藤本かずのりサポーターズ はじめました

新着情報

旧楠社協でずさんな会計処理が判明

 昨日の毎日新聞に、旧楠町社会福祉協議会でずさんな会計処理が行われていたことが報道されました。

 旧楠町は私の郷里。私はこの問題の存在をある方から数ヶ月前にお聞きし、楠地区自治会連合会の役員の方とも懇談を行ってきました。

 また、県厚政課からこの問題に対する報告を受けました。旧楠町社会福祉協議会の会計処理で問題と思われる点は、以下の通りです。

 第一は、平成15年度決算に係る貸借対照表で、重複計上が発覚したことです。借方の普通預金と運営積立特定預金に19851千円の重複計上があり、貸方に同額が未払金として計上されていました。

 第二は、簿外の預貯金の存在が判明したことです。山口銀行船木支店、山口宇部農業協同組合万倉支店におけるすべての旧楠町社会福祉協議会の取引口座に関する残高証明書を確認したところ、平成15、16年度の貸借対照表に計上されているもの以外に、合計6件の口座が存在してことが明らかになりました。

 県厚政課は、「不正流用の事実は確認できなかったが不適切な会計処理であったことは事実。」と私に説明しました。また、県は、私に、今後については、今回の事案も踏まえて、指導監査の一層の徹底を図りたいと説明しました。

 この問題を指摘してきた楠地区自治会連合会は、昨日、「社会福祉法人宇部市社会福祉協議会と楠町社会福祉協議会の合併に関する問題点」とする申し入れ書を二井県知事に提出しました。申し入れ書では、「楠町社会福祉協議会の決算書及び資金運用計画書、その他の一連の書類は全く信憑性がないこととなります。この信憑性のない書類が、関係の部署を何の問題もなく通過し黙認処理されたことになります。」と問題点を指摘しています。その上で、自治会連合会は、知事に、「問題の責任と、明快な回答及びその説明、今後の取り組みについての回答を」求めています。

 また、楠地区自治会連合会は、旧楠町社会福祉協議会に他の簿外預貯金はないかの調査を県厚政課に依頼しています。県厚政課は、宇部市社会福祉協議会に再調査を指示しています。

 県は、社会福祉法に基づき、市町社会福祉協議会を監督する権限があります。私は、楠地区自治会連合会の申し入れ書に対する県の回答や、今後の事実確認の結果などを検証して、この問題での県の責任を更に明らかにしていきたいと思います。

 この問題に対する皆さんの情報やご意見をお聞かせください。

子は親の鏡

 22日に、宇部市PTA連合会の第2学期理事会が行われ、私は何と議長を務めました。小中学校の適正配置問題など議題多数でした。その後、宇部市教育委員会青少年育成課青少年専門指導員の森江直紹先生の講演がありました。

 その中で、ドロシー・ロー・ノルトの「子は親の鏡」という詩が紹介されました。

 子は親の鏡

 ドロシー・ロー・ノルト

けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる

とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる

不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる

「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる

子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる

親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる

叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう

励ましてあげれば、子どもは、自身を持つようになる

広い心で接すれば、キレる子にはならない

誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ

愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ

認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる

見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる

分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ

親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る

子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ

やさしく、思いやりを持って育てれば、子どもは、やさしい子に育つ

守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ

和気あいあいとした家庭で育てれば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる

 この詩は、「子どもが育つ魔法の言葉」として出版され、日本でもベストセラーになりました。世界10ヶ国で翻訳されているそうです。

 それだけ親は悩みながら子育てをし、この詩のように子育てしたいと切望しているのでしょう。

 私もこの詩にとても共感しました。これからは、この詩を座右に置いて子育てしたいと思います。

 また、山口県の多くの親がこのように子育てできる環境を作っていくのが、私の県議としての仕事でもあります。

 多くの親と連帯し悩みを共有し、そして大いに発言し、子育てし易い山口県を作っていきたいと思います。

 このような気持ちになったのも、この言葉に出会えたのも、PTA活動のおかげです。PTA活動に感謝・感謝の今日この頃です。

 

県が中電に公有水面埋め立て免許を交付

 昨日、県は、中電に、原子力発電所建設の用地造成のための公有水面埋め立て免許を交付しました。知事は、「法律をしっかり解釈し交付した」と述べていますが、知事の判断は、将来に禍根を残す誤ったものだと言わざるを得ません。

 私は、14日に、原発をつくらせない山口県民の会が県に対して行った「公有水面埋立免許申請を許可しないよう求める要請」に参加しました。つくらせない会は、「安全性が確保されるまでは、計画を進めないこと」を求めました。これに県は、①安全性の審査は国が行うもの②事業者は、入念な調査を行っている③県としては、21項目の知事意見をチェックしていくと答えました。

 私は、過去の議会で、原発の立地が決まる前の段階で、知事意見をチェックする県としての体制を整備すべきだと主張しましたが、結局その体制は整備されず、県は、立地を容認する公有水面埋立許可免許を交付しました。

