中国新聞デジタルは、昨日午後、国土交通省がダムの事前放流や緊急放流の状況を次のように公表したことを明らかにしました。
「国土交通省は19日、台風14号の大雨に備え、九州や中国・四国を中心に19府県の計123ダムで、農業や発電用にためた水をあらかじめ放出する『事前放流』をしたと発表した。また、決壊や破損を防ぐため、流入量と同じ量を放出する『緊急放流』を九州3県の7ダムで実施した。同日午前8時現在の集計。事前放流は18日時点で105ダムだった。取り組みを本格化した2020年以降、一つの台風への対応としては最多を更新した。水を事前に放出し、雨をせき止める容量を増やす。国交省は台風の東進に伴い、事前放流、緊急放流とともに実施するダムが増える可能性があるとしている。」
私は、県議会で、県内のダムで事前放流を可能とするよう関係者と治水協定を締結するよう求める質問を複数回行ってきました。
その結果、2021年度までに県内15水系で、事前放流の実施方針等を定めた治水協定が締結されました。
台風14号の大雨に備え、県内の何カ所のダムで事前放流が実施されたのかについて、本日、県河川課に照会したいと思います。
昨日午前、読売新聞オンラインは、向道ダムで緊急放流が開始されたと次のように報じました。
「山口県は19日、国名勝・錦帯橋(岩国市)がある錦川の上流にある向道ダム(周南市)について、台風14号による大雨で水位が上昇し、これ以上の貯水が難しいとして午前9時から緊急放流を始めた。終了は未定。ダム下流で水量が増加するとして、住民に警戒を呼びかけている。」
事前放流の実施方針等を定めた治水協定が締結された15水系に錦川水系は含まれています。向道ダムでなぜ緊急放流が行われる事態となったのか下流で被害はなかったのか。向道ダム以外で、緊急放流したダムはなかったのかなどについて、本日、県河川課に照会したいと思います。
県内では、18日夕方から19日午前中にかけて、台風14号による風雨の影響が甚大でした。
台風14号に対する被害と必要な対策について、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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