議員日誌

KC-130部隊の先行移駐に反対するよう求める要望

 本日、安保廃棄・岩国基地撤去山口県実行委員会が、二井知事に対して、「KC-130部隊の先行移駐に反対するよう求める要望」書を提出しました。

 米軍は、先月「2010年米会計年度海兵隊航空計画」において、米軍普天間飛行場の移転に伴い、同基地のKC-130空中給油機部隊を米軍岩国基地に移駐する時期を「2013年4月」と明記しました。

 普天間飛行場の移設については、事実上頓挫している状況です。その中で、KC-130部隊の移駐時期が明確になったことは、先行移駐されることを意味します。

 県平和委員会の県への申し入れ後、県が国に事実関係を照会した所、国は、「現時点で、岩国飛行場への移駐時期について確たることを申し上げることはできない」と答えました。

 これは、事実上、先行移駐を容認する回答です。県は、これまで、「普天間基地の全面返還に係る諸条件が整う前の先行移駐は認められない」としてきました。

 申し入れ書は、「県として国に文書で、先行移駐は認められない旨の申し入れを行う」ことを求めています。

  対応した藤部理事は、「国は、『航空計画』は、海兵隊の計画であり、米政府の見解ではないと言っている。だから、今すぐ申し入れをする考えはない。しかし、今後とも動向は見守り、適切な対応は行っていく」  「県としては、先行移駐は認められないとの考えに変わりはない」と答えました。

 ロードマップ確定時に、県が国に照会した際、国は、「移駐は、普天間代替施設の見通しが立った後に行われる」と答えています。

 私は、国の見解が、「確たることを申し上げることはできない」としたのは重大な後退だと指摘しました。

 藤部理事は、「国は、アメリカの姿勢は、内容的には変わっていないと言っている」と答えました。

 交渉参加者からは、「アメリカが先行移駐に傾いているのは事実。県として国に申し入れるは当然」との声が相次ぎました。

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  先行移駐反対の交渉に参加する私(前列右端)

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