議員日誌

クレーン車転倒問題で同業者が証言

 今日は、長男が参加しているソフトボールチームの球技大会に向けての練習の当番で、先ほどまで小学校のグランドで子どもたちと一緒に球を追っていました。コーチしていただいているTさんは、クレーン車運転の大ベテランです。私は、練習が終わって、Tさんに、先月26日に新光産業内で発生した大型クレーン車の事故についてお話をお聞きしました。

 Tさんは、開口一番、「事故を起こしたクレーン車は、安全装置を作動していないかったそうだ。」と話されました。Tさん曰く、安全装置を作動していたら起きなかった事故だそうです。安全装置を作動していたら、不安定な場所にアームが行こうとするとその動きが制御されるそうです。安全装置にはランプがあって、信号のように赤が危険で、黄色は注意だそうです。Tさんは、自らが作業に当たる時は、黄色になるとそれ以上、アームの移動はしないと言われました。また、安全装置の鍵は、元請が管理するのが通例で、Tさんは、作業の最初に鍵を元請に取りに行くのが日課だと話されました。事故が起きた瞬間は、手動の状態ではなかったかとTさんは話されます。また、Tさんは、吊り上げた重さは、報道で言われている8.2トンを上回っていたのではないかとも話されました。更に、Tさんは、どのような動きで転倒したかは、コンピュターに全て記憶されているはずとも話されました。

 もし、Tさんの一連の意見が事実ならば、事故を起こした下請け業者の責任は当然ですが、元請の新光産業の責任も重大のようです。また、この作業は、昨年9月、橋の架設用鉄塔が転倒し、作業員4人が死傷した「桑ヶ市橋」の部材であったようです。作業を発注した県農村整備課は、「今回の事故原因と、工期の影響を含めて調査する」と話しているようですが、私は、明日にでも、Tさんの証言を同課に伝えたいと思います。

 クレーンの先は、市道に到達しました。私の家と事故が起きた場所の距離は数キロです。あの市道は私もよく通る道です。その先には、市民センターや県営住宅があり、歩行者や子どもたちもよく通る道です。重大な人身事故が起きなかったことがなによりですが、国や県などの関係機関による早急な事故原因の解明は、地元住民の切実な願いです。

 私は、この問題引き続き注視していきたいと思います。この問題での皆さんの情報やご意見をお聞かせください。

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