議員日誌

児童福祉に関わる問題がいくつか前進

 児童福祉に関わる問題がいくつか前進しました。

 第一は、児童養護施設の子どもたちへの自動車運転免許取得補助についてです。

 私は、平成24年9月県議会で「中国地方の他県では、自動車運転免許取得に対する独自の補助を行っています。県独自に自動車運転免許取得に補助を行うべきですが、お尋ねしたいと思います。」と質問しました。

 6月議会の補正予算の中に、新規事業として「運転免許取得費補助事業」300万円が盛り込まれました。

 補助額は、自動車運転免許取得に要する経費の1/2(上限15万円)です。

 対象施設は、児童養護施設、児童自立支援施設、里親等です。

 対象者は、以下の条件を全て満たす児童です。

 ①児童養護施設入所児童又は里親等委託児童

 ②就職するにあたり運転免許を必要とすること

 ③保護者がいない又は保護者からの援助が得られないこと

 この制度が創設されたことを評価したいと思います。

 第二は、中央児童相談所宇部駐在の相談体制の拡充についてです。

 私は、今年の3月議会で「私の質問を契機に、平成23年度から中央児相宇部駐在が設置されました。宇部・小野田地域の相談件数は、この4年で1.7倍にふえ、他児相に比べて大幅な増加であり、宇部駐在の効果は大であったことを率直に評価したいと思います。相談件数が同等の岩国児相は、その他職員を含めて10名体制であるのに対して、宇部駐在は半分の5名体制で対応している、この状況の改善を図ることは急がれると思います。宇部地域での相談体制を拡充していくために、児童相談所の格上げは急務だと考えますが、お尋ねしたいと思います。」と質問しました。

 その時の健康福祉部長の答弁は、「宇部駐在については、設置して三年であり、相談受付件数の伸びに対応し、本年度から児童福祉司を一名増員したばかりであり、現行の体制を維持してまいりたいと考えております。」というものでした。

 今日の二木議員の質問に、小松健康福祉部長は、宇部駐在の相談体制の拡充について「今後の相談件数などの動向を見て、拡充について検討したい」と答えました。

 私は、引き続き、宇部駐在の相談体制の拡充と児童相談所に格上げされるよう、要望していきたいと思います。

 児童福祉の問題を始め県政全般の要望を藤本にお寄せ下さい。

 

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