議員日誌

第38回山口原爆死没者追悼・平和式典に参加

 本日、山口市内の原爆死没者之碑前で、第38回山口原爆死没者追悼・平和式典が行われ、参加しました。

 

 

 山口県原爆死没者之碑にみんなで献花しました

 参加者一人一人が献花を行い式典がはじまりました。

 被爆者を代表して、山口県被団協副会長の浜田国男さんが、追悼のことばを述べました。

    被団協浜田副会長の追悼のことば

 浜田さんは、「現在、世界には依然として数万発ともいわれる核兵器が存在し、人類に脅威を与え続けています。また、核の平和利用の名のもとに世界中で原発が運転されるようになり、深刻な事故が続出、核兵器に匹敵する脅威を与えています。」「核兵器廃絶と世界恒久平和の実現のために全力を尽くすことをお誓いいたします。」とことばを述べました。

 山口大学ユネスコクラブの代表は「被爆・戦争体験継承の誓い」を述べました。

 山口大学ユネスコクラブの代表あいさつ

 ユネスコクラブ代表は「私たちは被爆者支援と平和活動の火を絶やさず、よりいっそう平和な社会をつくるために前進しなければなりません。」とあいさつしました。

 最後に、県原爆被爆者支援センターゆだ苑岩本晋理事長が平和の誓いを述べました。

     ゆだ苑岩本理事長の平和の誓い

 岩本理事長は、「『原爆は二度と許さない』『このような悲惨な思いを、誰にもさせてはならない』という決意を新たにし、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に全力を尽くすことを、ここに誓います」とあいさつしました。

 原爆投下から67年。この歴史を風化させず、核兵器廃絶と脱原発の決意を新たにしました。

 皆さんの被爆体験や核兵器廃絶への想いをお聞かせ下さい。

ルネサス山口工場門前でビラ配布

 今日、ルネサスリストラ「合理化」対策実行委員会は、ルネサス山口工場門前でビラ配布を行いました。

 ルネサス山口工場の門前でビラ配布を行う実行委員

 ビラには、実行委員会として行った山口労働局・県・宇部市・柳井市への申し入れの内容と回答の主旨が書かれてあります。

 また、9月16日(日)に行うルネサス労働相談ホットラインの連絡先が書かれてあります。

 実行委員会では、16日(日)、10:00~18:00に、ルネサス労働相談ホットラインを開設します。

 電話番号は、0120-378-060です。

 ルネサス社員の方々をはじめ、派遣・請負・下請けで働く労働者の方を始め、ルネサスと取引のある中小企業関係者の方など、広くルネサスに関わる方々の相談をお待ちしています。

 地域の労働相談センターの電話番号は以下の通りです。

 山口労働相談センター 083-932-0472

 宇部労働相談センター 0836-34-4110

 周南労働相談センター 0834-28-2295

 下関労働相談センター 083-235-7220

 岩国労働相談センター 0827-43-1445

 各労働相談センターへは、ルネサス以外の労働相談も受け付けていますのでご利用下さい。

 ルネサスの早期退職者募集の面接が始まっています。9月18日~26日に希望退職者の募集が行われます。 

 ルネサス山口工場だけで450名の早期退職者募集が行われるようです。

 県内で、500名を越えるルネサス労働者が、10月末で職場を追われようとしています。

 山口県の経済と雇用に大きな影響を及ぼす重大問題です。 

 ルネサスリストラに対する皆さんの情報やご意見を引き続きお寄せ下さい。

 

映画「あなたへ」

 降旗康男監督の映画「あなたへ」を観ました。

 主演は高倉健。私は、高倉健のファンです。任侠映画以後の高倉ファンです。

 20代の頃から映画好きになり、高倉健主演映画で最初に好きになったのが「海峡」です。

 高倉健は、青函トンネルを造る技術者の役でした。

 高倉演じる技術者が働く建設会社の宿舎は、津軽海峡先端辺り。宿舎の近くで小料理屋を営んでいるのが吉永小百合演じる女性でした。

 二人は魅かれあっているのに、それを口にしない。二人は黙って、酒を酌み交わす。こんなシーンを思い出します。

 青函トンネルが完成し、高倉演じる技術者がガッツポーズを取るシーンも忘れられません。

 その後に映画館で観た「居酒屋兆治」「鉄道員(ぽっぽや)」「ホタル」は、どの作品も秀作でした。

 私が、高倉に惚れた作品全てが、降旗監督作品だったのです。

 久々の高倉・降旗コンビ。久しぶりに大人のための邦画を観た思いです。

 そして、「単騎、千里を走る。」以来6年ぶりのスクリーンで高倉は刑務官の倉島を演じました。

 妻が亡くなった後、倉島の元に妻から「故郷の海を訪れ、散骨してほしい」との手紙が届きます。

 倉島は、妻の故郷の長崎県平戸へ車で向います。

 倉島は、移動中に出会った杉野役のビートたけしや田宮役の草彅剛らと様々なドラマを生んでいきます。

 映画の中では、重要な場所の一つとして下関市も出てきます。

 平戸では、妻からのもう一枚のはがきが局留め郵便となっています。その内容と何を意味していたかは、映画館でお楽しみ下さい。

 倉島は、平戸で濱崎食堂を営む多恵子女将(余貴美子)から、漁師をしていた夫が嵐の日に遭難して帰らぬ人になったことを聞かされます。

 散骨する船を操る漁師の大浦を演じる大滝秀治の演技は見事でした。

 散骨する日、倉島は、多恵子から結婚する娘の写真を海に一緒に投げてほしいと頼まれます。

 倉島は、散骨はすませますが、写真はポケットの中に入ったままです。その写真がどうなるかは映画館でお楽しみ下さい。

 映画のパンフレットで濱崎多恵子を演じた余貴美子が「この物語は、特に大きな事件は起きないんですけど、人は皆それぞれ、他人にとっては大したこととは思えなくても、様々なものを抱えて生きているということが描かれた、じんわりと心にしみる物語だと思います。」と語っています。

