議員日誌

日朝平壌宣言12周年記念集会に参加

 本日、山口市内で「日朝平壌宣言12周年~日朝国交正常化早期実現!補助金復活を!~9.17記念集会」が行われ、参加しました。

 集会では、山口朝鮮初中級学校の呉栄哲校長が、「朝鮮学校の補助金をめぐる状況」について報告しました。

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  山口朝鮮初中級学校の呉栄哲校長の報告

 

 呉校長は、「日朝平壌宣言は冒頭に『日朝間の不幸な過去を清算し、懸案事項を解決し、実りある政治、経済、文化的関係を樹立することが、双方の基本利益に合致するとともに、地域の平和と安定に大きく寄与するものとなるとの共通の認識を確認した』とし『在日朝鮮人の地位に関する問題及び文化財の問題については、国交正常化交渉において誠実に協議することとした』とも書いている。日朝平壌宣言12周年になる今年、宣言の立場で二国間の問題を解決を図ることが大切だ。高校の就学支援金に朝鮮学校が外された問題で、今裁判が全国でたたかわれている。また、自治体の補助金が山口県などでカットされたが、これらの問題を解決していくことは重要だ。」と語りました。

 私は、先日、現役新聞記者である田村優之さんが書かれた小説「月の虹」を読みました。主人公である圭一は、在日コリアンである静音と出会います。ビジネスマンが涙する恋愛小説なのです。圭一が静音と出会った頃、圭一の次のようなセリフが印象的でした。

 「お互いが異質であるまま、認め会える世界」。私は現役新聞記者作家ならではのセリフだと心に留めました。
 8月29日、国連人種差別撤廃委員会は、日本における人種差別撤廃条例の順守状況に関する「最終見解」を発表し、人種や国籍で差別をあおるヘイトスピーチを法律で規制するよう日本政府に勧告しました。
 また旧日本軍「慰安婦」問題への対応も不十分だとし、謝罪と補償を求めました。
 神奈川県では、「国際情勢・政治情勢の不安定さが、母国・民族との関連を想起させ、子ども達の教育機会に影響を与えかねない。外国人学校に通う子ども達であっても、こうした不安定さの影響を受けることなく、安定的に教育を受ける機会を確保する必要がある」として、朝鮮学校を含む外国人学校の児童・生徒たちの学費補助制度を新設しました。
 世界は、「お互いが異質であるまま、認め会える社会」を求めています。 
 朝鮮学校補助金の予算措置をしている県が20道府県、計上してない県が7道府県。その7県の中に山口県が入っています。
 この状況を解決し、山口県で「お互いが異質であるまま、認め会える社会」を実現したいと思います。
 朝鮮学校に補助金が出されることは当然だと考えています。

 この問題に関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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