議員日誌

名護市長選 稲嶺氏圧勝

 安倍政権による新基地建設押し付けを許すかどうかが最大の争点となった沖縄県名護市長選が昨日投開票され、「辺野古の海にも陸にも基地をつくらせない」と公約した現職の稲嶺候補が、圧勝しました。

 日本共産党の志位委員長は、「政府は、この結果を重く受け止め、辺野古への新基地建設を断念すべきです。日本共産党は普天間基地の無条件撤去を強く求め、沖縄県民とともにたたかいます。」などと記者会見で述べました。

 今日の沖縄タイムズは社説で、「敗れたのは国と知事だ」とし「住民投票的性格を帯びた今回の選挙で市民は再び移設反対の意思を明確にしたのだ。日米両政府は辺野古移設計画を撤回し、見直しに着手すべきだ。」と書きました。

 本日の琉球新報は、社説で、「誇り高い歴史的審判、日米は辺野古を断念せよ」とし「日米両政府は名護市の民主主義と自己決定権を尊重し、辺野古移設を断念すべきだ。普天間の危険性除去策も県民が求める普天間飛行場の閉鎖・撤去、県外・国外移設こそ早道だと認識すべきだ。」と書きました。

 名護市長選挙の結果は、山口県政にも影響を与えます。

 山口県の藤部副知事らは、昨年12月16日、菅官房長官らと合い「普天間基地が継続して使用されることがないよう政府が責任を持って取り組むとの不退転の決意を確認できた」ことを理由に、「15機のKC-130が今年の6月から9月の間に岩国飛行場に移駐することを容認」しました。

 名護市長選挙の結果によって、私は、「普天間基地が移設する見通しが立たない内に、KC-130を岩国基地に先行移駐させることになる」見通しになったと感じます。

 私は、山口県は、名護市長選挙の結果を受けて「KC-130の先行移駐は認められない」の県民への公約に立ち返り、先行移駐容認の方針を撤回すべきだと思います。

 先行移駐容認の方針を山口県が撤回しないのなら、この夏、山口県は、県民に重大な裏切りをすることになることは必至だと思います。

 皆さんは名護市長選挙の結果をどうお考えですか。

 改めてKC-130の岩国基地への先行移駐についてどうお考えですか。

 ご意見をお聞かせ下さい。

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