27日(木)午後1時に質問の通告が締め切られました。
私は、12月2日(火)午後1時半過ぎから一般質問で登壇する予定です。
私が、質問する項目は、以下の通りです。
・・・
1 新年度予算案について
(1)センチュリー問題について
(2)賃金引上げ支援について
(3)柳井地域の水道料金について
2 県政の重要課題について
(1)県立高校再編整備計画について
(2)長生炭鉱水没事故犠牲者の遺骨返還について
(3)旧優生保護法の被害者救済について
(4)国道2号宇部市吉見の道路改良について
3 戦争する国づくりについて
(1)米軍岩国基地について
(2)特定利用空港について
4 原子力関連施設について
5 その他
・・・
多くの傍聴をお待ちしています。
また、インターネット中継などをご覧ください。
引き続き、皆さんのお声を藤本までお聞かせください。
19日、南日本新聞社は、六ケ所村の使用済み核燃料の再処理工場について次のように報じました。
「青森県下北半島の付け根に位置する六ケ所村(人口約9500人)の中心部に、周辺を森で囲まれた工場団地がある。原発燃料の生産から再処理、廃棄物の管理まで引き受ける「核燃料サイクル施設」だ。九州電力川内原発(薩摩川内市)はじめ全国で原発再稼働が進み、国は原発回帰を鮮明にするが、核燃料サイクルは行き詰っている。10月下旬、地方新聞エネルギー研究会の一員として現地を訪ねた。『世界的に見てもこれだけの施設が1カ所に集まりのは珍しい』。事業者の日本原燃の岡村泰治・地域本部長兼安全・品質本部長(67)は説明する。施設は主に(1)天然ウランを原発で使えるよう濃縮(2)放射能レベルが低い廃液など低レベル放射性廃棄物の埋蔵(3)使用済み燃料の再処理(4)再処理の過程で出る高レベル放射性廃棄物(核ごみ)の一時管理(5)再処理後の新たな燃料生産ーに分けられる。県と村は1984年、電気事業連合会に施設(濃縮、埋蔵、再処理)立地の申し入れを受けた。翌85年に受け入れを決め、今年で40年たつ。5施設は88~2010年に順次着工したものの、稼働したのはウラン濃縮工場、低レベル廃棄物の埋蔵施設、核のごみの管理施設の三つにとどまり、サイクルは完成して完成していない。敷地は鹿児島空港の4倍近い7.5平方キロに及ぶ。各施設は数カ所に分けられ整備され、バスで回巡った。『核物質の管理上、建物に工場名は一切書いていない。外から見ても分からないようになっている』。岡村氏に説明を受けた。低レベル放射性廃棄物を管理する施設は、稼働や点検で出た廃液や焼却灰、金属片をセメントやモルタルで固めたドラム缶(200リットル)を埋設する。最大300万本を埋められ、約38万本を受け入れた。放射能が安全上問題ないレベルに下がるまで、土をかぶせてから約300年間監視する。核のごみの保管施設がある敷地は特に厳重な管理体制だった。指紋登録され、レコーダーの持ち込みは禁止された。核のごみを地下深い岩盤に埋める『最終処分場』に送るまで30~50年間、冷却して貯蔵する。フランスとイギリスで再処理し、戻ってきたガラス固化体1830本を収める。今年4月に最初の持ち込みから30年を迎えたが、処分場は候補地の選定さえままならない。核燃料サイクルの要となる再処理工場はいまだに稼働していない。試験運転や新規制基準の対応でこれまで完成延期を27回繰り返し、1993年の着工から32年が経過。現在も国の審査は続く。日本原燃は2026年度中の完成を目指している。工場では使用済み燃料から、再処理できるウランとプルトニウムを取り出す。年間最大で、100万キロワット級の原発約40基分の使用済み核燃料を再処理する能力を持つという。隣接地では、再処理で回収するプルトニウムとウランを混ぜた混合酸化物(MOX)燃料へ加工する工場の建設工事が進んでいた。10年に着工し、27年度の完成を見込むが、こちらも新基準対応などで完成延長を8回繰り返している。全国の原発では、使用済み核燃料が原発の敷地内や中間貯蔵施設にたまり続けている。竹内謙介地域・広報副本部長(57)は『燃料をここに持ち込み、サイクルを回す姿を描けるよう、しっかり完成させ操業していきたい』と話した。原発施設が集中する青森県の宮下宗一郎知事に、原発施策への考えを聞いた。-原発施設が多い。