 私は、この映画で、「私を取り巻く人々をもう一度見つめ直そう」と思いました。

 「あなたへ」は降旗・高倉コンビ20作目の映画です。

 降旗監督は映画のパンフレットに「健さんは昔から僕にとってのアイドルなんです。」と語っています。 

 高倉・降旗ファンの一人として、コンビ21作目に期待しています。

 

作家六波羅一輝の推理

 ひょんなことから作家の鯨統一郎に出会い、ここ数日、「作家六波羅一輝の推理」シリーズを読んでいます。

 古本屋でシリーズ第一作の「白骨の語り部」を見つけ、読み、本屋で最新作の「湯布院・産土神の殺人」を読みました。

 このシリーズは、上川隆也さん主演でドラマシリーズ(土曜ワイド劇場)ともなっているようです。

 後半で、謎が解明されるという正真正銘のミステリー小説です。普段はあまりミステリー小説を読まない私ですが、たまにはいいものですね。

 謎が分かった時にはスカッとする快感がたまりません。

 しかし、このような謎解きを考える鯨さんは見事です。鯨さんの作品だからこそ次も読みたいと思えるのかも知れませんね。

 このシリーズは、その土地に残る風土史をテーマにしており、知識が広がります。

 編集者の北山みなみと作家六波羅との掛け合いも絶妙です。

 このシリーズは、5作あり、残り3作品をどこかで見つけて読破したいと思っています。

 ウィキペディアによると、鯨さんの作品群は幅広く歴史をテーマにしたものも数多くあるようです。

 今、古典落語を題材にした「幕末時そば伝」を読んでいますが、先のシリーズとは別の作家が書いたと思えるほど違った作風です。

 鯨さんは、覆面作家の一人ですが、最近、「努力しないで作家になる方法」というエッセーを出版しています。

 この本も読んでみたくなりました。

 きっと同世代だと思う鯨さんの本を少しづつ読んでいこうと思う今日この頃です。

 鯨ファンの皆さん。一押しの鯨作品をお教え下さい。

子育て文化創造フェスタに参加

 今日、宇部市ときわ公園ときわ湖水ホールで行われた「子育て文化創造フェスタのオープニングセレモニーに参加しました。

子育てフェスタのオープニングを宣言する平川実行委員長

 オープニングセレモニーでは、きらめき子育て賞の表彰などが行われました。

 今日は、一緒に参加した小2の長女と、野菜のクイズラリーなどに参加しました。

 今日は、夏休み最後の一日。我が家の子どもたちは、残った宿題をこなしています。

 明日は、小学校の校門前であいさつ運動に参加します。

 子どもたちの笑顔に出会えることが今から楽しみです。

 安心して子どもを産み育てることのできる山口県に、私も微力を尽くしたいと思います。

 子育て支援に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

山口県医労連第47回定期大会であいさつ

 本日、山口県医労連(中村鈴江執行委員長)第47回定期大会が行われ、私は来賓としてあいさつを行いました。

 山口県医労連定期大会であいさつする中村委員長

 あいさつの主旨は以下の通りです。

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 山口県医労連第47回定期大会にご参加の皆さんご苦労様です。日本共産党を代表して一言ごあいさつを申しあげます。
 今、医療と社会保障は、困難な状況を広げています。その第一は、消費税10%への大増税と社会保障の「一体改革」関連法が可決したことと、その一つである「社会保障制度改革推進法」が民主、自民、公明によって強行されたことです。
 「推進法」では、社会保障をどうしようとしているのか「基本的な考え方」では、国民の「自助・自立」を強制し、それを「家族相互及び国民相互の助け合い」で支えるとしています。
 憲法25条には、「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」とあり、社会保障に対する国の責務を明記しています。「推進法」は、憲法25条の生存権を否定する「社会保障制度解体法」と言えます。
 「推進法」は医療をどうしようとしているでしょうか。推進法は、医療保険の「給付の対象となる療養の範囲の適正化」を強調しています。保険のきく医療を切り縮めて、個人の自己負担を大幅に増やそうという内容です。具体的には、「保険免責制」の導入です。医療費が5000円の場合、窓口負担が3割なら1500円です。しかし、1000円を保険外とすれば、4000円の3割負担1200円との合計で2200円となります。患者負担は、1500円から2200円と増え、当初の5000円での窓口負担で考えると4割超となります。推進法では、政府が設置する「社会保障制度改革国民会議」で議論し、法施行の22日から1年以内に結論を出すとしています。「推進法」で決まったのは、「国民会議」の設置だけです。具体的な制度切捨てを許さないたたかいが今後求められています。
 このような社会保障解体に日本医師会は、今年3月に①公的な医療給付の範囲を将来にわたって維持するなどの「皆保険制度」の重要課題をまとめました。そして、8月22日には、日本医師会の横倉会長と日本共産党の志位委員長が懇談を行いました。横倉会長は、「社会保障についての考え方は一緒」と述べました。県民医療を守る共同を大きく広げましょう。