藤本かずのりサポーターズ はじめました

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NNNドキュメント‘17「放射能とトモダチ作戦」

 8日(日曜日)深夜放送されたNNNドキュメント‘17「放射能とトモダチ作戦」を観ました。

 この番組は、東日本大震災で救援活動「トモダチ作戦」に従事していたアメリカ海軍の兵士らが、福島第一原発事故が原因で被ばくしたとして東京電力に損害賠償などを求めている問題を追ったドキュメントです。

 トモダチ作戦では、アメリカ海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」に乗船していた約5000人の水兵たちが、東北地方の海域で被災者の捜索や救援物資の輸送など、約80日間にわたる救援活動を行いました。

 裁判に参加している原告は約400人。既に放射能による健康被害で9人が死んでしまいました。

 原告の一人、ウィリアム・セラーは、当時をこう振り返ります。「3月13日、午前8時頃、艦上で働いていたら、熱い空気の塊を感じた。アルミホイルを噛んだような鉄の味が口の中に広がった」。

 当時、福島第一原発では、炉心溶融が発生し、放射能が屋外に排出されました。

 当時の記録を照合すると、丁度、放射能が放出された帯の中に、原子力空母「ロナルド・レーガン」が居たことが分かります。

 NNNの取材に応じた原告の人たちに共通したのは、「3月13日に口の中で鉄の味が広がったこと、それ以降、下血がした」ことなどです。

 原告の一人は「福島の人たちを守る傘になるために裁判で勝訴したい」と語ります。

 私は、「トモダチ作戦」での被ばくの実態を知り驚愕しました。

 いよいよ今日から総選挙。日本共産党の原発・エネルギー政策を紹介します。

・・・

「原発の再稼働反対。原発ゼロの日本、再生可能エネルギー先進国をめざします」
☆再稼働せずに原発ゼロにすすみます
 どの世論調査でも、再稼働反対は国民の中の揺るがない多数派です。約2年にわたって「稼働原発ゼロ」となり、日本社会が原発ゼロでやっていけることも証明されています。「原発ゼロ」をめざすのであれば、再稼働は必要ありません。しかも、原発を再稼働すれば、計算上わずか6年で、すべての使用済み核燃料貯蔵プールが満杯になります。「核のゴミ」(使用済み核燃料)の問題を深刻化させるだけです。再処理をすればプルトニウムが出ますが、日本は、すでに国内外に47トンものプルトニウムを保有しています。ほんらい核拡散防止の観点から利用目的のないプルトニウムの保有はできません。
 ――「原発ゼロ」の政治決断を行い、原発の再稼働を中止し、すべての原発で廃炉のプロセスに入ります。再稼働させた原発は、停止します。原発の輸出をやめます。
 ――核燃料サイクル(プルトニウム循環方式)からただちに撤退します。再処理工場などの関連施設を廃止します。
原発再稼働のために福島事故を「終わったこと」にする政治は許せません
 東京電力福島第一原発事故から6年半たっても、6万8千人の福島県民が避難生活を余儀なくされています。福島の深刻な状況が続いているにもかかわらず、安倍政権は、原発再稼働と原発輸出のために、福島第一原発事故を「終わったこと」にしようとしています。
 ――被災者を分断する上からの「線引き」や「打ち切り」の押しつけをやめさせます。完全賠償と徹底した除染をすすめ、すべての被災者が生活と生業(なりわい)を再建できるまで、国と東京電力が責任を果たすことを強く求めます。
 ――東電まかせにせず、国の責任で、福島原発事故の収束に全力をあげること、徹底した情報公開を求めます。困難な作業にあたっている労働者の労働条件を改善します。
 ――子どもたちをはじめ、福島県民の健康をまもるため、国が責任をもって長期の健康診断を実施します。
 ――福島県民の総意である「福島第二原発を含む全基廃炉」を実行します。
☆2030年までに電力の4割を再生可能エネルギーで
 再生可能エネルギーの普及は世界の大きな流れです。「原発ゼロ」に踏み出したドイツでは、再生可能エネルギーが2015年に発電量の30%に達しました。日本の再生可能エネルギーによる電力供給はいま14~15%にすぎず、2030年度でも22~24%にすぎません(政府の「需給見通し」)。「原発固執政治」が、再生可能エネルギー普及の最大の障害となっています。
 ――2030年までに電力の4割を再生可能エネルギーでまかなう目標をかかげ、省エネ・節電の徹底と、再生可能エネルギー大幅導入の計画を立てて、実行していきます。
 ――電力会社による再生エネルギー「買い取り拒否」をやめさせます。家庭や市民共同のとりくみに、適正な買い取り価格を保障します。
 ――乱開発にならないよう、環境保全や住民の健康に配慮しながら計画的に推進します。

