12日付、読売新聞は、山口県でも小さく生まれた子に冊子を作る動きがあることを次のように報じました。
「小さく生まれた赤ちゃんの成長を記録する小冊子『リトルベビーハンドブック(LBH)』を作る動きが広がっている。読売新聞が5~6月、47都道府県に調査したところ、すでに運用している福岡、佐賀など8県に加え、今年度は26府県が導入を目指していることがわかった。医療の進歩で小さく生まれる子どもは増えており、当事者である親の声が自治体を動かしているようだ。LBHは低出生体重児の中でも主に1500㌘未満の子と親のための冊子。市町村単位では該当する子どもが少ないため、県単位で作られていることが多い。調査は、全都道府県が回答。今年度は京都や山口、長崎、宮崎など26府県が導入に向け、作業や検討を進めているとした。通常の母子健康手帳は、成長曲線のグラフが体重1000㌘から始まり、1000㌘未満は書き込めない。月齢ごとの発育や記録も『あやすとよく笑いますか』などの質問に『はい・いいえ』で回答するため、発育が遅れていると『いいえ』ばかりになる。LBHの成長曲線グラフは身長20㌢、体重0㌘から始まり、発達の記録も、伝い歩きなどが『できた日』を書き込む。LBHは、静岡市の低出生体重児の親のサークルが医療機関などと協力して2011年に作成。17年度に静岡県の事業になった。SNSなどで広まり、親たちの要望で、各地に同様の冊子が作られている。厚生労働省の人口動態統計によると、20年に生まれた低出生体重児は、全出生数の9・2%(約7万7500人)で、1985年の5・5%より増えている。」
山口県の担当者に、県のLBHの策定状況を尋ねたところ、報道通り、「導入に向け、作業や検討を進めている状況だ」と答えました。
山口県で、一日も早くLBHが完成するように、必要な発言を行っていきたいと思います。
小さく生まれた赤ちゃんに対する支援について皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
日本共産党山口県委員会は、7月20日、村岡知事が、安倍元首相の県民葬を実施する考えを示したことを受けて以下の声明を発表しました。
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安倍元首相礼賛の「県民葬」に反対します
2022年7月20日
日本共産党山口県委員会
村岡嗣政知事は7月15日、報道陣の取材に答える形で、参院選の街頭演説中に銃撃を受けて亡くなった県選出の安倍晋三元首相の県民葬を実施する考えを示しました。遺族側の了解が得られれば、政府が秋に予定する国葬の後に開くとしています。安倍氏の祖父の岸信介元首相らに続き、戦後6人目となります。
日本共産党山口県委員会は、安倍元首相が無法な銃撃で殺害されたことに対して、深い哀悼の気持ちをのべ、暴挙への厳しい糾弾を表明してきました。政治的立場を異にしていても、ともに政治に携わってきたものとして、亡くなった方に対しては礼儀をつくすのがわが党の立場です。
村岡知事は、報道陣の取材に対し、「憲政史上最長の長きにわたって首相の重責を務め、県政の推進にも大変な後押しを頂いた。最も深く追悼の意を表する形として県民葬を執り行いたい」と言明されました。
このように安倍元首相を、全面的に礼賛する立場での「県民葬」を行うことは、県民のなかで評価が大きく分かれている安倍氏の政治的立場や政治姿勢を、山口県として全面的に公認し、県として安倍氏の政治を賛美・礼賛することになります。
また、こうした形で「県民葬」を行うことが、安倍元首相に対する弔意を、個々の県民に対して、事実上強制することにつながることが、強く懸念されます。弔意というのは、誰に対するものであっても、弔意を示すかどうかも含めて、すべて内心の自由にかかわる問題であり、県が弔意を求めたり、弔意を事実上強制したりすることは、あってはならないことです。
以上の重大な問題点を考慮し、日本共産党山口県委員会は、このような形での「県民葬」の実施には反対します。
以上
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安倍元首相の「県民葬」の実施に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
18~19日にかけて、県内で線状降水帯が発生し、県内各地で被害が発生しました。
今朝の毎日新聞は、災害の状況を次のように報じました。
