議員日誌

森本防衛大臣が県庁訪問

 本日、森本防衛大臣が県庁を訪問し、6月にフロリダ州で発生したオスプレイの事故に対する政府の分析評価チームによる分析評価の結果及び今後の手順等を山本知事に説明しました。

 防衛省は、フロリダでの事故について「事故原因は、副操縦士による人的要因によるところが大きいものと考える」などと説明しました。

 今後の手順については、日米合同委員会において、交渉を決着させた後、政府としての結論を出し、あらためて地元に説明する。

 その段階に至った後に、おおむね2週間程度かけて、岩国基地において、準備飛行と体験搭乗を行い、その後、沖縄へ飛行していくと説明しました。

 県は、「説明があった事柄自体は理解したが、県民からみれば安全性についていろいろ懸念がまだ残っている。技術革新による最新の航空機だというのに、どうして人為的ミスで事故が起きるのか疑問に思っている。最終的に、国の責任でオスプレイの飛行全体の安全性の確保について判断されるとのことなので、その説明を受けた上で、県としてどう対応するのかを判断したい」と答えました。

 沖縄県では、防衛省に対して、分析評価報告書への質問状を提出しています。

 最新のモロッコにおけるオスプレイの事故に対しては、例えば「Q1秒速8から14mの風は、日常的な風速であると考えるが、その強さの追い風で墜落事故につながるのか政府の見解をご説明ください。」など、具体的に政府の見解を質しています。

 山口県においても、これまでの防衛省の分析評価報告書に対して具体的な疑問を詳細に質問し回答を求めるべきではないでしょうか。

 「いろいろ懸念がある」では、県民に対してあいまいな形で、県が判断を下すことになりかねません。

 岩国で飛行訓練が実施をされれば、沖縄配備に繋がります。

 山口県は、沖縄県と連携を取って、政府に分析評価報告書に対する疑問を今、明らかにすべきだと思います。

 さて、森本大臣の来県にあたって、今日も県庁前で抗議集会が行われ私も参加しました。

 オスプレイはアメリカに帰れと訴える県庁前集会

 オール山口、オール日本で、オスプレイをアメリカに返そうではありませんか。

 引き続き、オスプレイに対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

NHK高倉健スペシャル

 NHKプロフェッショナル仕事の流儀で9月8日と10日に高倉健スペシャルが放送されました。

 任侠映画以降の高倉健のファンとして、最新映画「あなたへ」を観た感動をこめて録画を含めて二つの番組を観ました。

 親しみを込めて健さんと呼ばせていただきます。

 無口が健さんのキャッチフレーズのようですが、実は、とても気さくでよく喋る姿が映像から伺えました。

 しかし、ロケがはじまると現場では、椅子に座らないなど、演技に取り組む真剣さも伺えました。

 独立し、1976年に東映を退社した頃から健さんの出演する映画の内容も生活も一変します。

 1977年に完成した「八甲田山」に向けて、健さんは体力づくりも始めたそうです。

 180センチの身長で70キロ以下の体重を今も維持しているという健さんの生活の一部も紹介されていました。

 繰り返し紹介されたのが、「生き方が芝居に出る」という言葉です。

 日々の暮らしを芝居のために生きてこられた健さんの姿勢が込められた一言です。

 自分自身にあてはめていうならば、「生き方が質問に出る」となるのでしょうか。

 日々精進しようと思いました。

 健さんは、1931年2月16日生まれの81歳。昭和6年生まれで私の父と同い年です。

 健さんを父と思い、「八甲田山」以降の作品を再度観ていきたいと思いました。

 また、彼の著作に触れていきたいと思いました。

 高倉健のファンでよかった。高倉健のように生きたいと思わせる番組でした。

 健さんは、最後に、「まだまだこれから」という主旨を話しました。

 次回はどんな作品のどんな役を演じるのか、大いに期待したいと思います。

 高倉健ファンの皆さん感想をお聞かせ下さい。

「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」に10万1000人

 昨日、「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」が宜野湾海浜公園で開かれ、10万1000人が参加しました。

 復帰後に開かれた米軍基地関係の県民大会としては過去最多の規模の集会でした。

 県民大会では日米両政府に「オスプレイ配備計画を直ちに撤回し、同時に米軍普天間基地を閉鎖・撤去するよう強く要求する」大会決議を採択しました。

 大会には、出張中の与那国町長を除き、県内40市町村ほとんどの首長または代理が出席し、仲井真知事が「県民の不安が払拭されない限り配備には絶対反対だ」とするメッセージを寄せました。