 本日の中国新聞は、今回の埋立許可に対して、「反対派が不安を訴える原発の安全性は対象とならなかった。法的なしばりがあるとはいえ、県としてチェックを先送りしたいとも言える。」と解説しましたが、私も同感です。

 知事は、今度の免許の交付に当たって事業者に安全性の確保を改めて求めています。しかし、知事は、豊かな海を埋め立てることによって生まれる諸問題を回避できたのに、それを拒む判断をしたことは極めて重大です。結局、県が言う安全性のチェックは、立地決定後です。県民の原発に対する安全性の確保を求める声に応えるために、立地前に県としての安全性チェックを行うべきです。

 県は、今後、保安林解除などの許可申請に対し、許可するかどうかの判断を求められます。私は、改めて、県民の原発の安全性の確保を求める声に答えるために、県として体制を整備し、独自調査を行い、それから許可申請に対する判断を行うべきです。

 更に、原発を巡っては、様々な裁判の判決が控えています。中国電力は、様々な裁判が結審しないままでの事業着手は行うべきではありません。

太極拳教室がイベントに参加します

 太極拳教室を始めて1年近くになりました。現在では、60代の女性の方を中心に、20名前後が集まり、厳しくも和やかに教室が運営されています。先月から今月の頭は、岳先生が中国に帰省されましたが、経験者を中心に自主練習に取組ました。

 昨日の教室では、注文していた、太極拳のユニフォームが届きました。早速、私が着て練習すると、何やら上手くなったみたいでした。

 そして、もう一つ、初めて参加する発表会の日程がほぼ決まりした。12月23日に、宇部市アクトビレッジおので行われるイベントにわが教室が参加することなったのです。現在、24式を習っています。その内、18式まで行きましたが、12月の発表会までに完成させようと昨日の練習は熱気に満ちていました。

 中華二胡学院の先生との共演になるのかどうかこれからですが、私も出演できるように頑張ろうと思います。

 詳しい企画が決まりましたら、私のブログのインフォーメーションで紹介します。

画像1 142.JPG

岳先生の木蘭拳の演武(日本中国友好協会大会で)

こぐま保育園と宇部市との懇談

 今日は、こぐま保育園と宇部市との懇談会が行われました。申し入れの文章などはありませんでしたが、ざっくばらんに意見を交換しました。やはり、参加者の方々は、子どもの話しになると感極まります。「子どもも親もともに成長していける保育園を守ってほしい」という訴えに涙が滲みます。

 こぐま保育園は、30年以上の歴史を数えますが、いまだに無認可です。県と市からの補助を受けて経営していますが、保育士さんの給与も大変低いものです。それを上げようと思えば保育料を上げなければなりません。認可を目指していますが、山陽小野田市に園舎が立地しているのに、宇部市の子どもばかりの保育園なので、山陽小野田市で認可の話が前に進みません。認定こども園という選択もあるのかと検討していますが、こぐま保育園のような施設は地方裁量型となり、補助金の対象外になるようです。

 今日の交渉では、まず、無認可施設に対する県と市の補助金が拡大されるよう求めました。また、現在、複数の自治体にまたがる保育園が認可できるように、保育園認可の基準が見直されるように県と市が国に働きかけを行うよう求めました。

 来月には、県にも出向いて申し入れを行うことにしています。市民から愛されているこぐま保育園が安定的に運営される施設になるように引き続き、私は父母や保育士の皆さんと協力してがんばっていこうと思います。

画像09・10・21 003.JPG

多くの父母・保育士が参加し意見が出されました。

東野圭吾

 間瀬元朗の「イキガミ」を現在刊行されている5巻まで読んでしまいました。間瀬氏の他の作品を読んでみたくなり、前作「へッズ」全4巻を読みました。自分を撃った犯人の脳が移植された主人公の心と行動の変化を追った作品ですが、とても迫力がありました。この「ヘッズ」の原作を書いたのが東野圭吾です。間瀬元朗の作品は、ほぼ読んだので、今、東野圭吾を読んでいます。彼の作品は、「手紙」など数作品読んでいますが、東野圭吾はいいですね。

 この秋、東野ブームが到来しています。直木賞を受賞した「容疑者Xの献身」が映画になり上映されていますし、最新作の「流星の絆」がテレビドラマで放映が始まりました。私はそれらをチェックしつつ、彼の自伝的作品である「あの頃ぼくらはアホでした」を何故か今読んでいます。彼の最近の作品は、人間の葛藤を深く掘り下げたものが多いのですが、この作品は、彼の中学・高校・大学時代をコミカルに描いたものです。彼は、私より6歳上で、私の長姉と同い年です。ほぼ同世代ですので、エピソードの中身がよくわかります。東野さんは、決して特別な人生を歩んだのではなく、普通の庶民の喜びと悲しみを味わった人だという事がこの作品でよく分かりました。だからこそ、かえって深い、人間ドラマが描けるのかも知れません。

 この秋は、少しばかり、東野圭吾を読もうと思います。シリアスな東野圭吾を読むか、コミカルな東野圭吾を読むか、悩むのも彼の魅力の一つでしょう。