環境省が、これまでCO2(二酸化炭素)を大量に排出するため「是認しがたい」としてきた石炭火力発電所の新設を一転して容認することが明らかになりました。
昨年11月、丸川環境相は「石炭火力発電は現在の発電量でも30年度の電源構成の想定よりも多い。さらに多数の増設計画であり、このままでは国の削減目標等の達成が危ぶまれる」と危機感をあらわにしていました。
そして、宇部市など全国5カ所の石炭火力発電所の新設計画をめぐる環境影響評価で「是認しがたい」との意見を提出してきました。
丸川環境相は、9日の記者会見で林経済産業相と相談し新対策を発表しました。
新たに示された両省の対策は、総じて業界の自主的な目標だのみで実効性は不明です。
世界が『今世紀後半には温室効果ガスの人為的排出を実施ゼロにする』などの「パリ協定」に合意しているもとで、世界から「国際的な孤立を深める」(環境団体E3G)などの批判が上がっています。
宇部市の石炭火力発電所計画は、大阪ガス、Jパワー、宇部興産などが進めるもので、出力合計120万キロワットです。
10日付赤旗日刊紙で、気候ネットワーク理事の平田仁子さんは「石炭火力発電所は高効率であっても新規に建設されれば、CO2を何十年も排出し続けることになります。『パリ協定』に盛り込まれている気候変動対策に反するものです。」と環境省の石炭火力発電所容認の動きを批判しています。
宇部市の120万キロワットの石炭火力発電所計画が容認されようとしています。
皆さんはどうお考えですかお教え下さい。
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