13日付、しんぶん赤旗「日曜版」は、政府が安保3文書に基づき全国各地で基地強化や民間空港・民間港湾の軍事利用を拡大していると次のように報じました。
「政府は安保3文書に基づき全国各地で基地強化や民間空港・民間港湾の軍事利用を拡大しています。防衛省は敵基地攻撃も担う長距離ミサイル(スタンド・オフ・ミサイル)保管のために増強する大型弾薬庫として祝園分屯地(京都府)など4カ所を明らかにしています。戦争継続には大量の弾薬が必要です。防衛省は2032年度までに全国で弾薬庫130棟を建設する方針。日本共産党の赤嶺政賢衆議院議員に同省が提出した資料によると、その費用が予算化された施設は前出の4カ所を含め19都道府県、50カ所にも。自衛隊が敵基地攻撃した場合、相手からの報復攻撃で『大規模な被害が生ずる可能性』(浜田靖一防衛相=当時、23年2月6日)があると政府は認めています。こうした弾薬庫は真っ先に標的になる危険があります。標的になるのは弾薬庫だけではありません。防衛省は全国約3000の自衛隊基地を核攻撃にも耐えうるようさらに強化する計画です。さらに政府は民間空港・港湾の軍事利用を拡大し、必要な整備を行う方針です。その対象施設=『特定利用空港・港湾』として10道県の8空港・20港湾も指定(8月26日時点)。こうした公共インフラも報復攻撃の対象になりかねず、全国どこでも戦場になる危険があります。」
この記事には、「全国で進む弾薬庫増強や『特定利用空港・港湾』の指定」という図があります。
県内では、特定利用空港・港湾はありませんが、弾薬庫増強として、「小月航空基地、見島分屯基地」とあります。
私は、この記事を書かれた記者の一人である前田泰孝さんに問い合わせをして資料をいただきました。
一つは、2023年2月の防衛省が提出した「令和5年度予算案における火薬庫整備について」です。
この中に、見島分屯基地があり、1棟、建替工事、約2億円とあります。
二つは、2024年1月の防衛省が提出した「令和6年度予算案において火薬庫の整備について約222億円を計上しており、その対象施設は以下の通りです。」とされる資料です。
この中に、小月航空基地があり、棟数は明記されず、関連施設、実施設計・工事とされています。
今年度予算における小月航空基地での弾薬庫の整備内容について引き続き調査したいと思います。
私は、21日付で、県総務部に、①県は、これら事実を、防衛省に照会し、内容を県民に公開すべきだが尋ねる②これら事実が明らかなら、県として、防衛省に、住民説明会の開催を求めるべきではないか尋ねるーという点について照会しました。回答が届き次第、報告したいと思います。
全国の自衛隊基地で弾薬庫の増強工事が行われています。これらの問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。
No comments yet.
コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。
メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。