 今日は、新聞休刊日ですが、私の手元に、今朝の沖縄タイムズと昨日発行された琉球新報の号外があります。

 沖縄タイムズは、今朝の朝刊のリードで「オスプレイ拒否10万人『差別』に抗議」と書きました。

 琉球新報は、昨日の号外のリードで「オスプレイ拒否、配備反対怒り結集」と書きました。

 沖縄タイムズには、県民大会実行委員会の共同代表である翁長雄志那覇市長がオスプレイ配備計画について、「(配備が強行された末に)事件・事故が起きたら、沖縄県民はさらに大きな声とパワーを上げて、基地の全面閉鎖に向っていくことになる」と語ったと報道しています。

 また、コラムでは「人の集まりを波にたとえることは好きではない。しかし、そこには確かに、日米両政府への不信と怒りの圧倒的なうねりが存在した」と集会の様子を書きました。

 藤村官房長官は今朝の記者会見で、オスプレイがノースカロライナ州で緊急着陸したことについて、詳細を把握するとしながら「トラブルを未然に防ぐための通常の手順で、事故ではないと聞いている。墜落事故とレベルが違う」と述べたと産経ニュースは報道しています。

 沖縄県民集会後の記者会見だけにどこの国の官房長官なのか疑いたくなるような発言です。

 米政府は、「日本の防衛上不可欠」としてオスプレイを普天間基地に配備し10月からの本格運用方針は揺るがないとしていると共同通信は報道しています。

 アメリカの主張は、オスプレイ配備は、中国や北朝鮮の動きにたいする「抑止力」の強化だとする論ですが、ソ連崩壊後20年以上がたち、アジアと世界の情勢は根本的に変わりました。

 一つは、日本とアジアの経済的な結びつきの深さの進行です。二つ目は、米ロの首脳がはじめて参加して、昨年11月にインドネシアで開かれた東アジア首脳において、武力の不行使や紛争の平和的解決や海洋問題の解決にあたっては国際法を重視することなどが確認されたことです。

 日本政府は、沖縄県民大会の結果を受けて、オスプレイの事故原因を徹底解明し、オスプレイ配備の必要性を再検討すべきです。

 日米両政府は、沖縄や岩国など地元住民の理解のないまま、オスプレイの岩国基地での試験飛行や普天間配備を絶対に行うべきではありません。

 全国知事会が7月19日の緊急決議にあるように、オスプレイ配備は、沖縄や岩国だけの問題ではありません。今、全国各地で行われることがあきらかになった飛行訓練に対して反対の声があがっています。

 緊急決議にある「(飛行訓練)の具体的内容を明らかにするとともに、関係自治体の意向を十分尊重して対応する」ことも、日米両政府が行うべき喫緊の課題です。

 私は、9月県議会で、オスプレイの岩国基地での試験飛行を許さない論戦を行う予定です。

 昨日の沖縄集会やオスプレイ配備に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

辻村深月

 「鍵のない夢を見る」で、第147回直木賞を受賞した作家の辻村深水さんにはまっています。

 きっかけは、10月6日公開予定で、映画化される「ツナグ」を読んでからです。

 「ツナグ」で辻村さんは、吉川英治文学新人賞を受賞しています。

 一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「死者(ツナグ)」の物語。

 一人一人の生い立ちが丁寧に描かれていて、起承転結もしっかりしている作品です。

 親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生を描いた「親友の心得」の所で涙しました。

 原作がどのような映画になるのか今から楽しみです。

 そして、「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」を読みました。

 角田光代さんの「八日目の蝉」に通じるテーマを感じる作品でした。

 命の重みを感じる作品でした。

 地方で暮らす人たちの心理を見事に描いた作品です。

 また、「家族とは何か」をも考えさせられる作品です。

 思春期の子どもを抱える親の一人として大いに考えさせられた作品でした。

 小説の最後で「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」の意味が明らかになり、胸が詰まりました。