昨年、国内初の使用済み燃料の中間貯蔵施設も創業した。『青森県は昔出稼ぎ率も高く、地元に仕事をつくる必要があった。大規模工業団地の開発計画もあったが頓挫した。国のエネルギー背策は特別受け付けないという地域ではなかったから、今のような立地状況になった』『中間貯蔵は、核燃料サイクルの進捗状況を毎年度確認し、搬入量を調整することで最大50年の保管期間を達成したい。(出資した東京電力と日本原子力発電以外の)他社と共同利用する可能性は、現地点ではない』-再処理工場は2026年度の完成を目指している。審査状況への認識は。『スケジュールにとらわれるのではなく、安全性を確認した形でクリアしてほしい。仮に審査が1、2回増えても、今までみたいに工場の完成が1、2年延びることはないと思う』-核のごみの最終処分場の候補地のめどが立たない。『なぜ青森だけ再処理から廃棄物を含めて全部やる必要があるのかという議論は、施設を誘致した時からある。負担を分け合うことが必要で、電気だけ使ってその他は考えなくていいというのはおかしな話。大消費地も含め、みんなで考える問題だ。青森県が最終処分場を受け入れないという方針は、県内の市町村も理解している』」
WEB東奥は、昨日、「日本原燃の増田尚宏社長は27日、青森市内での定例記者会見で、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の原子力規制委員会審査に関し、2026年5月までに認可を取得したいとの意向を新たに示した。当初は同3月までを目指していたが、審査説明に遅れが生じたため見通しを微修正。26年度中と掲げる工場完成の目標については「何ら変わらない」と強調した。」と報じました。
六ケ所村の再処理工場が稼働しなければ、中間貯蔵施設は、最終処分施設になります。六ケ所村の再処理工場の動向を今後とも注視していきたいと思います。
昨日、九州朝日報道は、特定利用空港の北九州空港で、自衛隊の戦闘機がタッチ・アンド・ゴーを行ったと次のように報じました。
「航空自衛隊・築城基地の戦闘機などによるタッチ・アンド・ゴーと呼ばれる練習が北九州空港で行われました。タッチ・アンド・ゴーは、滑走路に車輪を着けた後すぐに上昇する訓練で、26日は築城基地のF-2戦闘機2機とT-4中等練習機1機が参加しました。航空自衛隊は、有事や災害時に基地が使えない際、全国の空港で安全に離着陸できるよう、訓練で進入方式や周辺の地形を把握しています。北九州空港は、自衛隊などが訓練で円滑に使用できる『特定利用空港』に指定されていて、戦闘機によるタッチ・アンド・ゴーの訓練は、今年6月に続いて今回が2回目です。築城基地では、『今後も必要に応じて北九州空港を使用し訓練を行う」としています。」
10月31日に終了した自衛隊統合演習では、特定利用空港である南紀白浜空港・徳之島空港・鹿児島空港で、F-15戦闘機の燃油補給訓練やタッチ・アンド・ゴーが行われました。
1999年9月県議会で、私は、山口宇部空港について軍事目的で使用させないことを明白にすべきと質し、当時の土木建築部長が「軍事目的での使用は想定していない」と答えました。
私は、9月県議会で特定利用空港受け入れは、過去の議会答弁撤回を意味するのかと質し、土木建築部長は「撤回しない」と答えました。
私は、来る11月県議会で、山口宇部空港について「軍事目的での使用は想定していない」との答弁を撤回しないというのなら、山口宇部空港での戦闘機によるタッチ・アンド・ゴー訓練は行わないよう国に求めるべきだと質したいと思っています。
11月29日(土)10時~ 宇部市恩田ふれあいセンターで、「特定利用空港」について学び話し合う集いを行います。どなたでも参加できます。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
25日、毎日新聞は、林芳正総務相の昨年10月の衆院選で支出した「労務費」について、次のように報じました。
