議員日誌

イージス・アショアと山口県政

  本日、日本共産党中央委員会で、「イージス・アショア対策会議」が行われました。

 秋田県と山口県の関係者が参加して意見交換などが行われました。

 私が、イージス・アショアと山口県政というテーマで報告した内容を紹介します。

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 この春の県議選挙で、4年ぶりに議席を回復した山口県議の藤本です。イージス・アショアと山口県政というテーマで報告したいと思います。
 5月28日、原田防衛副大臣が、山口県庁を訪れて、「イージス・アショアの配備について ―各種調査の結果と防衛省の検討結果-」という資料を基に陸上自衛隊むつみ演習場がイージス・アショアを配備する適地だと報告しました。
 この説明に対して、村岡知事は、「不明な点や説明を求めたい事項等があれば、改めて確認をしたい」「地域住民に丁寧に分かりやすく説明してほしい」と述べています。萩市長は、「地域住民の不安や懸念が解消され、理解が進んだと言える状況にない」と述べました。阿武町長は、「現時点で、阿武町民の有権者の半数以上が、明確に配備反対の意思表示をしている」と述べました。
 6月14日、村岡知事と萩市長と花田町長は、「イージス・アショアの配備に係る適地調査等の結果について」と題する照会を岩屋防衛大臣に行っています。具体的には、電波環境調査について、「イージス・アショアのレーダーは開発中とされているが、230㍍より離れた場所では、人体への影響がなく、安全という結果の根拠」を求めるなどしています。
地質・測量検査については、「地下水への影響に関して、建物の基礎を支える地盤の深度と地下水の具体的な位置関係」を求めています。その他、耐震措置について、騒音と迎撃ミサイル発射時の噴煙について照会し、安全・安心のための具体的措置を照会しています。
 安全・安心では、ブースターを演習場内に落下させるための具体的措置とは何かなど照会しています。
 6月19日、私は、県議会で一般質問を行いました。
 「萩市が適地の検証作業が終わるまでは次の段階に入らないでということで既に要求されておりますし、県としてもその旨を国に伝え適切な対応を求めているところだ」
 「必要があれば、有識者や知見を持っている方のご意見も聴きながら対応はしていきたい」と答えました。
 秋田県で、防衛省の資料の仰角や標高の間違いが明らかになり、山口県内では、増山博行山大名誉教授が、西台の標高の違いを指摘しておられました。また、穀田議員などの指摘もあり、防衛省は秋田とともに山口県の資料についても西台の標高の間違いを認めました。
 7月3日、岩屋大臣が来県し、データのミスを謝罪しました。阿武町長がイージス・アショアがまちづくりの支障になると指摘したことに対して、最後に岩屋大臣が、「自衛隊200数十人、家族も含めて数百人」「まちに溶け込んで、まちづくりに少しでも貢献できるように自衛隊も取り組んでまいりたい」と発言し、阿武町町民の反発を増幅させました。
 7月11日の定例記者会見で、村岡知事は、「自衛隊の方々が地域の中で盛り上げていくこと自体は非常にありがたいこと」などと述べ、イージス・アショアに反対する住民の意向を逆なでする言動だと批判が広がっています。

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 秋田県では、参議院選挙でイージス・アショア反対の寺田議員を誕生させ、イージス・アショア配備は「撤回」できるという確信が広がっているようです。

 秋田県の運動に大いに励まされた会議でした。

 改めて、イージス・アショアに対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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