私は、宇部市西宇部校区人権教育推進委員を務めています。
今日は、山口県庁で行われた平成26年度学校・地域人権教育推進指導者研修会に参加しました。
午前中は、県人権教育課の職員を講師に「人権教育の推進について~同和問題に対する正しい認識を~」と出して講義を受けました。
私が一番、勉強になったのは、「教科書記述から見る同和問題」でした。
同和問題の教科書記述で最近の主な変更点は、以下の3点だということでした。
①小中学校の教科書では、士農工商という表記はされていないということ。
②歴史的成立過程は国内一様ではなく、多様な実態が明らかになっているということ。
③差別、迫害、貧困のマイナスイメージだけを強調せずに、社会的役割を記述していること。
近現代史の研究成果に立った教科書記述になっていることが説明されました。
山口県人権推進指針における同和問題の位置づけについて以下のように位置づけられています。
「これまでの教育・啓発活動の推進により、県民の同和問題についての理解が深まり、人権意識の高揚を図る上で多くの成果が上がったとの認識の下、基本的人権を尊重するという観点に立った人権施策を積極的に推進するという方向に沿って、教育、啓発活動を推進します。」
人権問題の一つとしての同和問題が教育・啓発活動の推進によって一日も早く解決が図られる日が来ることを願う一日でした。
人権教育についての皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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