22日に、山口県議会宇部地区選出議員団で、小松空港の概要について、石川県企画振興部の担当者から説明を受けました。
石川県の担当者から小松空港の活用策を聴きました
概要と感想について報告します。
まず、小松空港の年間利用客の多さに驚きました。
国内線は、札幌(1往復/日)・仙台(1往復/日)・成田(2往復/日)・羽田(11往復/日)・福岡(2往復/日)・那覇(1往復/日)あり、年間187万7301人(平成23年)の利用がありました。
羽田便だけで、150万人以上の利用があることには驚きました。
国際線は、ソウル(4往復/週)・上海(4往復/週)・台北(4往復/週)あり、11万9908人(平成23年)の利用がありました。
国際貨物便は、ルクセンブルグと北米便があり、16140トンの利用がありました。
山口宇部空港は、国内線は、羽田(9往復/日)ですが、平成23年は、76万2509人にとどまっています。
小松空港の国内線の利用促進策として力を入れているのが、羽田乗継割引運賃設定区間が全国最多の33区間ある点でした。
山口宇部空港では羽田乗継割引運賃設定区間が、札幌・大館能代・庄内・富山・小松・能登・秋田・青森・三沢・山形の10区間あるようですが、更に促進させる必要があると思いました。
小松空港が音頭をとって、乗り継ぎの利活用を協議する全国組織が結成されると聞きました。山口県も積極的に関与すべきだと感じました。
また、小松空港で国際線・国際貨物線が就航している点については、山口県として大いに学ぶ点があると思いました。
北陸新幹線開業を控え、平成23年に、小松空港活性化推進検討会が設置され、「小松空港活性化アクションプラン」が策定され、活性化に向けた論点整理などが行われました。
山口県も2空港になることを契機として、それぞれの空港の利活用をどう進めていくのか、論点整理や方針の明確化が必要だと思いました。
小松空港国内線乗継や国際便就航などに対して、石川県が直接的な財政負担をしていることはないという説明でした。
山口県は、利用者が減少している山口宇部空港の利活用を促進していくために、小松空港など全国の経験を真摯に学ぶべきだと感じました。
山口宇部空港の活用促進のための皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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