「県内は18~19日にかけて、低気圧や前線の影響を受け、18日深夜には線状降水帯の発生により『顕著な大雨に関する気象情報が出されるなど各地で大雨となった。山陽小野田市や下関市などでは3万7090世帯7万8883人に一時、避難指示が出された。県によると19日午後2時現在、両市で家屋の床上・床下浸水7棟、一部損壊1棟の被害が報告されているが、けが人は出ていない。下関地方気象台によると、18日午前6時から19日午後2時までの総雨量は、美祢市東厚保243・5ミリ▽美祢市秋吉台243・0ミリ▽下関市豊田228・5ミリ▽長門市油谷220・5ミリーなど。美祢市東厚保の19日午後2時までの24時間雨量は観測史上最大を記録した。山陽小野田市では3棟が床上浸水し、一部では『警戒レベル』が最も高いレベルの『緊急安全確保』が発令された。同市山川では19日午前1時半ごろ、住民から『床上浸水している』と通報があり、付近の大正川があふれていたため、消防隊員が住民2人をボートなどで救助した。下関市吉見新町では、西田川沿いの市道が崩落。付近に住む女性(85)は『2年前にも近くの市道が崩れ補強したばかり。また起きないかと心配』と話した。近くの吉見公民館には18日午後11時40分ごろから11世帯12人が避難した。平原栄一館長は『誰もけがはなくてほっとしています』と語った。大雨の影響で交通の足も乱れた。JR西日本によると、在来線は岩徳線、山口線、美祢線の全線と山陰線の一部で19日早朝から運行を見合わせ、山陽線は岩国から新山口間で徐行運転した。」
宇部市内では、吉部犬ヶ迫の農地の法面が崩落し、県道美祢小郡線が片側通行になる被害などが発生しました。
宇部市吉部犬ヶ迫(荒滝山登山口入口付近)の農地の法面が崩壊し、県道の片側が埋まる
私は、現地を訪ね、県宇部土木建築事務所に早期復旧を要望しました。
被害に合われた皆さんにお見舞い申し上げます。災害に対する皆さんの要望をお寄せください。
16日、しんぶん赤旗日刊紙は、衆院中国比例代表選出の自民党杉田水脈議員が旧統一教会関係団体で講演を行ったと次のように報じました。
「安倍晋三元首相が『霊感商法』などで社会的批判を浴びる旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の活動に賛同したことが問題となっています。こうした中、他の自民党の国会議員にも疑惑の目が向けられています。杉田水脈衆議院議員は2016年8月5日、ツイッターに『幸福の科学や統一教会の信者の方にご支援、御協力いただくのは何の問題もない』と投稿し、開き直りました。それにとどまらず、杉田氏は19年4月28日、旧統一教会の別動隊『国際勝共連合』と関係が深い団体主催の会合で講演し、『会場はお客様で満杯。懇親会までじっくりとお話しさせていただき、本当にありがとうございました』と投稿。同氏は昨年7の総選挙で自民党から比例で当選しており、同党の責任は重大です。ほかにも、稲田朋美元防衛相が旧統一教会のフロント団体『世界平和連合』福井大会で講演(09年)、萩生田光一経済産業相が代表を務める選挙区支部が旧統一教会系団体に1万5千円の会費を支出(19年)するなど親密な関係は後を絶ちません。旧統一教会の被害救済にとりくむ全国霊感商法対策弁護士連絡会によると、21年の被害総額は47件、約3億3千万円に上るとしています。インターネット上で『カルト宗教の広報活動に悪用されないために支援は断るべき』『詐欺師の片棒を担いでいる』など自民党に厳しい批判の声が上がるのは当然です。」
杉田水脈衆議院議員は、山口市内に事務所を構え、山口県を基盤に、先の総選挙では、衆院中国ブロックから選出された議員です。
山口県の関わりのある杉田水脈衆議院議員が旧統一教会関係団体で講演を行っていた事実は重大です。
しんぶん赤旗日刊紙は、「自民党の井上義行参院議員が、参議院選中の(7月)6日に参加した、さいたま市内での旧統一教会(世界平和統一家族連合)の集会」で挨拶していたことを報じています。
自民党と報じられている各議員は、旧統一教会との関わりについて、国民・県民に説明すべきです。
自民党の杉田水脈衆議院議員をはじめ、自民党国会議員と旧統一教会との関係が報じられています。この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
今朝のしんぶん赤旗日刊紙は、米海兵隊岩国基地所属のF35Bステルス戦闘機が2020年9月29日(日本時間30日)、米本土の陸地上空で空中給油中に墜落した事故をめぐり、米情報公開法(FOIA)に基づいて事故調査報告書の一部を入手し次のように報じました。