「2024年10月の衆院選で、林芳正総務相(山口3区)陣営が支出したとされる『労務費』の報告内容に疑義が生じている。労務費は公職選挙法で認められる『機械的な労務』に対する報酬。陣営の選挙運動費用収支報告書で支出先として記載のあった人の一部が取材に、金銭の受領や領収書への署名を否定した。専門家は事実と異なる報告であれば、公職選挙法に抵触する可能性があると指摘する。毎日新聞は、林氏の陣営が選挙後に山口県選挙管理委員会に提出した報告書や関連する領収書を情報公開請求で入手。報告書には、陣営が24年10月12日~11月1日、延べ325人と1業者に労務費名目で計約316万円の支出があったと記載されていた。ところが、受領者とされる人たちを取材したところ、衆院山口3区の区域である山口県山陽小野田市在住の少なくとも5人が、領収書に労務の内容として記載されている『ポスター維持管理』や『ハガキ筆耕』に従事せず、金銭の受け取りや署名の事実を否定した。報告書ではこの5人に対し、いずれも『ポスター維持管理』の名目で1日の労務費の上限とされる1万円を支出したと記載され、領収書も添付されていた。このうち、70代の男性は取材に『お金はもろうたことない。領収書も書いたことがない』と証言。以前から林氏を支援し、24年の衆院選でも選挙事務所に出入りしたものの、『ポスター維持管理をした覚えはない』と語った。当時は仕事をしていたが、領収書には『無職』と書かれ、住所も実在しない所在地だった。別の80代の男性も、領収書にあるポスターの維持管理について『そんなことはまったくしていないし、1万円も受け取っていない。領収書を書くわけがない』と断言した。この男性は『林さんを支援している友人から林さんのパンフレットをもらったことはあるが、私は後援会にも入っていない』と説明。『誰が私の名前を使って領収書を作ったのかさっぱりわからない』と不信感をあらわにした。さらに別の男性も金銭の受け取りを否定。『領収書を書いた覚えはない。私よりうまい字だ』と話し、『黒幕があるなら誰なのか』といぶかしむ。公職選挙法は、労務費を含む選挙運動に関するすべての支出について、受領者の名前や住所、職業、目的、金銭などを記した報告書を選管に出すよう陣営に求める。報告書や領収書に虚偽の記入をすれば3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金に処するとしている。政治資金問題に詳しい神戸学院大の上脇博之教授は『支払っていない労務費を支払っていたことにして領収書を作り、選管に報告していれば、公選法違反や有印私文書偽造・同行使の疑いが生じる』と指摘。さらに『支払っていないならばその金銭がどこに行ったのかも問題になる。林氏には説明責任がある』と話す。総務省は公職選挙法を所管する。林氏の労務費に関する疑義は週刊文春などでも報じられており、林氏は20日の衆院総務委員会で『事務所で確認作業を進めている』と答弁。『結果がまとまり次第説明したい』と述べた。林氏陣営の労務費を巡ってはほかにも、労務が報酬に見合わないような軽いものがあったり、実際は行っていない労務に報酬が支払われたりしていた。無報酬が原則の選挙運動員に労務費が支払われていた事例もあり、支出のあり方に疑問の声が上がる。公選法では、資金力の多寡で選挙が有利、不利にならないよう、選挙区の有権者への寄付は原則禁止だ。選挙運動をした人への報酬の支払いも原則認めておらず、違反すれば罰則がある。一方、ポスター張りやハガキの宛名書きなどの裁量の少ない単純労働への報酬は例外として認められている。だが、労務費を受け取った人に取材すると、支出のあり方として議論を呼びそうな事例が複数存在した。林氏の陣営から『ポスター維持管理費』として2日分の計2万円を受け取った山口県山陽小野田市の男性は、ポスター張りの分担を決める役割を担ったと説明。『ポスターの見回りをしたのではなく、住民から(はがれているなどの)連絡があったり通りかかったりした時に張り直す仕事というか、責任があるということだ』と話した。他の住民の領収書の中にも『ポスター監視』と書かれたものが複数あり、1日分として5000円程度の報酬が支払われていた。また、『ポスター維持管理』と『ハガキ筆耕』と書かれたものが複数がり、1日分として5000円程度の報酬が支払われていた。また、『ポスター維持管理』と『ハガキ筆耕』の名目でそれぞれ5000円を受け取った山口県長門市の男性(83)は『ポスター張りには関わったが、ハガキは書いていない。領収書を書き間違えたのかもしれない』と話した。選挙運動の報酬という認識で労務費を受け取った人もいた。運動員として林陣営の選挙カーに乗ったという男性は『ポスター維持管理費』などの名目で受け取った3日分の計1万5000円について『運動員をしたから貰った。こうした形で受け取ったのは初めてだ』と明かした。上脇教授は『通りがかりにポスターを見る程度で多くの人に報酬を支払うことを認めてしまえば、寄付の禁止の規定はなし崩しになる』と疑問視する。さらに『選挙運動をした人に報酬を支払えば、名目が労務費であったとしても公選法に抵触する可能性がある』と話す。」
