25日(月)の毎日新聞の「部活顧問『教員に選択権を』」の記事は衝撃でした。
「部活がブラック過ぎて倒れそう—。学校の部活動で顧問を務める教員の一部から悲鳴が上がっている。若手教員らが昨年12月、部活の顧問を引き受けるかどうかの『選択権』を求めてインターネット上のウェブサイトで署名を集める運動を始めたところ、3カ月間で約2万3500人分が集まり、3月初めに文部科学省に届けられた。」
記事の中盤に30代男性の先生の声があります。
「かつては土日返上で指導に打ち込んでいたが、結婚し、子どもが生まれた数年前からは『部活と子育ての板挟みになった』という。午前5時半過ぎに起床、6時半に出勤。日中の授業や放課後の部活指導をこなした後の午後6時半ごろ教材研究などの授業の準備に取りかかるという。」
記事の後半にこうあります。
「日本の教員の勤務時間は世界で突出して長い。文科省の調査では一日の平均勤務時間は10時間36分、このうち休憩は14分だけだ。」
私は、県議会で、教員の多忙化の解消の観点から部活動の運営の見直しを度々指摘してきました。
平成26年11月県議会では、県立学校での時間外の勤務時間が百時間を超えている教員は、平成24年度が月平均278人だったものが、平成25年度は285人に増えていることを指摘し、週一日以上の休養日の徹底を含む部活動の運営の見直しの状況を質しました。
浅原教育長は、「週一回以上の休養日の設定等、望ましい部活動のあり方を示した通知文を毎年、年度当初に配布し、改善に向けて取り組んでおり、本年度は新たに、休養日の設定に係る啓発リーフレットを作成・配布し、その積極的な活用について、校長会等さまざまな機会を通して、周知徹底に務めているところであります。」と答えました。
早朝練習を中止した長野県の例もあります。
山口県でも更に、週一回以上の部活動の休養日の設定を徹底するなど更なる部活動の運営の見直しが求められていると思います。
教員の健康の維持は、子どもたちの発達を保障する大前提だと思います。
中学校や高校の部活動について、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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