議員日誌

ロシア大統領の千島訪問について

 昨日、ロシア連邦のメドベージェフ大統領は、ソ連時代を含め同国最高指導者として初めて、日本の歴史的領土である千島列島の国後島を訪問しました。

 日本共産党志位委員長は、この問題で談話を発表し、次のように述べました。

 「今回の訪問は、日本国民にとっては、大統領のたんなる『国内視察』ではない。それは、ロシアの最高権力者が、同国に不当に併合された日本の領土である千島を、『ロシアにとってきわめて重要な地域』としてこれからも占領しつづけ、領有を固定化しようとする新たな意志表示であり、領土問題の公正な解決に反するものであって、わが党はきびしく抗議する。」

 私は、今日、この問題で緊急街頭宣伝を行い、市内各地で訴えました。

 今年の夏に、浅田次郎著「終わらざる夏」が発刊されました。この小説の中で、第二次世界大戦の終結時に、ソ連が、「領土不拡大」という戦後処理の大原則を踏みにじって、日本の歴史的領土である千島列島を自国の領土に一方的に編入した経過が出てきます。

 私は、県議会総務政策委員会の県外視察で、標津町の北方領土館を視察しました。 ブログに書いたように、 標津町は、国後島まで根室海峡をはさんで12キロしか離れていません。

 北方4島だけで、1万7000人の日本人が、戦後、強制的に土地を奪われて日本の領土に移ってきたそうです。

 委員会視察で、裸一つで、島を追われた日本人の方たちの苦しみを実感しましたが、今そのことを再び思いだしています。

 「4島は千島に属さないから返せ」ではなく、「全千島と歯舞群島、色丹島の返還」この歴史的事実と国際的動議に立った道です。

 日本政府は、第二次世界大戦の戦後処理の不公正を正すという立場に立って対ロ領土交渉を今こそ行う時です。

 日露領土問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

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  ロシア大統領の千島問題について訴える私

 

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