日本共産党衆議院議員の辰巳孝太郎さんが、20日、衆院総務委員会で、この問題を取り上げました。
それに先立って、辰巳事務所の方と私は、山陽小野田市を数件訪問しました。調査した結果は、辰巳議員が質問の中で指摘した通りです。詳しくは、衆議院のインターネット中継をご覧ください。
記事に、「住所も実在しない住所だ」との証言がありますが、私も、辰巳事務所がまとめた領収書の住所一覧とゼンリン地図と照合する作業を行いましたが、領収書にある住所と地図とが照合しないケースが複数ありました。私は、厚狭高に通っていたので、山陽小野田市、特に旧山陽町側の土地勘はある方だと思いますが、だからこそ、領収書の住所は、通称使用の住所なのかと感じるケースが複数ありました。
いずれにしても、虚偽記載があったのか、選挙運動を行った人に労務費が払われたケースがあったのかなど、マスコミや国会で指摘されていることに対し、林総務相は説明責任があります。事務所での確認作業を急ぎ、結果を一日も早く国民に示す時です。
公選法も総務相の所管です。政治とカネの問題を司る立場の大臣に対する疑惑です。林大臣の責任が問われています。
この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。
20日、NHK山口放送局は、長生炭鉱跡地を韓国政府関係者が視察に訪れたと次のように報じました。
「戦時中の水没事故で、朝鮮半島出身者を含む183人が犠牲になった山口県宇部市の海底炭鉱『長生炭鉱』で、ことし8月に人の骨が見つかったことを受け、韓国政府の関係者が、20日、現地を視察しました。韓国政府として、今後どのような支援ができるのか検討することとしています。視察に訪れたのは、韓国行政安全省過去史関連業務支援団のチャン・ドンス団長など5人です。長生炭鉱では、1942年に起きた水没事故で朝鮮半島出身の136人を含む183人が亡くなっていて、ことし8月に市民団体の潜水調査で人の骨が見つかり、現在は警察が保管しています。今回の視察はこの動きを受けて行われ、5人は、地元の市民団体の代表から説明を受けながら、炭鉱の出入り口や海に突き出た2本の排気筒を確認していました。見つかった人の骨をめぐっては、DNA鑑定などの身元を確認する作業は進んでおらず、日本の外務省は『韓国政府との間でさまざまな意思疎通を行ってきている』としています。視察を終えたチャン団長は、『ここには数々の悲しみが埋まっていることが分かった。政府レベルで何ができるかを考えていきたい』と話していました。視察のあと、チャン団長の一行は宇部警察署を訪れました。その後、20分ほど滞在しましたが、具体的に何が行われたのかは明らかになっていません。」
11月16日には、日韓議員連盟と韓日議員連盟がソウルで合同総会を開きました。16日、朝日新聞デジタルは「戦時中に朝鮮半島出身者を含む183人が水没事故で亡くなった海底炭鉱『長生炭鉱』をめぐり、見つかった遺骨の身元確認などに向けて両国会が積極的に関与することなどを盛り込んだ共同声明をまとめた」と報じました。
11月20日の参院法務委員会で、社民党の福島参院議員は、長生炭鉱の遺骨収容問題を取り上げました。この中で、政府参考人の大塚健吾氏は「ご遺骨の対応につきましては、これまで国会法令の下で人道的観点も踏まえて、関係省庁において取り組んでいるところでございますが、既に韓国政府とも丁寧な意思疎通を行っております。」と答えました。
韓国政府関係者が、長生炭鉱の現地を視察されたことを評価したいと思います。
日韓議員連盟、韓日議員連盟の共同声明の発出を評価します。
日本政府と韓国政府が、遺骨問題で丁寧な意思疎通を行っていることも評価します。
