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第33回 山口原爆死没者追悼・平和式典

 ヤマグチ原爆死没者追悼・平和式典に参加しました。県議に当選以来、9年。ほぼ毎回参加しています。平和の誓いを新たに出来る日となりました。

 採択された「平和の誓い」には、「日本政府の閣僚からは公然と核兵器保有議論が出たり、久間前防衛相のように『原爆投下は・・・しょうがなかった。』と原爆投下を正当化する者さえ現れました。これらのことは、平和を求める声を押さえ込み、日本の核武装に向けた地慣らしに思えてなりません。」という件があります。

 式典では、自らの被爆経験を語る方がおられましたが、この方の経験を繰り返してはならない。広島・長崎に投下された原爆により、数十万人の命が奪われた。この悲劇を繰り返してはならない。この真理にしっかり立脚して、平和の誓いを新たにしなければなりません。県内の被爆者手帳保有者は、4775名です。平均年齢は76才。今後の課題の一つは、被爆2世に対する援護施策の実施があります。また、被爆体験をどう継承していくかも重大な課題です。

 式典の最後に、今年から09年までを「山口県原水爆禁止メモリアル・イヤーズ」にすることが提起されました。具体的には、第一に、「非核3原則を貫徹し、核兵器廃絶を目指す」意思の県民個々人の名前を刻印したパネルの建設事業が取り組まれます。私は、早速、式典会場で、賛同のサインを行いました。

 先述した「平和の誓い」は、「核兵器廃絶と世界恒久平和に向けて、たゆまない努力をすることを誓います。」で閉じられています。まさに、この努力を続ける事が、私の生き様であることを再認識する集会となりました。

 

新しい車を契約しました。

 今乗っている私の車は、来月が、車検です。今の車を購入して、丸9年となります。走行距離は、約23万キロ。家族会議の結果、車を買い替えることにしました。

 今日、契約した車の車種は、ダイハツ・テリオスキッド。今乗っている車と一緒です。

 なぜ、この車がいいのでしょうか。一つ目は、小回りがきくこと。赤旗新聞の配達が定期的にあり、細い路地に入り易い軽四でないといけません。二つ目は、丈夫だということ。長距離走りますので、丈夫な4WDのボディーは魅力です。三つ目は、家族が多いので、4ドアでないと困ります。この3つの条件を満たす車は、現在、この車しかありません。

 ミッションにして、一番安いクラスにして、メーカー希望価格が約120万円。色は、家族会議の結果、ブルー系にしました。支払いは、ボーナス入れて、30回払い。走行距離約23万キロなので、下取り価格は、さすがにゼロでした。

 改めて今晩、注文書を見ると、付属品に5万円とあります。はて、心当たりがありません。メーカーのパンフレットを見ると、標準装備ではない、アルミホイールの価格が入っているようです。家族会議の結果、標準装備のホイールでいいのではないかという話しになり、明日、訂正を車屋さんに言わなければなりません。間に合うでしょうか。

 新しい車が来るのは、嬉しいことだけど、支払いのことを考えると大変ですね。

 新しい車にも、西宇部校区「子ども見守りパトロール」のマグネットシールを貼りましょう。「無事にかえる」と書かれ、かわいい「かえる」がトレードマークです。このシールを貼った頃、「私の車を見る人がいやに多いな」と気づきました。そうです。「かえる」を見る人が多いのです。車の後ろには、最近出来たばかりの空手道場のシールを貼りましょう。

 

戦わずに勝つ

 小林信也著「宇城憲治師に学ぶ心技体の鍛え方」を読みました。宇城さんの本は、数冊読んでいます。空手道界のカリスマの一人です。彼の理論をスポーツライターの小林氏が著したものです。

 宇城さんの師である座波・心道流宗家が、「武術空手の知と実践」という本の中で、語った言葉が引用されています。

「常に平和な心を持つ。それが、空手の心。戦って勝つのは誰でもできる。しかし戦わずに勝つというのは心の勝負であって、力の勝負ではない。日常の行動、人に憎まれんような行動で生活しなくてはいけない。そうしたら自然にあとの人が尊敬してくれたら敵がない。それが戦わずに勝つということ。戦わずに勝つという心掛けが本当の空手。」

 以前、読んだ武道の書に、中国の古典に「弋(ほこ)を止むるを武と為す」と文章があるとありました。武とは争いを防ぐという意味があるのです。

 宇城憲治さんの「武道の心で日常を生きる」には、こう書かれています。「沖縄はいまから約600年前、三山(北山、中山、南山)に分かれて対立していました。その時代に、当時の尚氏王朝、尚真王が国を統一するため、武器撤廃の宣言をし、平和の道を選んで今日に至りました。この歴史の中から武器を持たない手(ティー)、現在の空手のが生まれました。これが空手のルーツです。人を大切にする、争わない『手』の歴史こそが、沖縄の心です。」

