文豪ナビという本がシリーズで出ています。この「山本周五郎」に、おすすめコースが紹介されています。「さぶ」→「かあちゃん」→「小説日本婦道記」→「樅の木は残った」→「よじょう」→「赤ひげ診療譚」→「青べか物語」→「ながい坂・虚空遍歴」とありました。
そうです、「さぶ」を読んだので、「かあちゃん」を読むことにしました。「かあちゃん」は。「おごそかな渇き」という短編集の中の一遍で、数時間で読んでしまいました。
この作品も、「さぶ」同様の感動を得ました。「かあちゃん」が何故お金をためているのか。それを知って入ってきた泥棒をどうするのか。この作品は、読んだら人に勧めたくなる作品です。
私がこの作品ですばらしいと思ったのは、様々な場面で、家族全員が話し合うことです。様々な意見を「かあちゃん」がまとめ、みんなの合意で次に進むということです。決して、「かあちゃん」の独りよがりでことは進めません。民主主義の原点がここにあると思いました。子沢山で我が家と似たところも感じ、こうありたいと思いました。
この夏は、山本周五郎に少し浸ってみることにします。今度は、「小説日本婦道記」です。これは、少し長い作品なので、読了に時間はかかると思いますが、読後の感想は、後日に、このコーナーに寄せます。
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