その上で、遺骨が収容されて、3ヶ月が経過する中で、未だに、DNA鑑定が行われていない事実は、重大だと言わなければなりません。
日本政府が、この問題で、一歩踏み出す時だと思います。
この問題は、11月県議会で取り上げる予定です。皆さんのご意見をお聞かせください。
今朝のしんぶん赤旗日刊紙は、社民党の福島参院議員の質問主意書への政府答弁書で、自衛隊の「特定利用空港・港湾」の利用実態が分かったと次のように報じました。
「自衛隊などが『平時』から空港・港湾を軍事利用できるよう整備する『特定利用空港・港湾』の自衛隊による利用回数が、今年2月現在で、のべ140回以上にのぼることがわかりました。社民党の福島瑞穂参院議員の質問主意書に対する政府答弁書(11月18日付)で明らかになりました。『特定利用空港・港湾』は、『戦争国家』の指針である安保3文書の一つ『国家防衛戦略』で、有事の対応能力の強化として、空港・港湾など『公共インフラの整備、機能強化』を進めると明記したことに基づきます。政府は昨年4月から指定を開始。今年8月29日現在、北海道から沖縄まで17道県の14空港26港湾が指定されています。答弁書によると、このうち今年10月末までに自衛隊に利用されたのは34カ所で、利用回数は、今年2月末時点で、のべ140回にのぼります。ただ、答弁書は、自衛隊機が頻繁に利用しているため集計していなとして那覇空港(沖縄県)、熊本空港(熊本県)の利用回数の回答を拒否しており、140回を大きく上回ると見られます。140回のうち最多利用回数は長崎空港(長崎県)が39回、次いで福江空港(同)の21回、苫小牧港(北海道)10回と続いています。九州・沖縄の空港・港湾はあわせて104回と、全体の約4分の3を占めています。『特定利用空港・港湾』の利用は2月以降も増加の一途です。過去最大規模の実動演習『自衛隊統合演習』(10月20~31日)でも大々的に利用されました。答弁書によると同演習では、九つの『特定利用空港・港湾』を、のべ24日間にわたって利用。そのうち鹿児島空港(鹿児島県)は『機動展開、燃油給油、弾薬の搭載』のため4日間利用したとされています。同空港では、空自のF15戦闘機が同空港に退避・着陸し、燃油補給する訓練を初めて実施したほか、海自航空機への弾薬搭載訓練も行われた。また、『特定利用港湾』の鹿児島港(鹿児島県)では、自衛隊施設以外の民間港で初めて護衛艦に実弾を積み込む訓練が実施されたと報じられており、答弁書にも4日間にわたり『物資輸送、弾薬の搭載』を行ったと明記されています。答弁書は、24年10月23日~11月1日に行われた日米統合演習『キーン・ソード25』でも自衛隊は『機動展開』や『物資輸送』で、のべ14日間にわたり八つの『特定利用空港・港湾』を利用していたとしています。利用された『特定利用空港・港湾』はすべて九州地方の空港・港湾でした。また、11月21日付の答弁書では、『特定利用空港・港湾』と自衛隊の駐屯地等とのアクセス向上に向けた道路ネットワークの整備に係る事業に24年度は約370億円、25年度は約968億円を計上していることを明らかにしました。」
福島議員の質問主意書第31号6に「現在行われている特定利用空港・港湾の整備の具体的内容及びその予算を特定利用空港・港湾ごとに示されたい」とあります。
6への政府答弁は、山口宇部空港について①事業内容②予算額として①滑走路、誘導路及び照明施設の改良、航空用地の整備、航空保安無線施設の改修等②4億円とあります。
特に、航空保安無線施設の改修等とありますが、これは、軍用機が離着陸することを前提とした改修ではないかと思われます。その他の事業も山口宇部空港が特定利用空港になったことによる整備事業ですから、どのような内容なのか問われます。
明日付で、県港湾課に照会したいと思います。赤旗編集部にも照会したいと思います。
とにもかくにも、日米合同での軍事演習が頻繁に行われる状況の中で、特定利用空港・港湾が数多く使用されている実態が、福島議員の質問主意書への政府答弁で明確になりました。
山口宇部空港が軍事利用される日が迫っていることを実感します。
この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。