議会だより

厚東川通信No236(2008年9月1日号)

藤本県議の故郷、宇部市吉部で開催

 

農業の再生を考えるシンポジウム

 

中林元衆議院議員が展望を語る

 

 八月十日、吉部ふれあいセンターで、農業の再生を考えるシンポジウムが開かれ、保守系市議や宇部市農業委員を含め六〇名で成功しました。
 宇部市楠北土地改良区理事長の田中貞夫さんは、「やまぐち棚田保全モデル実証事業」を例に「何らか農業の発展のために施策に生かされているのか疑問」と語りました。
 宇部市楠総合支所経済課長の森部実喜さんは、「行政として、担い手対策と経営対策に取り組んでいるが、決め手に欠けている点があることは否めない」と話しました。
 元宇部市議で農業青年の山村通弘さんは、「市職員にとにかく農家に直接足を運んでもらって実情は把握してほしい」と要望しました。
 中林よし子元日本共産党衆議院議員は、「日本の自給率の低さは異常だ」と強調しました。そして、食料自給率を高めるためどうしたらよいかについて「日本共産党の農業再生プラン」を元に話しました。

DSCN0987.JPG

吉部で行われた農業の再生を考えるシンポジウム
 

知事と議長は防衛相就任

 

祝賀会の主催者になるな

 

 八月二十二日、日本共産党県委員会(山本丈夫委員長)と日本共産党山口県議会議員団(水野純次団長)は、島田明議長と二井関成知事に、「防衛大臣就任祝賀会」の主催者を辞退するよう求める申し入れを行ないました。
 島田議長あての申し入れには、木村県議会事務局長が対応しました。申し入れに対し、木村局長は、「申し入れの主旨は、議長に伝える」「当日は、公務で議会事務局の職員が数名対応する予定だ」と答えました。
 二井知事あての申し入れには、岡田総合政策部長が対応しました。岡田部長は、「申し入れの主旨は、知事に伝える」「当日は、公務で、県職員が数名対応する予定だ」と答えました。
 県議団は、「当日、公務での職員派遣は、他県の状況や法律の観点から、行うべきではない」と重ねて質問しました。これに岡田部長は、「申し入れの内容は、知事に伝え、協議する」と答えました。

 

県議会報告シリーズ④愛宕山開発計画について

 

 藤本県議は、六月県議会において、岩国市の愛宕山開発計画について、「跡地は米軍住宅にはしないとの見解を明らかにすべきだ。」と二井知事に質問しました。二井知事は、「国との交渉過程で、『事業の赤字解消』を最優先にして、『市が提案するまちづくり』や『周辺環境対策』に十分配慮する方針のもとに、国が買い取った後は、地元住民の理解を得て土地利用を図っていただくよう、最大限の配慮を求めていく」と答えました。

 

一気

 

福田首相が一日夜、首相を辞任する意向を表明しました。自公政権としては、安倍晋三前首相に続いて二代続けての政権投げ出しです。自民党政治の末期的姿を象徴するものであることは確かなようです。辞任の原因の一つは、自衛隊のインド洋派兵継続に固執する新テロ特措法延長法案が成立の見通しが立たなくなったことがあるようです。国民の声に背を向ける政権に未来がないことがはっきりしました。しかし、自民党は、首相の首を挿げ替え旧態依然の政治を強行するのでは国民の信頼を得ることは出来ません。福田首相の元で6月に発表された骨太方針二〇〇八では、社会保障費2200億円削減と消費税増税が中心に座ったものです。アメリカと大企業に奉仕する自民党の基本路線ー「構造改革路線」の踏襲では国民の怒りを押えることが出来ません。

トラックバック

コメントはまだありません

No comments yet.

コメント

コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。

メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。