・・・

 被災者の生活と生業を再生できるよう、引き続き力を尽くします。

 福島県の人々の健康を守る政策をすすめます。

 上関原発をストップさせ、原発再稼働を許さず、原発ゼロの日本を実現します。

 皆さんは、原発をどうお考えですか。

知らなかった、ぼくらの戦争

 NHKラジオで高橋源一郎さんがアーサー・ビナードさんの「知らなかった、ぼくらの戦争」という本を紹介していました。

 先日、広島に行った際に購入し、今、読んでいるところです。

 この本は、2015年4月~2016年3月に放送された文化放送の番組「アーサー・ビナード『探しています』」のうち、23名の戦争体験談を採録し、加筆・修正して、再構成したものです。

 「パールハーバー」に関する記述は納得しました。

 パールハーバーの定説は「大日本帝国は予告もなく一方的にアメリカのハワイ州真珠湾に卑怯な奇襲攻撃を加え、多くの貴い命が奪われ、太平洋戦争の正義の戦いはそこから始まって、すべて当然のお返しだった」です。

 アーサーさんは、「1941年12月の時点で、米軍はすでにレーダーを開発していたので、日本艦隊の動きをとらえ、特別な地位についた一部の人間は、事前に把握できていたはずだ。『人的ミスによって現場への情報伝達が遅れた』というエクスキューズは、あまりにも白々しく響き、本当はルーズベルト政権が血眼になってさがしていた『対日対独宣戦布告』の口実に、もってこいの軍事的行動だった。戦力的に価値が低く、すぐに代わりを用意できるアリゾナ号のような戦艦は、そのままパールハーバーに無防備に並べられていた。けれど、沈没されたら困る大事な航空母艦はすべて前もって、みごとなタイミングでハワイから遠い海域へ避難させたのだ。」と書いています。

 真珠湾攻撃に参加した原田要さんは「帰ってきた攻撃隊のパイロットたちに『空母は何隻いたのか?』と聞くと、『一隻もいなかった。』というんだよね。『戦艦、巡洋艦、駆逐艦、そして格納庫を爆撃した』と喜んでいるのに、『空母は全然ない』」と語っています。

 アーサーさんは「驚いたのは、安倍総理が真珠湾でこう話したことだ。『戦争が終わり、日本が、見渡す限りの焼け野原、貧しさのどん底の中で苦しんでいたとき、食べるもの、着るものを惜しみなく送ってくれたのは、米国であり、アメリカ国民でありました。皆さんが送ってくれたセーターで、ミルクで、日本人は、未来へと、命をつなげることができました』いくらなんでお原爆投下を完全無視して、この期に及んでだれかの古着と粗悪な脱脂粉乳のお礼を述べるなんて、演出のやりすぎで馬脚をあらわした」と書いています。

 オバマ大統領が広島の慰霊碑に献花して、安倍総理がパールハーバーの慰霊碑に献花する。

 アーサーさんは「いまさら『ヒロシマはパールハーバーのお返しだった!』とストレートにいうと、野暮な感じがして逆に怪しまれる。したがって、なんとなく両者のつながりをサブリミナルに、タイミングでもほのめかしながら、大統領が献花して慰霊、総理も献花して慰霊、既視感たっぷりの『お互いさまの演出』で歴史のペテンをさりげなく補強できたのだ。」と書いています。

 安倍総理は、加害にも被害にも責任が取れない指導者と言わなければなりません。

 皆さんは戦後処理の問題をどうお考えですか。お教え下さい。

 

