議員日誌

統計不正は、組織的隠ぺいか?

 昨日、日本共産党の志位和夫委員長は、衆議院本会議の代表質問で、厚生労働省の統計不正の組織的隠ぺい問題について次のように質しました。

 「統計不正は2004年以来のものですが、厚生労働省は、2018年1月から不正調査を『修正』する措置を、秘密裏に行っていました。厚生労働省が設置した特別監査委員会の報告書では、局長級幹部が担当室長から不正調査の報告を受け、『修正』を指示し、指示にもとづいて『修正』が行われたとしています。不正調査の事実を知りながら、国民に報告せず、国民に隠れて『修正』を行う。これを組織的隠ぺいと言わずして何というのか。」

 私は、志位委員長の質問のこの行を聴きながら、今日から公開される映画「七つの会議」の原作、池井戸潤さんの同名小説の中身を思い出しました。

 東京建電の商品の中は、列車等の座席があります。これら商品の強度不足を知りながら、納品をします。

 これら商品がリコールされると、損害賠償額は、数千億円となります。

 このことを怖れ、リコールせずにヤミ改修が行われます。

 この東京建電の「組織的隠ぺい」を明らかにし、正義のメスを入れることができるかどうかが、今日から公開される映画「七つの会議」の大きなテーマです。

 東京建電が行った「リコールせずにヤミ改修」をした事実と、厚生労働省が、不正調査を国民に明らかにせずに、「不正調査を『修正』する措置を、秘密裏に行った」行為は同一のものです。

 東京建電が行った行為が「組織的隠ぺい」ならば、厚生労働省が行った行為も「組織的隠ぺい」に当たると思います。

 厚生労働省による統計不正の組織的隠ぺいに、国民による正義のメスを入れていくときだと思います。

 安倍政権の政治モラルの大崩壊に対する正義のメスを日本共産党に振るわせて下さい。

 市民と野党の共同の力で、安倍政権を倒し、国民が希望が持てる新しい政治をつくる時です。

 統計不正は、厚生労働省による組織的隠ぺいではないでしょうか。

 皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

トラックバック

コメントはまだありません

No comments yet.

コメント

コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。

メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。