昨日、イージス・アショア配備計画の撤回を求める住民の会(森上雅昭代表・以下、住民の会)は、防衛省中国四国防衛局(以下、中四防)の今給黎学局長に対し、イージス・システム搭載艦配備計画の撤回を求める「申し入れ書」を提出しました。中四防への申し入れ書は、柴田萩副市長に手渡されました。
昨日、イージス・システム搭載艦の萩市沖配備に反対する中四防への要請書が柴田萩副市長に渡される
右が森上代表、左が、柴田萩副市長
柴田副市長は「申し入れ書を中四防に届けたい。申し入れ内容は、萩市としても主体的に受け止めたい」と話しました。
10月5日、住民の会は、今給黎中四防局長に対し、①イージス・システム搭載艦とは、「イージス・アショア」の洋上配備ということであり、改めて整備計画の撤回を求める。②「イージス・アショアの構成品を洋上のプラットホームに搭載する」方式について、経過と理由の説明を求める。③防衛省には、説明責任から逃げずに、「申し入れ」への「返答」と、住民説明会の開催を求める。の「申し入れ書」を提出しました。
綿貫賢一中四防企画部次長が、この申し入れについて、電話で回答しました。
綿貫次長は、「防衛省としては、①イージス・アショア配備断念に至った経緯②今後の見通しについて説明する地元説明会の開催を地元自治体と協議を行いながら準備しているところである。申し入れ書の内容については、今後開催される地元説明会の中で、質問頂ければ、丁寧に説明したい。」と答えました。
森上代表は「防衛省は、宇宙監視レーダーに対する住民説明会を12月4日に開催することを決めた。なぜ、イージス・アショアに対する地元説明会は開催できないのか」と質しました。
私は「イージス・アショア断念に至った経緯について、防衛省は、昨年9月4日に報告書をまとめている。つまり、イージス・システム搭載艦に関する説明資料の作成が遅れているので、地元説明会が開催できないのではないか」と質しました。
綿貫次長は「地元説明会の開催に向けて地元と調整し、早期に開催していきたい。」との回答を繰り返しました。
柴田副市長は「萩市としては、コロナ感染症の中でも、地元説明会の早期開催を防衛省に求めてききた。防衛省によるこれまでの説明会は①行政区で2カ所開催②市議会全員協議会での説明が行われてきた。これらについては、同様の対応を求めたい。また、地域住民に周知できる期間をしっかり確保できるタイミングで、住民説明会の日程を決めることも求めていきたい。」と話しました。
防衛省は、早期に、イージス・アショア配備断念の経過とイージス・システム搭載艦の内容についての地元説明会を開催すべきです。
この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
No comments yet.
コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。
メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。