 

こくた選対委員長と街頭宣伝

 昨日、日本共産党のこくた恵二国対委員長・選対委員長は、岡山市の岡山駅前、広島県福山市の福山駅前、広島市の本通電停前で演説しました。今朝の赤旗日刊紙の記事を引用します。

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 福山駅前での演説会(左から藤本、垣内候補)

 穀田演説会

広島本通電停での演説会(左から藤本、垣内候補)

 「岡山駅前でこくた氏は、野党共闘を求める市民グループ「おかやまいっぽん」と共産党、立憲民主党、社民党との政策協定が実現(7日)したことに触れ、『共闘の要となっている共産党を躍進させてこそ政治を変えることができる』と述べ、比例中国ブロックでの2議席獲得を呼びかけました。各地で党の小選挙区候補と大平よしのぶ、垣内京美、藤本一規各比例候補が紹介され、大平氏は『憲法9条の改悪を狙う安倍政権に決定的な審判を下そう』と訴えました。福山駅前と本通電停前は次第に聴衆が広がり、青年らも足を止めて聞いていました。岡山駅前では、おかやまいっぽんの宮本龍門共同代表に続いて訴えた立憲民主党の高井たかし1区候補が立候補を取り下げた共産党に敬意を表し、『立憲主義と民主主義、憲法の平和主義を守る』と表明。社民党県連の宮田好夫代表は『安倍政権打倒へ一緒に頑張ろう』と述べました。演説を聞いた岡山市の川野恵さん(49)は『広島県出身です。核兵器禁止条約にサインをする政府を野党と市民の共闘で実現したい』と話しました。」

 私は、岡山県での市民と野党が共闘し、「おかやまいっぽん」と共産党、立憲民主党、社民党が政策協定を結び、日本共産党の街頭宣伝の前に共同街宣を行う光景を見て感動しました。

 市民と野党の共闘にこそ未来があることを実感しました。

 いよいよ総選挙が始まります。中国ブロック比例2議席以上を実現するためにさらに力を尽くす決意です。

 比例代表選挙は「日本共産党」とお書きください。

かえる通信No30(2017年10月1日)

藤本一規さんが比例中国ブロック候補に

 

衆院比例(第3次)19候補を発表

 

 日本共産党は25日、総選挙に向けて、衆院比例代表候補者(第3次分)19人を発表しました。小池晃書記局長が国会で記者会見し、『弁護士など、さまざま分野で活動してきた力量ある人たちを候補者として擁立しました』と述べました。比例代表予定候補者は1次分、2次分と合わせて53人となります。第3次分は今まで比例候補者を擁立していない県を中心に擁立したものです。
 衆院比例代表候補者(3次分)の19氏は以下の通りです。
 東北ブロック 
  吉田恭子
  (岩手1区重複)
 東京ブロック 
  飯田みやこ
  (東京24区重複)
  坂井和歌子
  (比例単独)
 北関東ブロック 
  たなはしせつ子
  (群馬1区重複)
 南関東ブロック 
  宮内げん
  (山梨1区重複)
  大西わたる
  (千葉1区重複)
  若林やすひさ
  (神奈川7区重複)
 北陸信越ブロック
  ながせ由希子    (長野1区重複)
  坂本ひろし     (富山3区重複)
 東海ブロック
  大野ひろみつ    (愛知1区重複)
  やまこしとおる   (岐阜1区重複)
 近畿ブロック
  平松順子
  (兵庫2区重複)
  さいとう幸子
  (滋賀1区重複)
  ちさか拓晃
  (京都2区重複)
  井上良子
  (奈良1区重複)
  原やすひさ
  (和歌山1区重複)
 中国ブロック
  藤本一規
  (山口3区重複)
 四国ブロック
  島崎やすおみ
  (高知2区重複)
 九州・沖縄ブロック
  山下かい
  (比例単独)

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左から大平よしのぶ前衆議院議員、垣内候補、私

 

香山リカ講演会行う

 

