されました。

〇スライド16「柳井・周南地域の高校再編計画」
 県議会文教警察委員会で、柳井・周南地域の5校を2校にする提案がされました。私は、11月県議会で成案を出すなと質しました。

〇スライド17「山口県立大学附属高校」
 9月21日、県立大は、26年4月開校を目指し、県立周防大島高校を附属高校にするよう県教委に設置者変更を求めました。
 私の情報公開請求で、兵庫県立高校は、定員割れ、寮があり宿直する先生の確保が大変との視察報告がされていたことが分かりました。
 私は、兵庫県立大学附属高校の定員割れのことなどは協議されたのか質し、水野学事文書課長は、「協議されてない」と答えました。

〇スライド18「兵庫県立大学付属校高校視察」
 兵庫県立大付属高校の職員は県教職員でした。ならば、県立大学附属高校にする意味はありません。周防大島と山口は100キロあります。

〇スライド19「県立高校の校則見直し」
 今年3月に、県教委は県立高校に更なる校則見直しを通知していることが分かりました。全ての県立高校で校則が公開されています。

・・・

 引き続き、県政全般に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

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