宇部市職労機関紙「自治の灯」が10000号を達成した記念レセプションに参加しあいさつを行いました。
以下、あいさつの概要を掲載します。
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宇部市職労機関紙「自治の灯」10000号達成記念レセプションにお招きいただきましてまことにありがとうございます。ただ今、ご紹介いただきました。県議会議員の藤本です。一言お祝いの言葉を述べたいと思います。「自治の灯」がスタートしたのが、1967年ということです。私が、3歳の時ですので、約半世紀の歴史を刻むことになります。まずは、「自治の灯」10000号達成にお祝いを申し上げます。
私、今日は、1978年から市職労の委員長を務められた伊藤稔さんの「孺子(じゅし)の牛」という本を持ってきました。この本には、伊藤さんが1976年から自治の灯に書かれたコラム「ともしび」が収録されています。1980年の「ともしび」には、「公務員攻撃」というこんな記事があります。公務員攻撃とは「第一に、限界に達した『合理化』の下での低賃金、労働強化に対する民間労働者の不満を、公務員の賃金、労働条件切り下げによって、そらすこと。第二に、自治体労働者攻撃と革新自治体攻撃を統一してそれをつぶすこと、第三は、国家財政危機を増税で乗り切るために、公務員の賃金抑制、人員削減を行い、同時に福祉、教育関係費まで削減することで、国民に歳出を押さえている印象を与えること。」と書かれてあります。
私は、自治の灯10095号を持ってきました。これには、猿橋自治労連書記長が国が進める「地域主権改革」の問題点を指摘した論文が掲載されています。「『地域主権改革』は、国が責任を持つべき社会保障・社会福祉・公衆衛生などの『最低基準』の設定にかかわる仕事や国が国民に対して直接行ってきた雇用政策などの仕事を地方自治体と住民の責任に押し付け、補助金の一括交付金化で地方の福祉・教育などの財源を、実質的に大幅に削減することをねらうなど、自治体が住民の生命と暮らし、営業を守る役割を果たす上で、より一層の困難を持ちこむものとなっています。」
まさに30年前の伊藤さんの指摘は、今日の地方主権改革の問題点にも通じるものです。
今日、公務員・自治体への攻撃が強まっていますが、これに抗して、自治体労働者と住民の暮らしを守る「自治の灯」として、市職労機関紙が2万3万号と発行され続けることを祈念して私のあいさつといたします。
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10000号達成おめでとうございます。
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