議員日誌

アンネ・フランクとオードリー

 山本おさむさんの「赤狩り」に感銘して、関連の書籍を読んでいます。

 吉村英夫著「ハリウッド「赤狩り」との闘い『ローマの休日』とチャップリン」を読んでいます。

 この中に「ヘプバーン、そしてトランボの栄光」という章があり、その中の一項が「アンネ・フランクとオードリー」です。

 アンネ一家はアムステルダムの運河脇ビル屋根裏に緊急避難して生活していました。

 同じ時期、アムステルダムから東へ列車で1時間余のアルンヘムに住む同年齢の少女がオードリーでした。

 アンネもオードリーも生まれたのは1929年。

 オードリー・へプバーンが5月4日生まれ、アンネ・フランクは6月12日は生まれ。

 オードリーは、戦争が激しくなり、地下室で母と隠れ住む生活をしていました。

 母と共にレジスタンスの手助けを行っていました。

 この項にこんなエピソードが書かれています。

 「オードリーがスターになったなってから、『アンネの日記』を映画化する時に、オードリーにアンネ役のオファーがあった。オランダに縁が深く、アンネを演じてほしいということで、映画会社も、生き残ったアンネの父オットー・フランクも、ヘプバーンのところに足を運んだ。だがアンネ役を断る。私はアンネだけは演じることができません。私自身がアンネでもあるからですというのが理由だった。アンネが生き残れば、戦後天才的文筆家として世界でアイドルになっていたかもしれない。逆にオードリーが抵抗運動のなかで摘発され捕らえられて銃殺されていたら、世界の大スター、ヘプバーンはうまれなかった。二人の明暗は、紙一重である。あなたが私、私があなた。アンネの無念さを思うとオードリーはアンネ役を演じることができなかった。アンネに関心がなかったわけでも、世界史の悲劇をうけとめる感性を持ていなかったのでもない。むしろ、ありすぎたのである。」

 今日は、憲法記念日です。

 先の戦争は、日本と世界に多大な被害をもたらしました。

 オランダで天才的文筆家の命を奪い、戦後の世界的大スターの命を奪っていたかもしれない「戦争」を二度と起こさないと誓う日にしたいと思います。

 安倍政権は、憲法9条を骨抜きにして日本を「戦争する国」しようとしています。

 朝日新聞の世論調査では、この安倍9条改憲に反対が58%でした。

 私が事務局長を務める「安倍9条改憲No!全国市民アクションうべ」では、今日、午後3時~

 宇部市総合福祉会館2階ボランティア交流ホール(大)において、「守ろう!平和憲法」の演題で山本直弁護士を講師に市民憲法学習会を行います。

 連休真っただ中ですが、多数の皆さんのご参加をお待ちしています。

 皆さんの憲法に対する思いをお教え下さい。

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