 戦争させない・9条壊すな総がかり行動うべ実行委員会は、9月23日、9・19安保法制強行「採決」2周年忘れない行動・香山リカ講演会を宇部市男女共同参画センターで行い、約170名の市民が集いました。
 香山さんは、「安倍改憲NO!全国市民アクション」の発起人の一人です。
 香山さんは、安倍政治の幼稚で反知性的な策動の中で「正気を保ち、あきらめないで、安倍改憲をゆるさない活動に取り組んでいこう」と訴えました。

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 宇部市で講演を行う精神科医の香山リカさん

 

「ザ・思いやり」パート2~希望と行動篇~宇部市上映会

 

日時 11月18日(土)午後2時~
会場 宇部市多世代ふれあいセンター
    3階第3講座室
料金 500円
主催 うべ憲法共同センター
      宇部市五十目山町15-2 山口民医連内
       ℡ 0836-35-9355
      事務局 藤本携帯 090-3747-2855

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監督のリラン・バクレーさん

 

一気

 

作家・西村京太郎さんの「15歳の戦争―陸軍幼年学校『最後の生徒』」を読みました▼西村さんは、東京陸軍幼年学校に通います。西村さんは、軍隊について「戦後、関東軍が、在満州の邦人を置いて、勝手に、後退してしまったことで、非難されたが、もともと、どこの国の軍隊も、国民を守るのが任務とは、考えていない。軍隊はそういうものである。」「日本の場合は、更に、『天皇の軍隊』という肩書がつく。本土決戦になったら、もっと厳しい戦いになっていただろう。『一億総特攻』みたいな簡単な問題ではなくである。その一つが、『本土決戦になったら盾になれ』である。B29の空襲で、私たちの東京陸軍幼年学校は、焼失してしまったが、本土決戦が、近づいてきたことは、感じていた。『本土決戦になったら、盾になって、天皇陛下をお守りするのだ』と思っていた。」と書いています▼安保法制=戦争法を廃止できる国会を作りましょう。そのために、総選挙で勝利しましょう。

仁比参院議員と宇部市で宣伝

  昨日は、仁比参議院議員と宇部市で街頭宣伝を行い、決起集会に参加しました。

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   決起集会で決意を述べる私

 私が訴えた主旨は、以下の通りです。

・・・

 日本共産党の中国ブロック比例候補の藤本一規です。

 昨日、記者会見を行い、小選挙区3区からの立候補を取り下げ、立憲民主党から立候補する坂本史子氏を支援することを発表しました。戦争法が強行された2年前から、私は、総がかり行動うべ実行委員会の事務局長として、戦争法を無くす運動を市民の皆さんと一緒に進めてきました。戦争法を無くし安倍改憲を許さない国会を作るため、野党は共闘こそ未来が開けます。私は、中国ブロック比例代表候補として、中国ブロック初の2議席以上の獲得を目指して全力をつくす決意です。比例代表選挙は、日本共産党に、選挙区は、坂本史子さんに皆さんのお力をお貸しください。

 総選挙の対決構図は、「自公」対「希望」対「リベラル・共産」と報じられていますが、本当でしょうか。民進党は「希望」に吸収合併されました。民進党が希望に行く時「安保法制容認」、「9条を含む憲法改正」の二つの踏絵を踏まされました。踏絵で壊されたのは野党共闘。踏絵こそ、希望の党が自民党の補完勢力の証です。共謀罪に賛成し安倍政権を支えた日本維新の会と希望の党は連携する。これは、「東西の自民党補完勢力同盟」です。

 皆さん、今度の選挙の構図は、「自公とその補完勢力」対「市民と野党の共闘」です。安保法制をなくし、安倍改憲を許さないために、野党の共闘に未来があります。大義の旗を掲げる日本共産党を伸ばしてください。

 元沖縄県知事の太田昌秀さんは、鉄血勤皇隊として沖縄戦に参戦しました。鉄血勤皇隊には、13才以上の子どもたちが分かっているだけでも1418人が動員され、675人が亡くなりました。15歳以上の子どもを兵士にする「義勇兵役法」が制定されたのは、沖縄戦が終結した時です。沖縄戦で人生の蕾のまま戦場に散った鉄血勤皇隊の学徒らは、法的な根拠もないまま、軍部の命令だけで戦場に駆り立てられて犠牲になったのです。

