議員日誌

オスプレイ米国での事故、最も重大な「クラスA」

 しんぶん赤旗日刊紙は、9月2日、「米西部ネバダ州で8月26日(現地時間)に発生した米海兵隊MV22オスプレイの機体炎上事故について、米海兵隊安全センターは、27日、最も重大な事故である「クラスA」に分類していることが分かりました。」「同センターの公開資料によれば、オスプレイは、今年6月にも米南部ノースカロライナ州ジャンクソンビルで着陸後、地表が燃えて胴体に引火、大破して約6300万ドルの損害を出しました。」と報道しました。

 NHK山口放送局は、今日のニュースで、オスプレイ事故について、「事故機が所属するカリフォルニア州の海兵隊ミラマー基地は、3日、機体が着陸の際強い衝撃を受けるとともに燃えたことなどから修復が不可能であると判断し、今回の事故を最も深刻な「クラスA」に認定したと発表しました。」「海兵隊は飛行データを記録した装置の分析などを進めて事故原因を特定し、9月末までに報告書をまとめることにしています。」と報じました。

 オスプレイの今回の事故原因などの情報について、県や岩国市は、国に情報提供を求めていますが、現時点で、明確な回答が寄せられていません。

 アメリカ軍は事故原因を解明すると同時に、情報を日本政府に早急に開示すべきです。日本政府は、アメリカ政府にそのことを求め、事実は、関係する自治体に開示すべきです。

 重大事故をわずか2ヶ月で2回起こしたオスプレイは、沖縄で岩国で全国で訓練を行うべきではありません。日本政府は、米側に、オスプレイの訓練中止を求めるべきです。

 また、岩国基地には、普天間基地に追加配備される予定のオスプレイ1機がいまも駐機を続けています。

 岩国に残されたオスプレイ1機について、しんぶん赤旗日刊紙は8月31日に、「『1機は岩国にいる。いまシステムのチェックをしている。いつ普天間に配備されるかわからない』オスプレイの飛行士であるギューズマン大尉は記者団にこう述べ、岩国基地に残っている1機は機体に不具合があるため、30日の編成式典に間に合わなかったことを認めました。」と報道しました。

 山口県と岩国市は、国に、1機が岩国に残っている理由を問いただしていますが、具体的な理由が説明されていません。

 岩国に残ったオスプレイがどのような不具合があり、駐機したままなのか、アメリカ軍は日本政府に説明責任を果たすべきです。

 人命軽視で、アメリカ軍がオスプレイの訓練を強行すれば、沖縄や岩国をはじめとする国民の怒りは燃え上がるでしょう。

 日本共産党中国ブロック国会議員事務所主催で、明日、午後、仁比参議院議員と一緒に、中国四国防衛局との交渉を行います。

 その中で、私は上記のことを直接、国の担当者に問い質したいと思います。

 オスプレイの事故などの問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

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