本日、映画「嗚呼満蒙開拓団」の上映会を宇部市シルバーふれあいセンターで行いました。
190人の方に足を運んでいただき感謝しています。
2時からの上映には、130名の方が来られました。急遽椅子を増やすなどの対応をしましたが、狭い想いをさせたことに主催者としてお詫びいたします。
また、スクリーンが低いので字幕が見づらかったという意見もいただきました。
また、入口が前にしかないというのも主催者泣かせです。
宇部市には映画を自主上映するための小規模の施設が少ないことに、この映画を準備する中で痛感しました。
更に、ビデオデッキは備え付けられていましたが、DVDを上映するのに中々苦労しました。
文化都市宇部市として改善を強くお願いしたいと思います。
さて、当日券が50枚以上出ました。
また、直接、満蒙開拓団に入っていたとか、少年義勇軍に入っていたとか、満州に関係する方に数多く足を運んでいただきました。
宇部市にも数多く満州から命からがら帰ってこられた方が多いことがわかりました。
感想文が数多く寄せられました。
「国の政治のやり方一つで多くの国民は無駄な死を迎えたのだと思いと非常に残念です。」との感想は、私も全く同感です。
映画の中で、満州から命からがら帰国された金丸キヌ子さんがこう語ります。
「いまだに沖縄の話しを聞くと似ているし、薬害の話しを聞くと、結局は誰も責任をとってくれない、守ってくれないというのは同じだなと思います。」
映画の中に出てきた方正日本人公墓を2008年1月に北京に駐在する宮本雄二大使が参拝したと映画のパンフレットの中で、方正友好交流会の大類事務局長が書いています。
「しかし未だ、日本の最高責任者からは公墓に関する言葉はない。」と大類さんは文書を結んでいます。
政府は、満州で国民を棄民した事実を認め、関係者への謝罪と補償をこれからでも行うべきです。
このことをこの映画を本日改めて観て痛感しました。
宇部市上映会を見逃した方は、11日(火)県婦人教育文化会館で2時と6時から上映会がありますので是非、足を運んでください。
採算的にも黒字となり、事務局を務めた者としてホッとしています。
映画上映にご協力いただいた皆さんに感謝いたします。
1回目の上映会。詰め込め過ぎてすみません。
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