 これが、戦争の現実ならば、私は、戦争をする国づくりを許しません。

 今度の選挙で、自民党、維新の会、希望の党の3党が「9条改憲」を公約に掲げました。戦後初めてのことです。この選挙は日本の命運のかかった選挙となりました。9条改憲同盟ではなく、平和を守る日本共産党に。

 安倍さんは、「消費税10%宣言」を行いました。教育や子育てのための増税と言いますが、財源は、富裕層と大企業に負担を求めましょう。

・・・

 日本共産党の小池晃チョキ曲調は、昨日、国会内で記者会見を行い、総選挙での各ブロックの比例代表候補の名簿登載順位を発表しました。

 私は、中国ブロック名簿登載3位となりました。中国ブロックでの2議席以上を目指して力を尽くします。

 また衆院比例代表第5次10氏が発表されました。中国ブロックから島根県常任委員の岩田たけしさんが候補となりました。

 昨日、ある校区の連合自治会長さんから電話がありました。「連合自治会長として、自民党前国会議員の応援のためにマイクを握るが、あなたを応援する。何と書けばいいのか」との電話がかかってきました。

 「藤本ではいけません。比例代表選挙で、日本共産党と書いてください。」とお話ししました。

 政治は、激動しています。どうか日本共産党を伸ばしに伸ばしてください。

 比例代表選挙は、日本共産党と書いてください。

危機から目背け「身内ファースト」

 朝日新聞は、選挙特集「混沌(カオス)の正体」を掲載しています。

 第一回目(10月2日)は、哲学者の内田樹さんが「危機から目背け『身内ファースト』」とインタビューで答えています。

 内田さんはこう指摘します。

 「民進党の議員たちは『安保法制反対・改憲反対』を捨てて180度逆の立場に立たなければ公認されない『踏み絵』を踏まされようとしています。自民党以上に新自由主義的で排外主義的な新政党が『受け皿』として登場しようとしている。」

 「世界中で、仲間うちの利益だけを優先する『身内ファースト』的な政治勢力が支持を得つつあります。」「これは、地殻変動的な変化が理解できないゆえの退行的な選択です。外界の出来事に目を閉じ耳を塞いで『変化なんか起きていない』と自分に言い聞かせている。」「安倍政権は森友・加計学園問題に象徴されるようなネポティズム(縁故主義)にすがりついている。イエスマンだけを登用し、限られた国民資源を仲間に優先的に分配している「身内ファースト」という世界的な退廃の日本版です。」

 「小池新党も『身内ファースト』であることに変わりはありません。民進党との『合流』プロセスで明らかになったように、小池氏の軍門に下ったのは、政策の一貫性を振り捨てても議席確保を優先する人たちばかり。政策の一貫性や論理性よりも『明日の米びつ』を優先的に配慮する政治家たちが、文明史的な転換に対応できる能力がるとは私は考えません。」

 私は東京都議選を振り返りたいと思います。

 自民党支持が崩れるもとで、「非自民」の「受け皿」として「都民ファーストの会」がつくられました。

 1993年の「自民か、非自民か」キャンペーン、2009年の「自民か、民主か」の「政策選択」キャンペーン。

 そのたびに日本共産党は後退してきました。

 しかし、東京都議選では、日本共産党は、17議席から19議席に議席を増やしました。

 志位委員長は、勝因について「自民・公明対日本共産党」という対決軸を貫いた政治論戦が全体として正確だったことを挙げています。

 今度の総選挙の対決軸は、「自公」対「希望」対「リベラル・共産」ではありません。

 「自公とその補完勢力」対「市民と野党の共闘」です。

 「自民党以上に新自由主義的で排外主義的な新政党が『受け皿』として登場しようとしている」との内田さんの指摘を私たちは深く受け止めたいと思います。

 「身内ファースト」ではなく、平和と民主主義の発展に力を尽くす「市民と野党の共闘」の前進にこそ未来があります。

 私は、日本共産党の比例中国ブロック候補として力を尽くす決意です。

 「希望の党」を皆さんはどうお考えですか。