「事故は、2機のF35BがKC130空中給油機に接近して給油中、1機がホースの接続に手間取っている間、もう1機がKC130の翼に衝突し、同機のエンジン2基と外付けの燃料タンクが地上に落下したもの。F35Bの乗組員は脱出し、機体は大破・炎上しました。岩国基地所属のF35BとKC130は、『日本の陸上上空では実施しない』という日米両政府の合意を平然と踏みにじり、山梨県の甲府市街地を含む甲府盆地上空で空中給油訓練を状態化させています。本土での事故現場は砂漠地帯で人的被害はありませんでしたが、多くの住民が生活する日本の上空で同様の事故が発生すれば大惨事は避けられません。報告書は今年3月31日付で米海軍安全センターが作成。開示されたのは概要のみで、添付文書や事故原因、今後の対策などは非開示とされました。報告書によると、KC130は20年9月29日午後、米カリフォルニア州のミラマー基地を離陸し、同州の軍事訓練空域に設けられた旋回コースで飛行を開始。一方、ユマ基地を離陸した2機のF35Bも合流し、午後3時52分、先導機がKC130の左翼から伸びたホースを接続しました。午後4時1分、給油を完了した先導機はKC130の右側に移動。続いてF35Bの後続機が給油を開始しましたが、接続がうまくいかず、手間取っていたところ、午後4時3分先導機がKC130の右翼に激突しました。KC130の乗組員は地上との交信で『エンジン2基を失い、燃料が漏れている。火災が発生しそうだ』と緊迫した状況を伝達。機体は急降下しながら、午後4時17分、前方に見えている畑に胴体着陸しました。事故報告書は、焼け焦げて地上に転がっている巨大なエンジンや燃料タンクの写真を添付。墜落したF35Bは燃え尽きて原形をとどめず、その破片は1カイリ(約1・85㌔)の範囲に飛び散ったとしています。(中略)この問題を最初に追及したのが、3月31日の参院外交防衛委員会での日本共産党の井上哲士議員の質問です。井上氏が事実関係をただしたのに対して、岸信夫防衛相は『米側に事実関係を確認しているが、現時点で回答を得られていない』と答弁。ところが、4カ月近くたった今なお、防衛省は『米側から回答が得られていない』と逃げ続けています。しかし、米軍や自衛隊が日本の上空で訓練を行う際、国土交通省は空域調整を行っており、知らないはずがありません。加えて、福田さん(甲府市在住、空中給油訓練の目撃者・藤本加筆)が空中給油中のKC130とF35Bを撮影した6月28日、米軍はキャンプ富士(=東富士演習場、静岡県御殿場市)で『近接航空支援』を行い、地上を空爆するF35Bの写真や動画を公開しましたが、その際、防衛省の町田一仁大臣官房審議官(現・人事教育局長)が現場で、訓練の一部始終を視察している写真も公開しています。米軍と防衛省は、山口県岩国市に対する説明責任も踏みにじっています。岩国基地所属のF35Bが米本土での空中給油中に墜落した事故は地元でも衝撃をもって受け止められ、同市は米軍と防衛省に情報提供を要請。同省と岩国基地とは『公表できる情報が得られ次第、提供する』と回答しましたが、20年6月、『事故原因は引き続き調査中」と回答したのを最後に、一切の連絡がありません。米軍が本紙の情報公開請求に対して事故調査報告書の一部を開示した以上、日本政府は公式ルートで全容を開示させるべきです。」
中略した部分の記事にも、山梨県での訓練の状況やアメリカ本土での事故の様子が詳しく報じられています。
詳しくは、赤旗日刊紙をご購読いただき、お読みいただきたいと思います。
さて、記事の最後にあるように、米軍と防衛省は、岩国市に対する説明責任を踏みにじったままです。
米軍は、詳細な事故報告書を作成しているわけですからその内容を岩国市に説明すべきです。
防衛省は、公式ルートで事故報告書の詳細な説明を米側へ求め、その内容を岩国市に説明すべきです。
1カイリの範囲に破片が飛び散るような甚大な事故が起きた以上、日本の陸地上空での空中給油訓練は今後一切行わないよう日本政府は、米側に改めて求めるべきです。
事故を起こした戦闘機が、米海兵隊岩国基地所属機であることを、山口県は重く受け止め、日本の陸地上空での訓練の中止と、岩国市へ事故内容の説明を米軍と防衛省に強く求めるべきです。
しんぶん赤旗の情報公開請求で、2020年9月の空中給油訓練の事故調査報告書の一部が明らかになりました。この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。