議員日誌

映画「マンデラ-自由への長い道-」

 ジャスティン・チェドウィック監督の映画「マンデラ-自由への長い道-」を読んでいます。

 マンデラの名前は、南アフリカのアパルトヘイト政策と戦った人物として、ノーベル平和賞を受賞した人物として、当然知ってはいましたが、人間マンデラの壮絶な人生をこの映画で初めて知りました。

 パンフレットの監督へのインタビューでジャスティン監督は、「ネルソンマンデラをまるごとひとりの人間として描くこと。それが何よりこの映画のテーマなのです。」の言葉通り、マンデラの弱さもこの映画には余すところなく描かれていました。

 マンデラは、国家反逆罪で終身刑を受け、46歳から72歳まで実に27年間、獄中で過ごします。

 釈放されて76歳で南アフリカ初の全人種選挙で第8代大統領に就任します。

 マンデラは、土の家で生まれ育ち、過酷な差別政策の中青年期を過ごします。

 マンデラが、大統領に就任できたことは、国内と世界で民主主義を求める運動の大きな成果だったと思います。

 マンデラの言葉は、私の生きる標になりました。

 「生まれながらに 肌の色のせいで 他者を憎む者などいない 人は憎むことを覚える ならば・・・ 愛することを学べるはずだ なぜなら愛というものは 人の心にとって ずっと自然だから」

 最近、書店で、韓国や中国を露骨に批判する本を多く目にします。

 日本が取るべき外交の指針としてもこの言葉は重いと思いました。

 パンフレットの中で、アフリカ部審議役の内藤康司さんが、「マンデラに触れることでその後の人生が変わる瞬間を、私たちは『マンデラ・モーメント』と呼んでいる」と述べています。

 私は、この映画で、「マンデラ・モーメント」を感じました。

 多くの人にこの映画で「マンデラ・モーメント」を感じていただきたいと思います。

 この映画の原作は、ネルソン・マンデラ著「自由への長い道」です。上巻だけで、431ページの大河自伝です。

 今、150ページ過ぎです。マンデラが弁護士になる直前のところです。

 マンデラの人生の本史はこれからです。

 映画に続き、マンデラ自らが執筆した本から、マンデラを更に知っていきたと思います。

 マンデラについて皆さんの感想をお聞かせ下さい。

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