今日も妻と一緒に、昔ばなし大学山口第4回の二日目に出席しました。
今日は、「土地言葉による語り」という時限があり、3人の方が「語り」をされました。
一人は、木下順二さんの作品を九州弁で、一人は、三省堂日本昔話百選から関西弁で、もう一人は、山口弁で「ぶす」という話を語られました。
「ぶす」という話は、「ばかむすこ」が「だんご」を買ってこいと言われたが、「だんご」が覚えられず、「どっこいしょ」になったりする話です。
確か落語にも同じような話があるように思います。大きな声での朗読でとても面白く聞きました。
この物語の出典は、山口県小学校教育研究会国語部会編の「山口のむかし話」です。
「ぶす」は、新南陽地域に伝わっている話のようです。
「山口のむかし話」は、我が家に私が子どもの頃からある本です。
父の字で「昭和48年11月28日購入す」とあります。
私が、9歳の頃、我が家の末っ子の娘と同じ頃に父が購入したことになります。
小学校の教師をしていた父は、この本を執筆した先生の中には知り合いが多いという話をしてくれた事を思い出します。
以前、本ブログで紹介したこともありますが、この本の中に、「えんこう岩」という話があります。
この話は我が家に代々伝わっている話です。
いたずらをしない誓いとして、石に河童の手形を掘らせたという話ですが、河童の手形と言い伝えられている「えんこう岩」が私の子どもの頃までは、実際に残っていました。
この石が、災害や父の没後、どこを探してありません。
数年前に、この石を「えんこう岩」にしようと、私が、近くの河原で取ってきた石を実家の庭の隅に置きました。
小澤先生は、「自分の今しゃべっている言葉で、昔ばなしを語ってください」と強調されました。
私も我が家に残る「えんこう岩」を自分の言葉で語れるようになればと思います。
「山口のむかし話」は、初版以降、2度改定され、新しい本が出版されているようです。
山口にもすばらしい昔ばなしが多数残っていることに誇りを感じた今日の講座でした。
「山口のむかし話」を残す活動に参加出来たらと思います。
皆さんの身近な昔ばなしをお教え下さい。
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