本日、県議会土木建築委員会の県内視察が行われました。
宇部市関係では、宇部湾岸線と中川広域河川改修事業の視察が行われ、私は、地元県議として同行しました。
宇部湾岸線の視察内容について報告します。宇部湾岸線は、860億円の事業費で、延長4.5キロの自動車専用道路などが建設されています。
現在までに、87%の工事が進捗しています。H23年度で事業完了の予定です。
まず、栄川大橋を見学しました。工場を縫って建設されたために、S字の斜張橋となっています。
主径間を鋼箱桁、側径間は、PC箱桁が使われていました。参加した議員の中から、「PC工法は、寡占化が進みコストが割高ではないか」との指摘が出されていました。
この橋だけでおよそ総額が100億円かかるとの説明でした。
正面が主塔部分です。左手の橋脚に桁をかけます
その後に、厚南方面に、完成した2階部分を走り移動しました。
宇部興産道路を使ったロングランプの建設が予定されていますが、未だに接続されていません。
私は、過去の議会で、宇部興産道路の沿線住民の不安の声を取り上げてきました。
不安の主なものは、興産道路が一部県道になることによって「夜間も車が走行する」ことによる騒音などです。
私の質問に対して、H19年12月議会で柳橋土木建築部長は、「関係者の理解を得つつ事業を推進したい」と答えています。
県はこの立場に立って、地元住民の理解を得る努力を引き続き行うことが大切です。
地元理解が得られない場合は、宇部興産道路を活用したロングランプ案を見直し、県道妻崎開作小野田線から乗り入れる案に変更すべきであることを私は過去の議会で主張しています。
宇部湾岸線の小野田方面に向けての2階部分
先日のブログで、3月14日に行われる第6回くすのきカントリーマラソンのフルマラソンのエントリーしたと書きました。フルマラソンを断念せざるを得なくなりました。
この程、県議会事務局から連絡が入り、3月議会の予定が、3月2日から3月19日だということでした。(正式には2月23日の議会運営委員会で決定されます。)
この予定ですと、カントリーマラソンが行われる日は、議会開会中であり、且つ、常任委員会直前になる見込みです。
検討した結果、思い切って最小の5キロに参加することにしました。
フルマラソンの夢は、来年の次期選挙が終わった後になりそうです。
「藤本がフルマラソンか」と注目していただいた皆さん、申し訳ございません。県民の負託にしっかり答えるためとご理解ください。
朝のジョギングは続けています。3月14日は、故郷を(5キロ)爽やかに子どもと一緒に走り抜きたいと思います。
本日、日本共産党宇部市後援会主催の新春のつどいが開かれ200名を越える市民が宇部市総合福祉会館に集いました。
一部では、浅野後援会長のあいさつに続き、宇部地域労働組合総連合・全建総連建設山口宇部支部・医療生協健文会・新日本婦人の会宇部支部・宇部民主商工会の方々が来賓あいさつを行いました。
特に、全建総連の方々は、新春のつどいに初めての参加でした。ご参加いただきましたことに感謝いたします。
全建総連宇部支部の竹原副支部長からのあいさつ
1部の最後に、私が、宇部市の県議・市議団を代表してあいさつを行いました。
私が、県議・市議団を代表してあいさつを行いました
2部では、木佐木参議院山口選挙区予定候補のあいさつや末長愛さんの公演や各後援会からの出し物が続きました。
末長愛さんのグループの恵比寿舞いです
合唱グループ「古樹」のみなさんによる合唱
今日、映画「ゴールデンスランバー」を観ました。
今年一番の映画でした。いや、日本映画で、これほどのエンターテイメントなものはあまりないのではないかと思います。
映画を観終わった後に、主人公の青柳がいとおしくなり、かつ、体に力がみなぎってくるような感動がありました。
主人公の青柳は、「首相暗殺犯」と断定されるが逃げ切ります。
中村監督は、パンフレットのインタビューで、「青柳はなぜ生き延びることができたのか?」との質問にこう答えています。
「それは、結局。彼が人間として純粋だったから、ということがこの原作の核となるテーマだったと思います」
その青柳を堺雅人が好演していました。
ストーリ自体が、一民間人であり、無実の青柳を「首相暗殺犯」にでっち上げるというものですから、それ自体に社会性があり、私自身とても興味深いものでした。
私たちの先輩の何人が、権力によって「犯人」にされたことだろうか。こんな想いもこの映画で重ねることが出来ます。
本当に、重層的なエンターテイメントあふれる映画です。ぜひ一度ご覧いただけたらと思います。
そして、斎藤和義さんの音楽もよかったですね。斎藤さんの名前はあちこちで聞いてはいましたが、じっくり聴く機会がなかったのですが、いいですね。少し聴いてみたいと思いました。
何といっても、この映画成功の根源は、伊坂幸太郎さんの原作であることは間違いありません。これらも伊坂作品に大注目して行きたいと改めて思わされました。
中村監督、原作の伊坂さん、主演の堺さん。みなぎった2時間をありがとうございました。
湊かなえさんの「告白」を読みました。
小説のラストは、人間の業の深さを思い知らされました。
物語は、我が子を校内で亡くした女性教師がホームルームでこのクラスの中に娘を殺した犯人がいるという「告白」から始まります。
そして、「犯人」「犯人の家族」「級友」の「告白」が続きます。
止まる事を知らない復讐の連鎖。作家にここまで書かせる程、現実の闇は深くなっているのでしょう。
この小説の伏線には、「HIV」「不登校」「親殺し」「無差別殺人」など現実に起こっている社会問題が数々取り上げられています。
社会の闇はどこまで深くなるのか、どうすればいいのか。現代人に与えられた課題に、作家は果敢に挑んだ作品とも言えます。
一気に読みましたが、深く心に残る作品です。自分の親子の関係も考えさせられるものでした。
この作品は、彼女のデビュー作でありながら、第6回本屋大賞を受賞しました。
更に、映画化が決まりました。中島哲也監督。女性教師役に松たか子。6月からのロードショウが決まったようです。
県内でも上映されるでしょうか。上映されれば観に行きたいと思います。
そして、湊さんの他の作品「少女」「贖罪」 「Nのために」を読んでみようかなと思っています。
湊さんの作品の感想をお聞かせください。
本日、西宇部小学校の学校保健委員会とPTA家庭教育学級の合同行事としてNPO法人「子どもとメディア」専務理事の古野陽一さんを講師に「メディアと子どもの生活」と題する講演会が行われました。
古野さんは、「サンタクロースが来なくなる時期まで」子どもにとってのゲームは、「悪い」ではなく「危険」だと話されました。
古野さんは、その上で、子どもにゲームを与える3条件は、①人と話し合う力があるか②使う目的が鮮明になっているか③体と心を守る力があるかが大切であると話されました。
また、「人や物をたたいたりしたくなる」と答えた子どもの内、メディア漬けが2時間未満が18.5%。6時間以上が30.5%というデータがあることも示されました。
更に、韓国、台湾、中国などで、20時間×20日間ゲームを続け30代の男性が衰弱死した事例なども紹介されました。
私は、メディアコントロールは、子どもの命を守ることにつながる活動であることを今日も講演で痛感しました。
私たち大人も、メディア漬けの毎日です。水からの心と体への影響を考えながら、子どもたちと一緒にメディアコントロールをしていきたいと思います。
子どもにも大人にも大切なお話でした。
西宇部小学校PTAとしても、引き続き、メディアコントロールを続けていきたいと思います。
4年生以上の子どもたちも古野先生の話しを聞きました。