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宇部市厚東地区から県に10年前から厚東川堤防外側の草刈りに支援を求める要望が出されています

私は、6月25日、一般質問で登壇しました。
 今日は、厚東川堤防外側の草刈りについて報告します。
 厚東地区振興協議会は、県に10年前から厚東川堤防外側の草刈りを要望していますが、回答は「地域住民のボランティアでお願い」したいーで、県は、地域住民に何の支援もしていません。
 私は、厚東川堤防外側の草刈りを行う地域住民を支援するために、①県きらめき道路サポート事業を河川にも適用すること②河川環境美化活動助成事業を抜本的に拡大すること③県独自の農業農村整備事業を実施することーを提案しました。
 ①②について大江土木建築部長は「県では河川内の草刈りについては、治水上の観点から必要がある場合には、河川管理者が実施することとしており、一方、堤防外側等の草刈りについては、環境美化の観点から、地域住民の方々に実施していただいている。地域の方々に草刈りを実施していただく際には、河川に対する愛護意識を醸成し、環境美化への自発的な取組を促すことを目的とした河川環境美化活動助成事業により、支援を行っているところです。このように、県では、河川内の草刈りを実施するとともに、環境美化活動に対する団体への支援も行っていることから、『きらめき道路サポート事業』の河川への適用や、河川環境美化活動助成事業の抜本的拡大は考えていない」と答えました。
 ③について太田農林水産部長は「地元振興協議会の要望箇所は河川堤防施設であり、農地・農業用施設ではないことから、その敷地内の草刈りを県独自の農業農村整備事業で実施する考えはない。なお、県では、農地・農業用施設の草刈りなどの地域活動に対し、日本型直接支払い制度に基づいて実施した場合に支援を行っている」と答えました。
 土木建築部長は、河川環境美化活動に対する団体へ支援を行っていると言いますが、要望箇所の草刈りには支援を行っていません。
 農林水産部長は、要望箇所は河川堤防施設であると言いますが、堤防と農地は隣接しており、堤防の草刈りを行わなかった場合、農地の維持が困難になることから、農家の方々は、堤防の草刈りを身銭を削って行っておられるのです。この農家のご苦労を汲む答弁ではないことがとても残念です。
 県は、今後も、要望箇所の草刈りに対して何も支援しないということはとても残念です。
 厚東地区振興協議会は、これからも要望を続けていかれると思います。県が、要望に向き合い、何らかの対応を取ることを引き続き求めていきたいと思います。

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