 更に、今、彼女のデビュー作「冷たい校舎の時は止まる」を読んでいます。

 雪が降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められる高校生の物語。

 文庫で上下あるかなりの長編ですが、一気に読ませます。

 彼女の作品の特徴は、人物描写がすばらしいことが一番でしょうか。

 どこにでもありそうなテーマなんですが、この事が起こった背景の描写が深いので、読者に読ませる作品になっています。

 そして、ミステリー仕立てにもなっていて、小説の冒頭で、読者は、この物語の真相を知りたくなります。

 「なぜ、なぜ」「知りたい、知りたい」と次々にページをめくってしまう作品ばかりです。

 彼女の作品を読みながら、自分もこんな面白い小説を書いてみたいと思いはじめました。

 そうはいかないことは百も承知ながら、それほど、彼女の作品は面白いのです。

 まだ、32歳の辻村さん。最近、結婚と出産を経験されたそうです。

 様々な経験から作品に更なる深みも増すのではないでしょうか。

 既刊の本を読み進めながら、これらの作品にも期待大です。

 辻村深月ファンの皆さん。あなたの好きな作品をお教え下さい。

比例定数削減を考える学習講演会

 本日、山口市内において、山口憲法会議などが共催する比例定数削減を考える学習講演会が行われ参加しました。

 講師は、神戸学院大学の上脇博之教授です。

 議員定数削減問題の学習会で講演する上脇教授

 民主党は、2010年参議院選挙のマニュフェストで衆議院の比例定数の80削減を掲げました。

 今国会で、民主党は、次回選挙で衆議院の比例を40削減し、次次回選挙で比例を75削減する法案を提出しました。

 法案は廃案になりましたが、今、財界を中心に比例を削減し、衆議院は完全小選挙区制に移行すべきとの論調が盛んに出されています。

 上脇教授は、「小選挙区制導入で、消費税増税など新自由主義政策の強行が相次いぎ、格差社会が拡大した」と述べました。

 その上で上脇教授は、「1993年衆議院選挙の死票は25%未満だったが、小選挙区制が導入された96年衆議院選挙で死票は55%となった。自民党や民主党などは、4割台の得票で7割台の議席を得ている。」と話しました。

 上脇教授は、「無駄を削る」「政治家も自ら身を切る」論の問題点として①国会議員が国民代表であることの自覚の欠如②比例削減により「切る」のは「わが身」ではなく、「他人(小政党、革新政党)の身」である!③決して、重大な「政治とカネ」問題を「切る」と言わない、点をあげました。

 ②に関して、上脇教授は、05年総選挙と09年総選挙の結果を元に比例80削減を試算すると、05年で自民党、09年で民主党は、議席占有率を増やす結果となり、小政党は逆に減らす結果となることを指摘しました。

 ③に関して、上脇教授は、企業・団体献金の全面禁止と政党助成金の廃止に踏み込まないことはおかしいと指摘しました。

 上脇教授は、各国の人口10万人あたりの国会議員数を比較すると日本の国会議員数は少ないことを指摘し、大統領制・連邦制のアメリカと議員数を単純比較するのはナンセンスと指摘しました。

 結論として上脇教授は、衆参いずれも比例代表選挙制だけにすることが必要だと述べました。

 山口県議会でも選挙区問題協議会が設けられ私も委員の一人として参加しています。

 地方議会でも議員定数削減の嵐が吹いています。

 議員を減らす競争はやめて、「中立・公正な選挙制度」「民主主義が徹底される定数」の観点で慎重な検討を行うべきだと今日の学習会を通じて感じました。

 議員定数削減問題に関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

「空手ライフ」誌に昇段者として登場

 昨日、久しぶりに空手の練習に行きました。

 新しく入ったばかりという大学一年生のパンチをミットの上からですが、受けました。

 小学校まで空手をやっていたという彼のパンチの威力は中々のものでした。

 さて、道場で手渡された新極真会が発行している「空手ライフ」誌の最新号「No.62 2012年9月-10月」に、昇段者の一人として私の写真が掲載されました。昇段者の一員として自分なりに練習を続けていこうと決意を新たにしました。

 「空手ライフ」の編集が本号から大きく変わっていました。

 まず、緑代表は巻頭所感で「空手界は流派・団体が数多く存在し、分裂や独立の歴史も続いてきました。私たちも新極真会という組織を拡大していくことにエネルギーを集中していた時代もありました。しかし、今は違います。空手界のため、一生懸命に稽古している子どもたちのため、空手を愛し続けてきた我々が、新しい未来に向けて舵を切らなければいけないと思っています。」と語っています。

 そのために、オリンピック種目化をめざして『全世界フルコンタクト空手道連盟』に参加する意向を明らかにしています。

 私は、空手について語る事ができる立場にはまだまだありませんが、緑代表のこの立場を応援したいと思います。

 そして、「空手ライフ」誌で初めて、新極真会以外の流派のインタビューが掲載されました。

 第1回目は、空手道MAC/JKJOフルコンタクト委員会渡辺正彦代表です。

 渡辺代表は、フルコンタクト空手の団体の大同団結を作り、体育協会へ「フルコンタクト」での加盟を目指し、将来的には、オリンピックの種目化を目指したいと語っています。

 私たちの道場に通う子どもたちの中で、将来、オリンピック選手が誕生することを夢みて、可能な支援をしていきたいと思っています。

 まずは、空手に携わるものとして、体づくりに励むことが私にとって最優先の課題であることは大いに自覚した上での話ですが。

 道場に行くと、体も心もすっきりすることだけは私自身実感しているところです。