 私も空手をはじめて、4年目になりますが、我が心に、「平和な心」が育てばと願っています。

南京大虐殺から70年

 南京大虐殺から70年です。これから、サンきわ後援会で、南京事件について報告します。

 当時8歳だった夏淑琴さんは、アメリカのマギー牧師に、証言します。牧師が証言をもとに記録を残しています。「この少女は、背中とわき腹を刺されたが、殺されずにすんだ。殺害された人には、76歳の祖父と74歳の祖母、母親と16歳と14歳の姉と1歳の赤ん坊がいた。二人姉ともそれぞれに三人ぐらいの日本兵に輪姦され、それからもっとも残酷な殺されかたをした。下の姉は、銃剣で刺し殺されたが、上の姉と母のほうはとても口にはできないやり方で殺害された。」

 夏さんは自らの証言をニセと決め付けた、東中野修道・亜細亜大学教授を相手に名誉棄損裁判を中国と日本で起こしました。中国の裁判で同教授は出廷を3度拒否しましたが、昨年夏さんが勝訴。日本では11月に東京地裁の判決がでます。

 南京で、捕虜と住民の大量虐殺があったのは、関係者の多くの証言が実証しているとおりです。自民党の「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」は、南京問題小委員会を設置し、「南京攻略戦が通常の戦場以上でも以下でもない」として、大虐殺を否定する「検証結果」をまとめました。しかし、「通常の戦場以上でも以下でもない」からと言って、「日中戦争で南京を占領したとき、多数の中国人民衆を殺害した」という東京裁判の「認定」そのものを否定することは出来ません。大量虐殺はなかったとする事実をあげてもらわなかったら議論になりません。

 歴史を曲げるものは、歴史を繰り返します。自民党は、史実に真摯になるべきです。

奈良県での妊婦死産事故

 29日、奈良県で、妊婦が救急車内で死産するという事故が起こりました。搬送拒否で、妊婦死亡事故から1年。また、奈良県での痛ましい事故です。

 奈良県には、周産期母子医療センターがありませんでした。山口県は、県立総合医療センターに、周産期母子医療センターが設置されています。毎日新聞の妊婦の死亡率の調査にようと、出生数10万あたりの妊婦の死亡割合が、一番低いのが広島県、1.84です。山口県は、5.42。全国平均は、6.39で、山口県は、それよりは低いですが、中国地方では、一番高いのが山口県です。山口県では、奈良県のような事故が起きないと誰が言えるでしょうか。

 やはり、このような事故が起きる背景には、産婦人科医不足があります。山口県ではどうでしょう。病院一施設あたりの医師数は、産婦人科医が、全国平均3.7人に対して、山口県は、2.6人と深刻です。

 政府は、「医師が増えると医療費が膨張する」といって医師の養成数を減らし続けてきました。これが、医師不足の最大の原因です。

 厚生労働省、文部科学省、総務省などでつくる「地域医療に関する関係省庁連絡会議」が30日に、開かれ、全都道府県を対象に「緊急臨時的」な医学部定員増を認める方針を確認したようです。

 この方針は、1997年に、閣議決定された、「医学部定員削減」の一部見直しです。この背景には、今回の妊婦事故など医師不足故の相次ぐ痛ましい事故への対応の必要性からでしょう。また、日医連推薦・武見敬三氏落選という参議院選挙での医療界・大激震を受けての対応だといえます。

おじいちゃんのごくらくごくらく

 次男が、読書感想文に取り組んでいます。選んだ本は、課題図書の西本鶏介/作・長谷川義史/絵「おじいちゃんのごくらくごくらく」です。次男が書いた感想文は、あらすじばかりで、「感想」がありません。自分の想いを書いたらといいますと、次男は、「ジー」と考えたままです。私が、「自分のじいちゃんも、去年亡くなったから、おじいちゃんの思い出を書いたら。」と促しても、次男は、「ジー」と考えたままです。それでは、「学童に行っている間に考えよう」ということにしました。

 夕方、帰ってこた次男の学童で考えた感想はこうでした。「ゆうたくんのおじいちゃんは、おかあさんみたいだといわれるところがおもしろかったです。」

 作品の中で、ゆうた君を保育園に送っていくのは、いつも、おじいちゃんで、おじいちゃんは、ゆうた君のお母さんみたいだというくだりがあります。ここに次男は感動したのです。

 あらすじを理解するだけでも、たいしたものです。自分の感想を書けという課題に、挑戦すること自体がたいしたものです。

 次男は、この夏、この本を何度も読んで、「感想」を絞り出しました。次男に取って、本との本格的な出会いとになった夏かも知れません。

 次男よ、いっぱい本を読んで、自らの人生を切り開い行って下さい。

 「ジー」と考えたままの時間をなかなか待てない私ですが、夕方、空手教室に一緒に行って、上段回し蹴りの彼の脚の動きと、「感想」が上手く書けたことを褒めてやりました。

 私は、今、はじめて、この絵本を読んで、父を想い出して、目頭が熱くなりました。